幼稚園のお弁当3原則
幼稚園のお弁当は、子供が一人で食べれるように家で食べる食事よりも気を付けなくてはいけません。
- 食べきれるサイズにする
- 食べ慣れたものにする
- 食べやすいものにする
原則①:食べきれるサイズにする
3歳~4歳の春から幼稚園に入園した年少さんにおすすめのお弁当箱のサイズは250mlです。
とても小さいので大人から見ると、この量で足りるの?と心配になるかもしれません。
しかし3歳~4歳の子供にとっては、それでもちょうど良いサイズです。
小食の子ならこの量でも多くて食べきることができないこともあります。
また、普段家でよく食べる子でも、幼稚園に行ってみんなと一緒だと緊張してうまく食べれないということもあるんです。
そのため、幼稚園入園の最初のお弁当箱は250mlのサイズがおすすめです。
子供が「お弁当足りなかった」と言ってきた時がサイズアップのタイミングです。
まずは、全部食べ切れるサイズにしましょう。
原則②:食べ慣れたものにする
幼稚園に持っていくお弁当を作るとなると、彩りや栄養バランスを考えて食べてもらいたいと思う親心があると思いますが、幼稚園年少さんで初めてお弁当を作る時は栄養バランスを考える必要はありません。
お弁当だからと、いつもと違ったメニューになると食べれないこともあります。
幼稚園年少さんのときは、好きなものをメインに入れてあげることが基本です。
お弁当に入れたいと思っているものがあるのであれば、夕食などで一度作って食べてみてもらうようにしましょう。
初めての幼稚園で家とは違う場所、人と食べるので、食べたことのあるもののほうが安心できますよ。
原則③:食べやすいものにする
家では、食べにくい物や落としそうな時は親が手伝えますが、幼稚園ではお弁当を机の上に用意するところから自分でしなくてはいけません。
そのため、お弁当箱を購入したら幼稚園入園前にお弁当を食べる練習をしておきましょう。
お弁当箱を開ける練習からスタートして、 箸やフォークで食べることができるか、食べにくそうなおかずはどれかを確認しておきましょう。
ご飯はそのまま詰めるよりも、おにぎりのほうが食べやすくておすすめです。
一口サイズの小さいものを入れるようにしましょう。
ハンバーグなどおかずをそのまま入れてしまうと小さいお弁当箱なのですぐにお弁当箱が埋まってしまいます。
大人ならお箸で一口大に分けることが出来ますが、まだお箸が上手に使えない幼稚園児には小さく切って入れてあげたほうが食べやすいです。
また、出来るだけ重ねて詰めないようにした方が落とすリスクも少なくなりますし、フォークでも取りやすいです。
ピックなどを使って手で食べれるようにしてあげるのもおすすめです。
幼稚園のお弁当作りのコツ
幼稚園のお弁当を美味しく食べてもらえる作り方のコツを覚えておきましょう。
- 完食の達成感が味わえるようにする
- 嫌いなものは入れない
- 食べる意欲がわくデコレーション
- 食中毒に注意
コツ①:完食の達成感が味わえるようにする
幼稚園では、給食やお弁当の時間が決まっているので、時間内に食べきることができなければいけません。
幼稚園の年少さんのお弁当作りで大切なことは、「全部食べれた」という自信を付けさせてあげることです。
空っぽのお弁当箱を持って帰って来てくれた方が、作った側も嬉しいですよね。
お弁当の時間内に楽しんで食べることが出来る量を見極めてあげることが大切です。
コツ②:嫌いなものは入れない
幼稚園のお弁当作りのコツは、お弁当の量だけではなく、内容も重要です。
家では、好き嫌いをしないように、栄養バランスのためにといろいろなおかずにチャレンジさせていると思いますが、幼稚園のお弁当は全部食べ切れるようにすることが一番のポイントです。
幼稚園年少さんだと、まだまだ好き嫌いも多いと思います。
栄養バランスも気になるかもしれませんが、ママやパパがいない食事の時間も初めてのことなので、食べるものには不安がないように嫌いなものはいれずに、食べれるものを入れてあげましょう。
年中さん・年長さんになると周りのお友達が食べているのをみて、自分も頑張ろうかな…と思う気持ちが出てきていることもあります。
幼稚園に慣れてきて、いつものお弁当が問題なく食べれてるようだったら、少しずつ苦手なものにチャレンジできるように本人と話し合いながら進めていきましょう。
コツ③:食べる意欲がわくデコレーション
幼稚園では、ママやパパがいないので、心配や不安でソワソワしていることもあると思います。
お弁当を開けた瞬間に嬉しくなるようなデコレーションをしてあげると、みんなで食べるお弁当も楽しい!幼稚園楽しい!と思ってもらえるはずです。
子供のお弁当=キャラ弁というイメージですが、幼稚園年少さんの時は、食べやすさ重視なので凝ったキャラ弁にこだわらなくても大丈夫です。
好きなキャラクターや乗り物・動物などのピックや型抜きなどを使うだけでかわいいお弁当になります。
小食の子でも、好きなキャラクターのピックが刺さっているおかずなら喜んで食べてくれることもあります。
コツ④:食中毒に注意
お弁当を作る時に一番気を付けなくてはいけないのが、食中毒です。
大人なら、開けた瞬間少し臭ったり一口食べた時の異変をすぐに感じることができますが、幼稚園の子には難しいことです。
小さな子供の食中毒はお腹を壊すだけではなく、重篤な症状が出る場合もあるので細心の注意をはらいましょう。
お弁当箱の消毒や作る時の手洗いも基本ですが、しっかり冷ましてから詰めたりフタをするようにして、水分が多いおかずは避けるようにするようにしましょう。
夏場は保冷材や抗菌シートなどを使って、対策をしておくことが大切です。
幼稚園のお弁当におすすめ簡単おかず
忙しい朝でも簡単にできて、幼稚園児が喜ぶおすすめのおかずです。
- 卵焼き
- からあげ
- ハンバーグ
- エビフライ
- キャロットラペ
- さつまいもの甘露煮
- ほうれん草のコーンバターソテー
- マカロニサラダ
- シュウマイ
- 魚のフリッター
簡単おかず①:卵焼き
数種類のおかずを作る時に、何度もフライパンを洗うのは手間ですよね。
お弁当の基本、卵焼きはフライパンを使わずにレンジでも簡単に作ることができます。
幼稚園のお弁当は毎日のことなので、入れるおかずに迷った時も、卵焼きは味付けや中に入れる具材を変えることができるので助かりますね。
簡単おかず②:からあげ
幼稚園児だけでなく、みんな大好きなからあげは、お弁当に入れると喜ばれるおかずです。
下味をつけたり衣付けや揚げる作業が大変と思われがちですが、下味は焼き肉のタレで簡単につけれますし、大量の油を用意しなくてもオーブンやトースターでも作ることができるので他のことをしながら簡単にからあげ作りができます。
火の通りを早く確実にするためと、幼稚園のお弁当に入れやすくて食べやすくするためにも、鶏肉は小さめに切ることがポイントです。
簡単おかず③:ハンバーグ
幼稚園児が喜ぶハンバーグは、冷凍できるお弁当おかずです。
小さめのハンバーグをたくさん作って冷凍しておけば、忙しい朝でもハンバーグをお弁当に入れることができます。
夕食のハンバーグを作る時にお弁当用の小さいものを作っておくのもいいですね。
簡単おかず④:エビフライ
お弁当に揚げ物を作るのは大変と思うかもしれませんが、エビフライも揚げずにトースターで作ることができるので、意外と簡単お弁当おかずの一つです。
幼稚園のお弁当には、大きな海老よりも小さいむきエビなどの方がサイズ的にも詰めやすく、幼稚園の子でも食べやすいです。
衣をつけた状態で冷凍することもできるので、時間のある時に仕込んでおくと朝のお弁当準備が楽になりますよ。
簡単おかず⑤:キャロットラペ
彩りよいお弁当にするための副菜で幼稚園児でも食べやすいのがキャロットラペです。
作り置きおかずとしても使えるので作っておくと便利ですよ。
ピーラーを使えば、包丁なしで簡単にできるのでにんじんの皮を剥くついでに作れます。
幼稚園のお弁当用には、子供が好きなカレー粉を入れて作るとおいしく食べてくれますよ。
簡単おかず⑥:さつまいもの甘煮
甘めのおかずも幼稚園のお弁当では喜ばれます。
野菜は苦手だけどさつまいもなら食べれるという幼稚園児も多いのではないでしょうか。
お弁当が入っているから気を付けるということが難しい幼稚園児のお弁当はスキマがあるとずれやすいです。
食べ切れる量にすることは基本ですが、スキマがないように詰めることもおいしく食べてもらいためには必要です。
スキマおかずとして使いやすいさつまいもの甘煮はレンジでも簡単に作れるので、幼稚園のお弁当にもピッタリです。
簡単おかず⑦:ほうれん草のコーンバターソテー
緑の野菜も食べれるという子の幼稚園弁当には、子供が大好きなコーンとバターを合わせてほうれん草のコーンバターソテーがおすすめです。
緑の野菜が入るだけで一気に彩りもよく栄養バランスもグッとあがりますよね。
ほうれん草を切るだけで簡単にできるので、野菜も食べれる!という子の幼稚園のお弁当にぜひ入れてあげてください。
コーンがバラバラにならないようにおかずカップに入れてあげてくださいね。
簡単おかず⑧:マカロニサラダ
子供が大好きなサラダといえば、マカロニサラダやポテトサラダですよね。
真夏のお弁当には少し不向きですが、幼稚園のお弁当に入っていると喜ばれるサラダです。
野菜が苦手でもマヨネーズ味なら食べれるいう子も多いです。
キュウリ・たまねぎ・にんじん・コーンなどをいれて彩り良くしましょう。
マカロニはいろいろな形のものがあるので、幼稚園のお弁当で喜びそうな可愛い形のものを選ぶこともできます。
アルミカップに入れてチーズをのせてオーブンで焼けば簡単にグラタン風にアレンジすることもできます。
毎日同じものでは飽きられてしまう幼稚園のお弁当には、アレンジしやすいおかずで乗り切りましょう。
簡単おかず⑨:しゅうまい
しゅうまいは蒸し器がないと作れないと思われがちですが、レンジでも簡単に作れます。
また、しゅうまいは皮に包むのが大変ですが幼稚園のお弁当で喜ばれるおかずにするなら、肉だねの周りにコーンをまぶした、コーンしゅうまいが可愛くておすすめです。
枝豆や角切りにしたにんじんなどでも出来ます。小さめに作ってお弁当に入れると彩りも良くなるので幼稚園のお弁当にピッタリです。
簡単おかず⑩:魚のフリッター
魚好きの子の幼稚園のお弁当には魚のフリッターが食べやすくておすすめです。
焼き魚は簡単にできますが、骨がある可能性もありますし、自分で切り身をほぐして食べるのは幼稚園児にはまだ難しいです。
刺身用の魚をカットして、衣をつければその心配もいりません。
衣にカレー粉や粉チーズを混ぜると、ソースなしでも食べれるので幼稚園のお弁当に入れやすいです。
幼稚園のお弁当アイデア例
幼稚園のお弁当には、おかずだけでなく見た目も可愛く美味しく食べてもらうための工夫が必要です。
いろいろなアイデアを参考にして我が子にピッタリの幼稚園弁当を作ってあげましょう。
- ピックで可愛く食べやすく
- センス不要の簡単デコ
- 型抜きがあればてテクニックいらずで華やかに
- 顔デコレーション
- 麺類を入れるときも一工夫
- キャラクター弁当
- 卵焼きアレンジ
- サンドイッチは食べやすいクルクルサンドに
- 市販品も上手に使う
- ぶぶあられで可愛くデコレーション
幼稚園のお弁当アイデア①:ピックで可愛くたべやすく
ピックを使うことで簡単に可愛い幼稚園のお弁当が出来上がります。
そのまま入れると食べにくい枝豆などもピックにさせば、幼稚園児でも食べやすくなります。
キャラ弁だと食べにくさが出てしまうときは、幼稚園児が好きなキャラクターのピックを使うことで簡単に喜ぶお弁当にすることができますよ。
ピックをつかったお弁当
幼稚園のお弁当アイデア②:センス不要の簡単デコ
キャラクターのお弁当を作ろうと思ったらセンスが問われますが、センス不要の簡単に喜ぶ幼稚園のお弁当にするには幼稚園のお弁当に欠かせない、ウインナーを飾り切りしましょう。
切り込みを入れて焼くだけなので、誰でも簡単にできます。
ウインナーの飾り切り
スキマおかずの定番、ちくわキュウリも穴にコーンや枝豆を入れて、ゴマで目をつけるだけで簡単に可愛いちくわどりの完成です。
いろいろ中身のちくわどり
幼稚園のお弁当アイデア③:型抜きがあればテクニックいらずで華やかに
自分で形を作ったり切るのが苦手な人は、型抜きで簡単に可愛いお弁当にしましょう。
ハム・チーズ・海苔・薄焼き卵・にんじんなど型抜きできるものはたくさんあります。
形もたくさんあるので、幼稚園のお弁当に入れると喜びそうなものを選びましょう。
型抜きしたものをおにぎりやハンバーグにのせるだけで十分可愛い幼稚園のお弁当になりますよ。
幼稚園のお弁当アイデア④:顔デコレーション
おにぎりやハンバーグは可愛くデコレーションしやすいお弁当です。
海苔やスライスチーズを使って目や鼻をつけるだけで、動物などは簡単にできます。
包丁やはさみを使って作らないといけないので大変ですが、絶対に喜ばれる幼稚園のお弁当になりますよ。
うさぎのデコ弁
幼稚園のお弁当アイデア⑤:麺類を入れるときも一工夫
パスタや焼きそばを入れるとき、そのまま入れるのではなく、ご飯の上に置いてクルクルヘアーの女の子キャラ弁にしてみましょう。
海苔などで目や口をつけるだけで簡単に可愛いお弁当になります。
幼稚園でもみんなに注目されるかもしれませんね。
焼きそばで女の子
幼稚園のお弁当アイデア⑥:キャラクター弁当
幼稚園のお弁当でキャラ弁を作ってあげたい人は、まずはアンパンマンからチャレンジしてみましょう。
お弁当がスタートしたばかりの幼稚園年少さんならまだまだアンパンマンが大好きな年頃です。
ウインナー、かにかま、魚肉ソーセージ、梅干しなどアンパンマンの顔を作るのに向いている食材は意外と多く、形も丸形でいいので失敗なく作りやすいですよ。
幼稚園のお弁当アイデア⑦:卵焼きアレンジ
お弁当に欠かせない卵焼きは、普通に切るだけでなく切り方や置き方を工夫して幼稚園のお弁当に入れましょう。
ハートの卵焼きは作り方はいつも通りで、切るときと詰めるときに工夫するだけなので簡単です。
野菜を入れて彩りよくしたり、カニカマでリンゴを作ったりすることもできるので、卵焼きアレンジを知っておくと毎日の幼稚園のお弁当に役立ちます。
カニカマりんご
幼稚園のお弁当アイデア⑧:サンドイッチは食べやすいクルクルサンドに
幼稚園のお弁当にサンドイッチを持っていく時は、食べやすいようにクルクルサンドにしまよう。
挟むだけでは幼稚園児が食べるときにはずれてしまったり中身が出てしまうことがあります。
幼稚園で一人で落とさずにキレイに食べれるようにしてあげましょう。
ラップで包めば手も汚れません。
ラップなら絵を書くことができるので、キャラ弁が苦手でも絵を書くのが得意なら子供が喜ぶお弁当にできますね。
幼稚園のお弁当アイデア⑨:市販品も上手に使う
毎日の幼稚園のお弁当のためにキャラクターやデコレーションを考えるのは大変ですよね。
最近は、市販品で形を切り抜いてくれている海苔や、食べれる転写シート、キャラクターのかまぼこなどがたくさん売られています。
おにぎりなどに乗せるだけで喜ばれる幼稚園のお弁当がつくれるので、どんどん活用しましょう。
市販のデコかまぼこ入りお弁当
幼稚園のお弁当アイデア⑩:ぶぶあられで可愛くデコレーション
ぶぶあられはカラフルなので幼稚園のお弁当のデコレーションにピッタリです。
ブロッコリーなどにそのまま飾るだけで可愛くなります。
ぶぶあられをエビフライやからあげの衣にすると彩りや食感が楽しめます。
幼稚園のお弁当をかわいく仕上げるコツは?
幼稚園のお弁当で一番大切なのは食べやすさです。
キャラ弁やデコ弁が人気で、簡単に作れる道具もたくさん売られていますが、幼稚園のお弁当には少し食べにくいかもしれません。
子供が喜ぶかわいいお弁当に仕上げるコツは、型抜きやピックを使うのがおすすめです。
おにぎりやハンバーグも型抜きされた海苔やチーズがのっているだけでかわいくなりますし、食べやすさも変わりません。
海苔で型抜きしたニコニコのお顔をつけるだけでも十分可愛いので、こだわったキャラ弁にとらわれずに幼稚園で食べやすいお弁当を作ってあげてくださいね。
おすすめのお弁当本
初めての幼稚園でお弁当を作るママでも簡単にできる可愛いお弁当がたくさん載っています。
年少さんだけでなく、年中さん、年長さんにおすすめのレシピや時間がない時の簡単レシピも乗っているので、幼稚園に通っている期間ずっと役立つ一冊です。
幼稚園のお弁当は可愛さや栄養バランスだけでなく、食べやすさの工夫をしよう
お弁当作りがスタートすると、どうやって可愛くしようか、栄養バランスの良いメニューにしようか、と考えることが多いですよね。
しかし、幼稚園に入園したばかりの年少さんは、親元を離れること、お友達と食事をすること、準備から片付けまで全部一人ですること…すべてが初めてです。
楽しいお弁当の時間にしてあげるためには、見た目や栄養バランスたけでなく、上手に食べれる工夫、残さず食べれるメニューにしてあげてくださいね。
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