羊毛フェルトで失敗する人続出
羊毛フェルト失敗例①:首が長い…?
なんか首が異様に長くなった…?
各パーツのバランスが変になってしまった失敗例になります。
キットの表紙と見比べても、顔~首の細長さが目立っていますよね。
ニードルで羊毛フェルトを刺しながら形作る最中に、どんどん細長くなってしまったのでしょう。
刺すことに集中しすぎてもダメなようです。
羊毛フェルト失敗例②:なんか平たくなった…?
キットの表紙と比べて、なんか平たい…?のっぺりしてる…?
羊毛フェルトで綺麗な丸を作れずに横に広がって失敗してしまった例になります。
顔パーツの丸みがうまく出来ず、その結果、耳の固定位置もずれてしまっています。
鼻口のパーツの固定も、初めてではなかなか難しいようですね。
羊毛フェルト失敗例③:目が怖い…
なんか目がヤバい…
各パーツの大きさのバランスが悪く顔パーツが小顔になった結果、目の主張が強くなってしまっているようです。
各パーツで使う羊毛フェルトの量バランスが悪く、手足胴体のパーツが大きいことが分かります。
また、ふんわりとした雰囲気のないゴワゴワとした仕上がりになっています。
羊毛フェルト失敗例④:羊毛が固まってない…?
羊毛がちゃんと固まってない気がする…
ニードルの刺しが甘く、羊毛がきちんと固まらないで浮いてしまっている失敗例になります。
まだきちんと固まっていないままで各パーツを繋げた結果、羊毛が浮いて見えるのです。
羊毛フェルトに初めて触れて、固め加減が分かっていない人が起こしやすいです。
羊毛フェルト失敗例⑤:スリムになった…
丸っこい可愛いマスコットを想像していたのに何か違う…
各パーツによって羊毛の固め具合が違い、繋ぎ合わせたときに変になってしまう失敗例です。
胴体や頭パーツは固め過ぎていて、手足や口ばしは固め足りていません。
各パーツの羊毛の量は良くても、全体的に変な感じになってしまうのです。
羊毛フェルト失敗例⑥:顔の主張が激しい…
なんか顔デカい…?
顔パーツのしずく型がうまく作れずに平たくなってしまった結果の失敗例になります。
正面から見た顔面積が大きく見えるため、顔が大きくなっているのです。
各パーツのニードルの刺し加減もまだ甘く、しっかり固まっていない点も顔を大きく見せる原因になっています。
羊毛フェルト失敗例⑦:小道具パーツが大き過ぎる…
本のパーツが大きすぎて胴体が隠れちゃった…
小道具パーツの大きさを失敗して、キャラ本体を覆い隠してしまった例になります。
作成するキャラが小道具を持っていた場合、そのパーツとの大きさのバランスも大事です。
小道具パーツも含めて、各パーツに必要な羊毛の量バランスを考えましょう。
羊毛フェルト失敗例⑧:頭パーツの位置がおかしい…
下を向いたままで顔を上げてくれない…
顔パーツと胴体パーツの繋ぎ方に失敗し、顔が変に付いてしまった例になります。
各パーツを繋げていく作業は慣れていないとなかなか難しいです。
パーツ同士どことどこを繋げれば良いのか分からないことが多いでしょう。
こまめに確認しながら進めましょう。
羊毛フェルト失敗例⑨:表情に哀愁が漂う…
哀愁漂う表情がある意味かわいい…?
目鼻口のパーツ作りに失敗してしまった例になります。
目や耳などは同じモノを2パーツ作る必要がありますよね。
慣れない人にとって、同じモノを作るのはなかなかに難しい作業です。
口などの細い羊毛で作る部分も初めてでは難しく、失敗してしまいがちです。
羊毛フェルト失敗例⑩:目が飛び出てる…?
目玉パーツがうまく付かず飛び出てる…
目玉パーツの取り付け方に失敗して、キャラの目が変になってしまった例になります。
顔パーツとの大きさバランスを考えて付け場所を決める作業は、なかなかに難しい作業です。
場合によっては顔パーツの直しが必要になったり、慣れないうちは大変です。
羊毛フェルトで失敗する原因
数々の羊毛フェルト失敗例はなぜ起きるのか、羊毛フェルトで失敗してしまうその原因をまとめました。
- 羊毛がしっかり固まっていない
- 表面しかニードルで刺せていない
- 各パーツの繋がりに違和感
- 各パーツのバランスが悪い
- パーツごとに出来映えが違う
それぞれ詳しく見ていきましょう。
失敗する原因①:羊毛がしっかり固まっていない
各パーツのバランスは良いですが、毛羽が目立っています。
もっと刺して毛羽を固めていくとより良い作品になりそうです。
初心者にありがちな失敗は、しっかり固まるまで刺せていないことが原因のことが多いです。
失敗した羊毛フェルト画像を検索してみると、大体が固め不足で毛羽立っていることが分かります。
失敗する原因②:表面しかニードルで刺せていない
ニードルの刺し方が浅いと、表面しか固まらずに中が柔らかいままになってしまいます。
初めてだとニードルの刺し具合が分からないので、表面しか刺せないで失敗してしまうケースが多いです。
中が柔らかいままだと、各パーツの繋ぎ合わせの作業で変形しやすくなります。
形が潰れやすくなり失敗に繋がるでしょう。
失敗する原因③:各パーツの繋がりに違和感
パーツの繋ぎ合わせは、初めての人にはなかなか難しい作業になります。
うまく繋げられずに失敗してしまうケースも少なくありません。
各パーツをどこにどんな風に繋ぎ合わせるのか、イメージを持つことが難しく失敗してしまいます。
顔と胴体を繋げる位置に違和感があったり、左右の目玉パーツが別の方向を向いていたり。
失敗する原因④:各パーツのバランスが悪い
パーツごとに使う羊毛の量バランスに失敗して、違和感ある完成品が出来上がることも多いです。
パーツひとつひとつを独立して作りがちな初心者に多い失敗になります。
真面目に説明書通りに1個ずつパーツを仕上げていると陥りやすい失敗です。
顔・胴体・手・足・模様などを各々独立して考えるのは要注意ですよ。
失敗する原因⑤:パーツごとに出来映えが違う
パーツごとに羊毛の固まり具合が違うと感じる違和感です。
その違和感が失敗した…と思わせる原因にもなります。
一見可愛く見えるけど、どこかに違和感…そんな失敗に繋がります。
④の原因と同様に、ひとつひとつを個別に見てしまう人が陥りやすい失敗です。
失敗とまではいかないけどなんか変、そんな原因になります。
羊毛フェルトで失敗しないための5つのポイント
初心者が陥りやすい、初歩的な失敗を防ぐためにはどんなことに気を付ければ良いのでしょうか?
羊毛フェルトで失敗しないためのポイントをまとめました。
- 羊毛が固まるまで根気よく刺し続ける
- ニードルは羊毛に深くまで刺す
- 丸や楕円を綺麗に作る練習をする
- 各パーツに羊毛をあらかじめ分けておく
- 失敗を失敗と思わない!
詳しく見ていきましょう。
失敗しないためのポイント①:羊毛が固まるまで根気よく刺し続ける
刺し足りない失敗の多い羊毛フェルトなので、根気よく刺し続けることが一番のポイントです。
初心者はどのくらい刺せば良いかが分からないこともあって、まだ固まらないうちに刺すのをやめてしまう人が多いです。
慣れないうちは刺しすぎを気にするよりも、刺さな過ぎを気にしましょう。
失敗しないためのポイント②:ニードルは羊毛に深くまで刺す
表面だけを刺して固めてしまう失敗を防ぐために、ニードルは深く刺すことを心がけましょう。
中もきちんとフェルト化するように、表面だけでなく奥までしっかりと刺してください。
ただし、反対側までニードルが突き抜けるのはNGですよ。
内側が固まってきたら、表面を仕上げていくと良いでしょう。
失敗しないためのポイント③:丸や楕円を綺麗に作る練習をする
ニードルを刺す場所が偏ったりしてしまうと、綺麗な形を作ることが出来ません。
羊毛フェルトマスコット作りに重要な丸や楕円を綺麗に作れるよう、事前練習をしておくと良いでしょう。
全体を満遍なく刺し固めるように、ニードルの扱い方を覚えましょう。
羊毛フェルト上達への第一歩ですよ。
失敗しないためのポイント④:各パーツに羊毛をあらかじめ分けておく
パーツの大きさの良い感じに合わせるために、羊毛をあらかじめ分けておくと作りやすいです。
手足は左右同じ大きさが良いですし、全体とのバランスも大事ですよね。
耳や目でも同じことが言えるでしょう。
事前にある程度仕分けておくことで、全体的なバランスの崩れを起こしにくくなります。
失敗しないためのポイント⑤:失敗を失敗と思わない!
見本と完成品が出来映えが違うからと言って、失敗作だ!と思うのはやめましょう。
見本と違っても各パーツのバランスや羊毛の固め具合が良ければ、失敗ではありません。
見本との違いは手作り特有の味だと思って、これはこれで可愛い!と完成を誇りましょう。
乾性の達成感を味わいましょう。
羊毛フェルトで失敗したときの対処法
実際に失敗したときにどう対応すれば良いでしょうか?
失敗してしまった!と気づいたときに、軌道修正する対処法をご紹介していきます。
- ひたすら刺して形を整える
- 羊毛をつぎ足して形を整える
- 一度ほぐして作りなおす
- ハサミで毛羽を切り取る
- 諦めて次へ!
詳しく見ていきましょう。
対処法①:ひたすら刺して形を整える
羊毛が固まらないという失敗は、ニードルの刺し不足の場合がほとんどです。
なかなか固まらないなと思っていても、根気よくひたすら刺し続ければ必ず固まります。
ニードルを一部に続けて形が変わった場合も、全体バランスを見ながら刺し続ければ修正可能です。
固まるには想像以上の時間が掛かると思って根気よく続けましょう。
対処法②:羊毛をつぎ足して形を整える
失敗してやり直したい部分に、羊毛をつぎ足して修正することも可能です。
まだフェルトが柔らかいうちはこの方法でやりなおせます。
失敗した部分だけでなく、納得いかない違和感のある部分などの小さな修正にもおすすめです。
ふんわり加減を演出したいときにも羊毛のつぎ足しテクニックは便利ですよ。
細かな柄付けにもなります。
対処法③:一度ほぐして作りなおす
羊毛の巻きが甘く柔らかい場合、なかなかフェルト化しないことがあります。
そういう場合は、一度ほぐしてきつく巻きなおしてから作りなおしてみましょう。
ある程度固く巻きつけておかないと、ニードルで刺しても繊維同士が絡み合わずに固まりません。
また、手で丸めたりもみ込んだりして羊毛を押し固めてみるのも良い手ですよ。
対処法④:ハサミで毛羽を切り取る
表面の毛羽が気になるときの最終手段は、ハサミでカットしちゃいましょう。
毛羽や凸凹をはさみで切り取って、極細のニードルで表面を整えれば処理完了です。
毛羽立ち自体は刺し続ければ収まりますが、毛羽具合が酷い場合はハサミカットをおすすめします。
ハサミカットは失敗の対処だけでなく、毛並みの表現などでも使えますよ。
対処法⑤:諦めて次へ!
もうどうしようもない!そんなときは諦めて次へ行きましょう。
各パーツのバランスが明らかに修正不能な場合は、諦めて次の作品へ意識を変えた方が良いです。
今回の失敗を次に活かして、新しい羊毛で作りなおすのが良いでしょう
全体バランスを見て羊毛の量を調節しよう、と学べれば失敗も必要だったことです。
諦める、それも大切です。
羊毛フェルトに必要な材料や道具
いざ始めようとなったとき、どんなものが必要になるでしょうか?
羊毛フェルトを始めるにあたり、必要な材料・道具をまとめました。
- 羊毛
- ニードル
- フェルティングマット
- 目打ち
詳しく見ていきましょう。
羊毛フェルトの材料・道具①:羊毛
羊毛フェルトにおいて、まず欠かせない材料です。
自然の羊毛のほか、羊毛フェルト用に繊維が加工された羊毛もあり、初心者にはその加工羊毛がおすすめです。
色も鮮やかに染色されているので、さまざまな色の羊毛を持っておくと良いでしょう。
こちらの商品は、12色の羊毛セットになります。
色鮮やかでおすすめ商品です。
羊毛フェルトの材料・道具②:ニードル
羊毛フェルトにおいて、羊毛を固めて形作っていく作業に欠かせないニードルです。
初心者用キットにも同封されていることが多いですが、折れやすいものが多く質が良くありません。
こちらの商品は、専門店が販売するニードル2本セットです。
使いやすさは比べ物にならないくらいサクサク使えるので、初心者にもおすすめです。
羊毛フェルトの材料・道具③:フェルティングマット
羊毛フェルトを作る作業台であるフェルティングマットが欠かせません。
ニードルの針が折れたり、机を傷つけたりしないように、厚めのマットを敷きます。
必ず専用のマットを選んで使うようにしましょう。
こちらの商品は、フェルト用のスポンジマットになります。
ニードルが刺さってもへこみにくく、丈夫でしっかりした商品です。
羊毛フェルトの材料・道具④:目打ち
目打ちは、羊毛フェルトに目玉パーツなどを取り付ける際に必要になる道具です。
裁縫道具の中にあることも多いので確認してみましょう。
パーツを差し込むための穴を開けるときに使われます。
こちらの商品は、手芸専門店が出すこだわりの目打ちです。
手芸用の小さめなサイズが使い勝手が良く、手にフィットする商品になります。
初心者におすすめの羊毛フェルトキット
羊毛フェルトは初心者にもおすすめのキットがたくさん販売されています。
おすすめの羊毛フェルトキットをご紹介していきましょう。
- KING DO WAY 95pcs 羊毛フェルト 30色 5g フェルトツール 初心者セット
- ハマナカ 羊毛フェルトキット 小さなお友達 ねこたち
- ハマナカ フェルト羊毛キット「しば犬&シーズー」
- ハマナカ フェルト羊毛キット コロコロゆれる ぷにゅぷにゅマスコット ペンギン
- ハマナカ フェルト羊毛キット リラックマ リラックマとキイロイトリのマスコット
おすすめの羊毛フェルトキット①:KING DO WAY 95pcs 羊毛フェルト 30色 5g フェルトツール 初心者セット
羊毛フェルト30色にニードル7つ、マットや目打ち・はさみなども1セットになった商品です。
そのほか、目鼻のパーツなども付いており、これ一つあればすぐに羊毛フェルトマスコットを作ることが出来る初心者セットになります。
おすすめの羊毛フェルトキット②:ハマナカ 羊毛フェルトキット 小さなお友達 ねこたち
丸パーツと四角パーツで作れるので、初心者の良い練習キットになる商品になります。
羊毛フェルトの最初の難関、綺麗な丸を作る良い練習になるでしょう。
その丸パーツで可愛らしいマスコットも作れるのでおすすめですよ。
おすすめの羊毛フェルトキット③:ハマナカ フェルト羊毛キット「しば犬&シーズー」
丸と四角を作る練習のその一歩先の練習もできる、初心者におすすめのキットになります。
羊毛が少し多めに入っているので練習も出来、可愛らしいマスコットが出来る、良いキットです。
余分に羊毛が入っているのがとても嬉しいところです。
おすすめの羊毛フェルトキット④:ハマナカ フェルト羊毛キット コロコロゆれる ぷにゅぷにゅマスコット ペンギン
同じく丸で作れる、初心者におすすめの羊毛フェルトキットになります。
アクレーヌという、まとまりやすく毛羽立ちにくい羊毛が初めての作業をやりやすいものにサポートしてくれるでしょう。
コロコロとした可愛らしいマスコットに癒されますね。
おすすめの羊毛フェルトキット⑤:ハマナカ フェルト羊毛キット リラックマ リラックマとキイロイトリのマスコット
羊毛フェルトにもちょっと慣れてきたら、作成パーツの多いマスコットのキットがおすすめです。
各パーツは丸で作れるけれど、繋ぎ合わせる技術に少し難易度が上がる、そのくらいのちょっと上級者向け羊毛フェルトキットになります。
おすすめの羊毛フェルト本
羊毛フェルトを始めるにあたって、おすすめの羊毛フェルト本をご紹介します。
「羊毛フェルト基礎テクニックBOOK」は、羊毛フェルトで使える技術を基礎から解説してくれている一冊です。
作品例を見せながら解説してくれているので、初心者でもテクニックを理解しやすくなっています。
そのため、慣れない初心者の技術習得本としておすすめの一冊になります。
また羊毛フェルトに自己流の応用アレンジを求める上級者にもおすすめです。
失敗しない!羊毛フェルトのポイントまとめ
よくある羊毛フェルトの失敗例を元に、その失敗の原因や失敗しないためのポイントをご紹介してきました。
羊毛フェルトは初心者向けキットがたくさんあるにもかかわらず、失敗してしまった例も多いです。
失敗しないためのポイントを押さえて、可愛らしいマスコットを作り上げましょう。
羊毛フェルトの作り方については、こちらの記事でも詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。
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