まずはご飯を冷凍する時のポイントを知ろう
ご飯があまったから冷凍して、いざ食べようと解凍してみたら「おいしくない」と思ったことはありませんか?
冷凍ご飯はおいしくならないなんて思っていたら大間違いですよ。
まずは解凍してもおいしいご飯を食べるために、ご飯を冷凍する時のポイントを覚えて、失敗のない解凍してもおいしいご飯を目指しましょう。
おいしく解凍したご飯を食べるためにおさえておきたいご飯の冷凍方法を覚えてくださいね。
- ご飯は炊きたてを冷凍する
- 一膳ずつ冷凍する
- ラップで包む時はふっくらと
- におい移りがないようにしっかりと包む
- 急速冷凍する
やることはとても簡単です。
こちらの手順さえ覚えればおいしく解凍されたご飯が食べられますよ!
ポイント①:ご飯は炊きたてを冷凍する
ご飯を冷凍するときにやってしまいがちなのが『あまったご飯を冷凍する』ことです。
あまったご飯を冷凍するのが悪い訳ではありませんが、どうしても炊きたてのご飯を冷凍するよりも味は落ちます。
炊きたてご飯は、驚くほどに蒸気があがってきますよね?
ご飯を冷凍するときは、炊きたてご飯の蒸気ごと冷凍するつもりで取り分けてください。
それだけで解凍したときのご飯の味は格段に変わりますよ。
ポイント②: 一膳ずつ冷凍する
面倒だからと言って家族分全部まとめて冷凍したりしていませんか?
おいしく食べるためにも一膳ずつ冷凍保存してくださいね。
まとめて冷凍しようとすると、しっかり冷凍されるまでに時間がかかることがあります。
均等に冷凍できるように一膳ずつ冷凍するようにしましょう。
もちろん、人によって一膳の量は違いがあると思いますが、いつも食べる一膳分で大丈夫ですよ。
ポイント③:ラップで包む時はふっくらと
せっかく炊きたてのご飯を冷凍するのですから、ラップで包むときはふんわりと包んでください。
あまりぎゅーっと包んでしまうと、ふっくらとしたご飯がつぶれてしまいます。
炊きたてご飯を食べる時、お茶碗にぎゅっとよそったりしませんよね?
解凍したときに少しでもおいしく食べるためにはふっくらふんわり、ご飯の蒸気ごとやさしく包み込んであげてください。
なるべく薄く、平らにしてあげてくださいね。
ポイント④: におい移りがないようにしっかりと包む
ラップで包んだから安心ではなくて、ラップで包んでいたとしてもご飯にはにおいが移ってしまいます。
ラップで包んだ冷凍用ご飯は、なるべくにおい移りがしないように、冷凍が可能な保存袋などに入れてから保存するといいでしょう。
おいしくご飯を食べるための一手間ですが、しっかりと袋などに入れてくださいね。
ポイント⑤:急速冷凍する
急速冷凍と言ってもラップで包みたての熱々を冷凍庫に入れるんじゃありません。
しっかりと荒熱をとってから冷凍します。
そのとき、アルミのパッドや、なければアルミホイルの上に冷凍用ご飯を乗せてから冷凍すると、普通に冷凍するより早く冷凍できます。
パッドなんて家にないと言う人でも、アルミホイルなら家にあったり、購入するにもお安く手に入れることができるでしょう。
冷凍ご飯を電子レンジで解凍する方法
基本的には電子レンジでご飯を解凍する人がほとんどだと思います。
もちろんそうじゃない人もいるとは思いますが、まずは電子レンジでの冷凍ご飯の解凍方法をご紹介します。
ここでも少し手間がかかってしまいますが、冷凍ご飯をおいしく食べるための手間なのでがんばりましょう!
- 電子レンジで約2分温める
- ほぐす
- 電子レンジでさらに1分温める
注意事項として、一般的なご飯一膳(150g)を解凍する方法です。
ご自宅の電子レンジによっては解凍時間に差が出ることをご了承ください。
ご飯を解凍する手順①: 電子レンジで約2分温める
機種によっては『冷凍ご飯解凍』のボタンが最初からある機種もあるでしょう。
そちらでおいしく解凍できているのであればそちらで大丈夫です。
そうではない場合はまず電子レンジで2分加熱してください。
ちなみにおおよそですが、500Wで2分です。
最近の電子レンジは900Wや1500Wなどもありますが、設定できるのであればなるべく500Wに近づけてから2分加熱してください。
冷凍するときは素早く、解凍するときはゆっくりと覚えておきましょう。
ご飯を解凍する手順②:ほぐす
加熱ムラをなくすためにも2分加熱したらいったん取り出してかるくご飯をほぐしてあげましょう。
ほぐせるほど解凍できていない場合は、ご飯を裏返して30秒ずつほど増やして加熱してみてください。
ここで一気に解凍しようとすると美味しいご飯にはたどり着けません。
かならずゆっくり、じっくり時間をかけて解凍するようにしてください。
ご飯を解凍する手順③:電子レンジでさらに1分温める
軽くほぐしたごはんをさらに1分加熱してください。
間違ってもあたため機能であたためるのではなく、電子レンジの機能をしっかりつかってくださいね。
この方法でご飯が解凍できていない場合や、まだまだ冷たいと言う場合は全体的に時間を増やして調整してみてください。
機種によって千差万別な出来具合なので、うまくご自身の電子レンジと向き合っていくしかないです。
冷凍ご飯を解凍する時の注意点
冷凍ごはんは解凍するだけですぐに食べられるからと言って急いで解凍していてはおいしいご飯はたべられません。
おいしい冷凍ご飯を食べるためには必須な注意点をご紹介しますね。
- 高温で一気に解凍しない
- 時間をかけてゆっくり解凍
- 自然解凍はなるべく避ける
- お弁当には利用しない
冷凍ご飯を解凍する時の注意点①:高温で一気に解凍しない
高温で一気に解凍しようとすると、必ずと言って良いぐらい過熱ムラができてしまいます。
周りのご飯は水分が蒸発してしまいぱっさぱさに。
中央部分には加熱ムラのせいでまったく解凍できていない、なんてことにもなりかねません。
電子レンジの癖を見抜くのも大事ですが、おなかがすいているから今すぐ食べたいと思っていても、高温で解凍することによって余計に無駄な時間がかかってしまいますよ。
冷凍ご飯を解凍する時の注意点②:時間をかけてゆっくり解凍
解凍方法でもご紹介しましたが、ご飯を解凍するときはゆっくりと時間をかけて解凍するのが1番おいしく解凍する方法です。
電子レンジを使って解凍する時は、なるべくワット数は低めに設定し、間違っても『あたため機能』を使わないことです。
帰ってすぐにご飯が食べたいと思うのであれば、出かける前に冷凍庫から取り出しておくといいでしょう。
そうすることで、帰宅後『あたため機能』を使ってあたためるだけでもそれなりに食べられますが、おいしいかどうかは別問題です。
冷凍ご飯を解凍する時の注意点③:自然解凍はなるべく避ける
自然解凍でも食べられなくはないのですが、でんぷん質が硬いままになってしまいますので、とてもおいしいご飯とは言いがたいしあがりになってしまいます。
もちろん食べられなくはないのですが、できるだけ電子レンジを使って解凍するのがおいしく食べるためには必要です。
冷凍ご飯を解凍する時の注意点④:お弁当には使わない
炊き立てのご飯を急速冷凍することで保たれていたでんぷん質。
加熱することでそれなりにおいしいでんぷん質を保ってくれるのですが、さめていく段階ででんぷん質が劣化したり、さらに水分が飛んでしまうのでおいしくなくなってしまいます。
もしお弁当に使いたいのであればチャーハンにするなど、水分がとんだほうがおいしくなる調理方法で使うようにしましょう。
電子レンジがない場合の冷凍ご飯を解凍する方法
ご飯を解凍したいけど、我が家には電子レンジがないなんて人もいるでしょう。
電子レンジがないから冷凍ご飯をあきらめたりしていませんか?
実は電子レンジがなくても冷凍ご飯はおいしく解凍できるんです。
電子レンジがなくてもフライパン、もしくはおなべがあれば解凍できるんですね。
解凍方法はとっても簡単だそうですよ。
- カチカチの冷凍ご飯をフライパン(またはお鍋)にいれる。
- お玉に半分ぐらいの水をご飯にかける
- ふたをしてそのまま弱火で加熱する
- ご飯がほぐれてきたらなるべく平らにしこげないように注意する
この方法でご飯が解凍できるのであれば、電子レンジがなくてもどんどん冷凍ご飯を作れてしまいますね。
ご家庭に電子レンジがなくて困っていた人はぜひためしてみてくださいね。
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おすすめの冷凍ストック用グッズ
使い捨てっぽく見えますが、実は繰り返し使えるご飯用の冷凍ストックグッズになっています。
ラップで冷凍するときと同じように平らにしてから冷凍保存が可能なので、場所もとらずスッキリと冷凍保存が可能ですよ。
薄くて軽くて長持ちするので、冷凍ご飯用に使うのはもってこいです。
じょうずに冷凍・解凍しておいしくご飯を食べましょう
今回は冷凍ご飯を美味しく食べるための解凍方法と、さらには美味しく食べるための冷凍方法をご紹介させていただきました。
冷凍したご飯が美味しくないと思っている人のほとんどが、面倒で一気に解凍していたのではないでしょうか。
上手な解凍方法を知れば、これからは美味しく食べられますよ。
面倒がらずに手順にしたがって美味しい冷凍ご飯を召し上がってくださいね。