ポーチドエッグの作り方を動画で解説
日本では温泉卵がメジャーですが、似たような卵料理のポーチドエッグは聞いたことはあってあまり馴染みのない料理ではないでしょうか。
ポーチドエッグとは「落とし卵」と言う意味で、文字通り、沸騰させたお湯に生卵を落として調理します。
では、ポーチドエッグとはどのようなもので、その作り方ははどのようなものなのか
早速このポーチドエッグの作り方についてわかりやすく動画で見ていきましょう。
卵はあらかじめ器に全卵割っておきます。
鍋にお湯を沸かして、そこに酢を入れて更に沸騰させます、箸やオタマなどでグルグルかき回して水流を作っておき中心に割っておいた生卵をそっと落とします。
水流ができていれば渦に巻かれて白身が自然と丸く固まっていくでしょうから、この時点ではなるべく触らないようにしましょう。
白身が方々に広がるようでしたらスプーンで優しく黄身を包むように寄せ集めます。
中火で2~3分くらい煮立たせたら火を止めオタマで救い上げて完成です。
もしくは、中火でひと煮立ちさせた後、火を止めてふたをして3分ほど蒸らすやり方もあります。
自分でやりやすいレシピで作ってみてくださいね。
動画ではボウルに別途氷水を用意しておき、そこに入れるようにしてますが、そのまま別の容器にあげても大丈夫です。
次項で詳しい作り方を見ていきます。
ポーチドエッグ基本の作り方
動画で一連の流れと作り方を見てきました。
こちらではポーチドエッグ基本の作り方の分量や細かいポイントを詳しく見ていきましょう。
ポーチドエッグに必要な材料
- 卵 1個
- 水 1L程度(卵がひたる程度は必要)
- 酢 大さじ2(水の量が増えたら適宜 状量)
- 氷水をボウルに作っておく(なくてもOK)
ポーチドエッグに酢が必要な理由
酢にはタンパク質を固める作用があるので、湯に落とした卵の白身を固めてくれます。
お湯だけでもポーチドエッグは作れますが、お湯に落とした瞬間から白身が散らばってしまうので、この白身をキレイ包むようにまとめなければなりません。
そこで酢の作用で白身を固めて、できるだけいじらないようにすることで、キレイなポーチドエッグに整えることができるのです。
ポーチドエッグの作り方1
卵を茶わんなどの器に割っておきます。
小鍋に湯を沸かし(卵がしっかり浸かる量)そこに分量の酢を入れます。
沸騰したらオタマや箸などで湯をグルグル混ぜて渦が巻くように水流を作ります。
この水流の真ん中に割っておいた卵をそっと落とし入れます。
ポーチドエッグの作り方2
卵を湯に落とすと同時に端から白身が固まっていきます。
中火に弱め、白身が白くなってきたらオタマで黄身の方へ寄せるようにやさしく丁寧に包んでいきます。
この工程が卵を壊してしまいそうで怖い人はいじらずにそのままでもOKです。
2分30秒~3分くらい加熱して卵が固まればオタマですくい氷水に入れて冷まします。
氷水に入れず別の容器にあげておいてもいいいいですが、余熱で黄身が固まっていくので半熟加減が変わります。
ポーチドエッグは酢なしでも簡単にできる
ここまでのポーチドエッグのレシピは酢を使用した基本的な作り方を見てきました。
こちらでは酢を使わず、一工夫するだけで簡単にできるポーチドエッグの作り方をご紹介します。
ポーチドエッグを酢なしで作る方法1:コーヒーフィルターを使う
コーヒーフィルターを使ったポーチドエッグのレシピです。
コーヒーフィルターの底と両端を折り、カップや器に内を広げて入れ、そこに卵を割り入れます。
鍋に5cm位の所まで水を入れ沸騰させます。
沸騰したら火を弱め、鍋肌にお湯をかけてコーヒーフィルターがくっつかないようにしておきます。
コーヒーフィルターの両端を持ちフィルターごと鍋の端に入れ、箸などで倒れないよう押さえます。
1分くらいこの状態をキープしていると、卵が白く固まってくるので、コーヒーフィルターを鍋肌からはがし中心側にフィルターの口がくっつくようにそっと倒します。
この状態で1~2分くらい加熱、上下をひっくり返してさらに1~2分加熱し、フィルターから卵を出せば完成です。
ポーチドエッグを酢なしで作る方法2:電子レンジを使う
小さめの耐熱性容器に卵を割り入れ、カップ半分(100ml)ほどの水をそっと注ぎます。
水は卵を包む役割になるので後から水を入れる方がおすすめです。
卵を破裂しにくくするため、黄身に竹串や爪楊枝を使い3ヶ所を刺して穴を開けます。
ラップもフタもせずに器ごとレンジを500wで1分チンすれば出来上がりです。
レンジの仕様の違いや卵のサイズにより出来上がりが変わることがあるので様子を見ながら加減してください。
調理中はレンジから離れないようにしましょう。
ポーチドエッグを酢なしで作る方法3:冷凍したたまごを利用する
卵を冷凍する??はい、できるんです。
ただし、冷凍の過程で殻が割れてしまい白身が出てくることがあるので、必ず容器ごとか保存袋などに入れて冷凍しましょう。
冷蔵で2時間ほど解凍しておくか、50℃くらいのお湯をかけて表面を溶かして殻をむきます。
そのまま、沸騰したお湯に酢を入れた中に入れます(お湯をグルグルしなくてOK)。
白身が広がらず簡単にポーチドエッグができるのでおすすめです。
冷凍の過程で水分が抜けてタンパク質がくっつくことで黄身がトロットロの卵になるんです。
ポーチドエッグを酢なしで作る方法4:火を止めて放置する
卵を容器に割り入れておき、鍋にお湯を沸騰させます。
容器から卵をそっと落とし入れ、すぐに火を消してフタをして5分待ちます。
この状態で火が通ると雫型になっているので、固まり具合はお好みで加減してください。
ポーチドエッグは保存できる?
卵加熱してしまうと卵白に含まれている「リゾチーム」という酵素が失われてしまうため、調理した卵については保存はしないようにしましょう。
「リゾチーム」は抗菌作用があるのでこの酵素が卵を守ってくれているのです。
調理したものについては早めに使用するようにしましょう。
ポーチドエッグを使った人気レシピ10選
ポーチドエッグを使ったレシピをまとめました。
具体的な作り方はリンクから各サイトにとんでいただければご確認できます。
ポーチドエッグレシピおすすめその1:失敗しないポーチドエッグ
ここでもう一度、ポーチドエッグのレシピを確認しましょう。
クックパッドのポーチドエッグレシピの中で人気検索1位・話題のレシピになった作り方です。
参考サイト:失敗しない ポーチドエッグ
ポーチドエッグレシピおすすめその2:おいしいよ・ポーチドエッグハンバーグ レシピ・作り方
ハンバーグにポーチドエッグを載せて食べる直前に黄身をとろ~りからめるとこの世の幸せ感間違いなしのレシピ。
煮込みハンバーグレシピなので、焼き加減など難しくないので作り置きしておくといつでもごちそうメニューができてしまいます。
参考サイト:おいしいよ♪ポーチドエッグハンバーグ♪ レシピ・作り方
ポーチドエッグレシピおすすめその3:エッグベネディクトでおしゃれ朝ごはん レシピ・作り方
エッグベネディクトが自宅でも簡単に作れるレシピなので、ぜひ朝ごはんやランチに取り入れてみてください。
ハムやベーコンの塩味とオランデーズソース、ポーチドエッグがとろーりからまってとっても美味しいですよ。
参考サイト:エッグベネディクトでおしゃれ朝ごはん
ポーチドエッグレシピおすすめその4:煮込み5分で完成!簡単本格キーマカレー ポーチドエッグ添え
フライパンひとつで作れちゃうキーマカレーとポーチドエッグの組み合わせはぜひ試していただきたい絶品レシピです。
野菜をふんだんに入れたキーマカレーは栄養満点で、ポーチドエッグを載せることで味がまろやかになるので子供も大好きな味です。
参考サイト:煮込み5分で完成!簡単本格キーマカレーポーチドエッグ添え
ポーチドエッグレシピおすすめその5:野菜とポーチドエッグのスープ
ちょっと疲れ気味のとき、夏バテでなんとなく食欲がないときにポーチドエッグを浮かせた温かい野菜スープがおすすめです。
レシピでは野菜を刻んで使ってますが、冷凍のカット野菜やベジタブルミックスを使えば手軽にできます。
参考サイト:野菜とポーチドエッグのスープ
ポーチドエッグレシピおすすめその6:アレンジ自在 ミートソース ポーチドエッグのせ
アレンジ自在のミートソースレシピを一つマスターしておくと挽肉以外は冷蔵庫にある野菜で作れちゃうのでおすすめです。
このミートソースパスタにポーチドエッグを載せればみんなテンションが上がること間違いなし!
参考サイト:アレンジ自在 ミートソース
ポーチドエッグレシピおすすめその7:いつものそうめんにポーチドエッグをのせて一工夫
マンネリ化しがちなそうめんにたっぷりの薬味とポーチドエッグをのせるだけでコクがありまろやかなそうめんになります。
こちらのレシピはかけそうめんとなっているのでいろいろ応用ができます。
参考サイト:かけそうめん
ポーチドエッグレシピおすすめその8:ポーチドエッグのシーザーサラダ
シーザーサラダとポーチドエッグの組み合わせは一皿足りないときに最高のおかずになります。
デリ風におしゃれにしてもいいし、大皿にどーーん!と盛りつけてもいいですね。
こちらのレシピはクリームチーズドレッシングにしているのでポーチドエッグとからめながら召し上がれ。
参考サイト:ポーチドエッグのシーザーサラダ
ポーチドエッグレシピおすすめその9:豚肉の照り焼き ポーチドエッグのせ
こちらのレシピでは豚肉のヒレを使ってますが、豚コマでもロースでも美味しく作れる味付けになってます。
濃いめに味付けすればお弁当のおかずにもなり、豚肉の照り焼きとポーチドエッグをどんぶりに盛れば照り焼き丼になるのでご飯がすすみます。
キャベツの千切りを敷いてもいいですね。
参考サイト:豚ヒレ肉の照り焼き~ポーチドエッグ載せ~
ポーチドエッグレシピおすすめその10:たまごとろーり!アボカドまぐろ丼
マグロを漬けにすることで味が濃くなり、アボカドともさらにマッチします。
てっぺんにはとろーりポーチドエッグを載せて、からめながらいただきます。
マグロの漬けのレシピは丼ぶりものだけじゃなく、うどんやそうめんなどにも応用できるので覚えておくと役立ちます。
参考サイト:たまごとろーり!アボカドまぐろ丼
SUMICAでは卵の大量消費レシピを紹介してる記事も必見です、ぜひ、参考になさってくださいね。
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おすすめのたまごレシピ本2選
たまごレシピ本おすすめ①:新しい卵ドリル おうちの卵料理が見違える!
今にもあふれ出てきそうな半熟卵の表紙のこちらは卵ドリルのネーミングどおり、卵料理のレシピが基礎から学べる一冊です。
オムレツの焼き方手順、おしゃれで難しそうなトーストが意外と簡単だったり、どれもすぐにできるものばかりです。
たまごレシピ本おすすめ②:dancyu 日本一の卵レシピ [愛蔵版]
米国大使館貿易事務所専任シェフによるエッグベネディクトのレシピや、ご存知「たいめいけん」に代々伝わるオムライス、人気ラーメン店店主による煮卵までたまごを使ったレシピが満載の珠玉の一冊。
見ているだけで幸せな気分になること間違いなし!
ポーチドエッグの作り方は簡単で味付けも無限
ポーチドエッグは朝食の一品にしたり、ハンバーグに載せたり、スープに入れたり、何かとアクセントになります。
味付けやレシピ、作り方の工程にある酢の加減やレンジで作れる方法など、ポーチドエッグのいろいろな情報をこちらの記事を参考にしていただいて活用なさってくださいね。