DIY初心者が気軽にDIYを楽しむポイント
DIY初心者の方がDIYを楽しむためのポイントを4つ紹介していきます。
とても基本的なことが多いのですが、DIY初心者の方にとってはとても大事なことになっているので再度確認してみてください。
- 作りたいものの完成形を想像する
- 棚や箱など四角いものから始める
- 既製品を取り入れる
- 工具を使う時に無理をしない
ポイント①:作りたいものの完成形を想像する
DIYは事前の準備が大切です。
特にDIY初心者の方にとって、綺麗に失敗せずにできるかは作業を始める前の完成形のイメージ作りと計画が重要になってきます。
完成形をイメージして、ワクワクしながらDIYを始めていきましょう。
ポイント②:棚や箱など四角いものから始める
DIY初心者の方が初めから難しいものに挑戦してしまうと、せっかく始めたのに途中で挫折してしまう確率があがってしまいます。
なので初心者のうちは無理をせずに簡単なものから始めていきましょう。
比較的簡単に作ることができるものが、棚や箱などの四角いものなので、DIY初心者の方はそこから始めるのがおすすめです。
ポイント③:既製品を取り入れる
初心者の方でも簡単に作れるものの例として棚や箱を挙げましたが、もうひとつ簡単に作れるものとして初心者の方におすすめしたいのが、既製品を取り入れたり組み合わせたりしてDIYする方法です。
簡単にちょっとおしゃれなものや凝ったものを作ることができるので、ぜひ既製品を取り入れたDIYをしてみてください。
ポイント④:工具を使う時に無理をしない
工具などを使う時に、初心者の方は慣れていないため力が入りすぎてけがをしてしまうことがあります。
痛い思いをしてせっかく始めたDIYが嫌になってしまうのはとてももったいないので、DIY初心者の方は無理はせずに、軍手などもちゃんと着用してけがを防止するようにしてください。
DIY初心者におすすめの木材
さっそくDIYを始めようと思っていざホームセンターの木材コーナーに行ってみたけど、木材の種類の多さに圧倒されてしまったというDIY初心者の方も多いのではないでしょうか。
初心者の方は比較的安い木材を選ぶことが多いと思いますが、安い木材の中には加工しにくい木材もあるので、加工がしやすいものかどうかを木材の種類で見極める必要があります。
ここではDIY初心者の方でも加工のしやすい木材の種類を4種類紹介していきます。
ぜひ木材を買う時の参考にしてみてください。
- マツ(パイン)
- ウエスタンレッドシダー
- ヒノキ
- スギ
おすすめ木材①:マツ(パイン)
木材自体の強度はとても高いのですが、加工は簡単という素晴らしい素材です。
他の木材に比べて樹脂成分が高いため、木材の中でも比較的耐水性に優れています。
最初の見た目は白っぽいのですが、使いこむことで温かみのある飴色のツヤが出てくるので家具に使われることが多いです。
木目のないものは高価ですが、木目のあるものはリーズナブルな価格になっています。
おすすめ木材②:ウエスタンレッドシダー
こちらのウエスタンレッドシダーもマツ(パイン)同様、耐久性の高さと加工のしやすさを兼ね備えた木材で、DIY初心者の方にはおすすめの木材となっています。
見た目はスギに近い赤みのある色になっていて、別名では米スギと呼ばれています。
屋外で使用できるくらいの耐久性の高さを持っているので、ウッドデッキなどに使われることの多い木材です。
おすすめ木材③:ヒノキ
とても人気の高い木材で、耐水性・耐久性・防虫性の高さは世界でもトップレベルと言われている木材です。
独特のいい香りがあり、色も「上品な白」と表現されているくらいの綺麗な見た目をしています。
古くから人気がある木材ということもありとても高価ですが、他の木材に比べてゆがみなどが少ないため初心者にも加工がしやすい素材となっています。
おすすめ木材④:スギ
スギは柔らかく加工がしやすいため、DIYによく使われる代表的な木材です。
安く手に入れることができ、家具や家を建てる時の材料としても使われます。
見た目は他の木材に比べて少し赤みがあり、木目も比較的しっかりしているのが特徴的です。
表面を黒く焼き、炭化させることによって耐久性を高めて使用することもあります。
木材についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しているのでぜひご覧ください!
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DIY初心者におすすめの棚の作り方
DIY初心者の方でも作りやすいものといえば棚があげられますよね。
今回は棚の中でも最も作りやすい、100均のアイテムを使った初心者の方でも簡単にできるすのこの棚の作り方を紹介していきます。
YouTubeのわかりやすい作り方の動画も乗せておくので、ぜひ合わせて確認してみてください。
また、すのこの棚を作るときに準備するものは以下の通りになっています。
- すのこ(45×20) 7枚
- 釘セット 12~25㎜
- 木ネジセット 10~20㎜
- 水性ニス
- ウォールナット
- ミニミニフック 6P
次に手順を紹介していきます。
- 両サイドの柱になる部分を選ぶ
- 棚の足を作る
- 一番上の棚を作る
- 棚になる部分の準備をする
- 柱と棚の部分を組み合わせる
- 柱の方からも木ネジセットで固定する
- 横の柱の余分な部分を切り落とす
- 仕上げ
手順①:両サイドの柱になる部分を選ぶ
100均で購入できるすのこはまったく同じような大きさや形に見えても、どこかしら少し歪んでいてうまく組み合わせられないということもあります。
なのであらかじめいろいろな組み合わせを試してみて、重要な柱になる用のゆがみの少ないすのこを2枚選んでおきましょう。
手順②:棚の足を作る
さっき選んだゆがみの少ない2枚のすのこを使って、棚の足になる部分を作っていきます。
今回使用する100均のすのこは4枚の細い板と3本の角材から成っているものです。
すのこを立てた時に下に来る方の板を切り落としていくのですが、4枚ある板のうち真ん中の2枚だけを角材に沿って切り落としていくようにしてください。
真ん中の2枚の板を切り落とすことができたら、両端の切り落とさなかった板を加工していきます。
板の端のライン上で内側から1㎝のところと角材の内側の接点のところに点を打って、斜めに結んだ線のところをのこぎりで切りましょう。
手順③:一番上の棚を作る
3段あるうちの一番上の細い棚を作っていきましょう。
上から2段目3段目の棚はすのこの板の枚数が4枚の状態で使っていきますが、一番上の棚は半分の2枚の板の状態で使っていきます。
すのこが半分の大きさになるように角材の部分を切っていきます。
一番上の棚には角材が飛び出ていない方の板を使うようにしてください。
手順④:棚になる部分の準備をする
棚になる部分の板を加工しやすいように準備していきます。
両サイドの柱になる部分を立てた状態にして、それぞれの棚になるすのこを柱の角材の下に付けるように合わせていきます。
一番上になる細い棚のすのこと柱の角材の接点のところと、2段目3段目の棚のすのこと柱の角材の接点のところに、角材に沿った線を引いていきます。
線が引けたら、線の外側の板の大体中心にキリで穴を開けていきます。
一番上の細い板は両端全部に穴をあけて、2段目3段目の板は4枚あるうちの外側の2枚だけに穴を開ければいいです。
先にキリで下穴を開けておくことによってすのこが割れにくくなるので、薄い木材や割れやすい木材に釘を打つときは下穴を開けるのをおすすめします。
手順⑤:柱と棚の部分を組み合わせる
柱になる部分の角材の上にボンドを付けていきます。
角材全部につけるのではなく、角材と棚のすのこの板の接する部分だけにボンドが付いていれば大丈夫です。
ボンドで仮止めができたら、先ほどキリで開けておいた部分にくぎを打っていきます。
釘を打つ場所は1段につき4箇所で、それが3段分であるので全部で12が所に打つことになります。
手順⑥:柱の方からも木ネジセットで固定する
先ほどは棚の上から釘を打って棚を固定しましたが、今度は柱の方から木ネジセットを使って固定して、さらに強度を高めていきます。
柱側あら木ネジセットで固定するときも、すのこが割れないようにあらかじめキリで穴を開けてから固定するようにしてください。
手順⑦:横の柱の余分な部分を切り落とす
一番上の棚を細くしたぶん横の柱の部分が余分になってしまっているので、階段状になるように横の柱の余分な部分を切り落としていきます。
組み立てる前から切り落としておいてもいいのですが、組み立ててから切り落とした方が寸法のミスがなくなるのでおすすめです。
手順⑧:仕上げ
はみ出たボンドをしっかり拭き取ってから、のこぎりで切った部分にやすりをかけていきます。
断面が平らになったところで、全体にニスを塗って乾かしたら完成です。
DIY初心者におすすめの100均素材を使ったDIYアイデア
ここでは100均で売られている既存のアイテムを組み合わせて作る、初心者の方でも簡単にできるDIYのアイディアを紹介していきます。
簡単にできるものばかりなので、DIY初心者の方はぜひ参考にしてみてください。
- アルファベットオブジェのシェルフ
- 折りたたみミニテーブル
- 持ち運びできる小物入れ
- 小物入れ
- 飾り棚
- お家型の棚
- ブックスタンド
- ディスプレイ
アイデア①:アルファベットオブジェのシェルフ
100均で購入できるアルファベットのオブジェと板を使った簡単にできて、とてもおしゃれに見えるシェルフです。
アルファベットは基本的に好きなものを選んでも大丈夫ですが、板との接地面が大きくなっている文字を使った方が棚自体が安定するので、心配な方は接地面が大きいものを選ぶようにしてください。
アイデア②:折りたたみミニテーブル
100均で150円で購入できるレジャー椅子・木の板・吊り下げフックを使った簡単DIYです。
レジャー椅子の骨組みの部分と木の板を固定する時に吊り下げフックを使うことによって、折りたたむことも高さを調節することもできるようになっている、素晴らしいアイディアで作られたミニテーブルです。
釘やのこぎりなどの工具も一切使わないので、DIY初心者の方でも気軽に挑戦できるものになっています。
アイデア③:持ち運びできる小物入れ
100均で購入できるボックスとカッティングボードを組み合わせた小物入れです。
1から全部自分で作るとなるととても大変な小物入れですが、既存のアイテムを使うだけで簡単に作ることができます。
簡単に組み立てられる分、塗装やデザインにたくさん時間をかけることができるので、より楽しみながら作ることができるので既存のものをどんどん有効活用していきましょう。
アイデア④:小物入れ
100均で購入できるカゴを2つと蝶番・アーチ型留め金具で作ることができる小物入れです。
動画ではカゴを使っていますが、カゴではなくボックスを2個使って作ってみるなど、少し工夫すれば全く違う雰囲気の小物入れを作ることができます。
DIY初心者の方がカゴやボックスを選ぶときは、蝶番などが付けやすい、木の板が薄いものや柔らかいものを選ぶようにするのがおすすめです。
アイデア⑤:飾り棚
フォトフレームと飾り棚・フックを組み合わせて作ったおしゃれな飾り棚です。
フォトフレームと飾り棚を塗装することによって、まったく違う色味とパーツを組み合わせたものなのに、元から一緒になっていたものだったかのようなクオリティの高い飾り棚を作ることができます。
塗装をマスターしてしまえば、部屋の雰囲気に合わせることが簡単にできるようになるので、少し手はかかりますがぜひ塗装にはチャレンジしてみてください。
アイデア⑥:お家型の棚
100均で購入できるウッドパネルを使った簡単にできるDIYです。
小さめの棚ですが、一切工具などは使わずに作られたものになっています。
100均には様々な大きさの木材などが売られているので、木材のカットが苦手な方やDIY初心者でカットに自信がないという方は、まず自分の作りたい大きさのもののサイズに合った木材はあるかを探してもいいですね。
アイデア⑦:ブックスタンド
100均のつっぱり棒とワイヤーメッシュを使ったすこし大きめのブックスタンドです。
ワイヤーメッシュを何枚か組み合わせて作るのではなく1枚のワイヤーメッシュを曲げて作ることで、お店で買ってきたようなきれいな仕上がりになります。
ですがワイヤーメッシュは堅くて曲げにくい素材になっているので、曲げる時はしっかり軍手などをして、けがをしないように注意して行うようにしてください。
アイデア⑧:ディスプレイ
100均の材料だけで作れてしまうのが驚きの大きさとクオリティのディスプレイですよね。
横の部分にはフラワーメッシュを使うという発想のすばらしさに加えて、木の板を固定しないのとフラワーメッシュとワイヤーメッシュを結束バンドで固定することによって折りたたむこともできる優れものとなっています。
フラワーメッシュは塗装ではなく、白のビニールテープを巻き付けて色を変えています。
金属に塗装するのはDIY初心者の方には難しく感じることもあるので、DIY初心者の方はぜひ真似してみて下さい。
おすすめのDIY本
DIY初心者の方がDIYを始める時に心配と感じるのは、自分にもできるかということと、賃貸だからあまり壁などを傷にするわけにはいかないということではないでしょうか。
そんな心配を抱える方におすすめしたいのが学研プラス **で出版されている「部屋をおしゃれにリメイクする本」です。
この本はDIY初心者から上級者まで楽しめるもので、SNSで人気のDIYの実例やリメイク法が載っているだけでなく、賃貸でもできる原状回復可能なテクもたくさん掲載されています。
DIYを気軽に楽しもう
DIY初心者の方が1から何かを作り上げるのは、最初は大変ですよね。
せっかくDIYに興味を持てたのであれば、途中で作るのは大変で楽しくないと思ってしまったらもったいないですよね。
なのでDIY初心者の方は、まずは簡単なものを作ってDIYを楽しむことに重点を置いてやってみるようにするのがおすすめです。
DIYを始めて、自分の暮らしをもっと豊かにしていきませんか?