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2019/07/07

DIYで人気のワトコオイルとは?使い方や塗り方・安全性など様々ご紹介

DIYで欠かせないオイルフィニッシュ。
皆さんは、どのようなオイルフィニッシュを利用していますか?

当記事では、ワトコオイルの塗り方からメリットやデメリットをまとめてご紹介します。
塗り方をしっかり理解して、DIYに役立てましょう。

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ワトコオイルとは?

ワトコオイルは木材用の塗料

DIYに興味のある方の間で有名なワトコオイル。
全国のホームセンターやAmazonで販売されているワトコオイルですが、一体どのようなオイルなのでしょうか?

ワトコオイルとは、木材専用塗料(オイルフィニッシュ)のことで、木材を利用したDIYの塗装に利用されます。
オイルの原材料には植物油が利用されており、木材特有のツヤを活かし自然な仕上がりになるため、とても人気のあるオイルフィニッシュです。

ここで「本当に自然な仕上がりになるのか?」と疑問に思った方は多いでしょう。
実は、ワトコオイルを利用する前と利用した後では、完成後の出来が大きく異なるんです!

DIY初心者の方がワトコオイルを使用しても、ムラになりにくく綺麗に仕上がるため、使用しない手はありません。

<下に続く>

ワトコオイルの基本的な塗り方

ワトコオイルを塗る人

「ワトコオイルを利用したい!」と思っても塗り方が分からなければ意味がありませんね。
ここからは、ワトコオイルの基本的な塗り方をご紹介します。

下記の順でご紹介していきます。
動画の内容と合わせてご覧ください。

  1. サンドペーパーで研磨
  2. 1回目の塗装
  3. ワトコオイルを浸透させる
  4. 2回目の塗装
  5. 耐水ペーパーで研磨
  6. 仕上げ拭き

ワトコオイルの基本的な塗り方①:サンドペーパーで研磨

初めに木材を240番以上のサンドペーパーで研磨します。
この下地処理は、ワトコオイルを塗装する際の大事な作業であり、自然
な仕上がりにするには欠かせません。

サンドペーパーで研磨する際は木目に沿って磨きます。
手で触れたときに木材にざらつきが無いのを確認し、研磨した際に出た木粉はウエスや雑巾で拭き取りましょう。

ワトコオイルに限らず、塗装前の下地処理はとても大切です。
丁寧に作業するように心がけましょう。

ワトコオイルの基本的な塗り方②:1回目の塗装

サンドペーパーによる研磨が完了しましたら、1回目の塗装に取り掛かりましょう。
まず、ハケにワトコオイルを少し多めにつけ、木目に沿いながら全体に塗っていきます。

側面や小口などの忘れやすい箇所から塗っていくのがコツですよ。
この時に全体の塗布量が均一になるように意識しましょう。

意識するだけでも最終的な完成度は高くなります。

ワトコオイルの基本的な塗り方③:ワトコオイルを浸透させる

ワトコオイルを塗った後は、15分~30分ほど放置して浸透させます。
時間を置いたら、木材の表面に残ったワトコオイルをウエスで丁寧にふき取りましょう。

この時に拭き残しがあると表面に残ったワトコオイルが固まり、べたつきの原因になっていまう可能性がありますので、注意して取り除くようにしてください。
しっかり拭き取ったら、1時間ほど乾燥させます。

オイルを拭き取ったウエスは、自然発火の原因になりますので水道水で浸してから捨ててください。

ワトコオイルの基本的な塗り方④:2回目の塗装

十分に乾燥させたら2回目の塗装を行います。
1回目に使用したワトコオイルの半分以下の量を目安にし、全体に薄く広げるイメージで塗っていきましょう。

オイルを塗る際は、1回目と同様に木目に沿って塗ります。

ワトコオイルの基本的な塗り方⑤:耐水ペーパーで研磨

2度目の塗装が完了したら耐水ペーパーで研磨しましょう。
この作業は必須ではありませんが、完成度を高めるという意味では大きな効果があります。

耐水ペーパーで研磨することにより、木材の表面にある羽毛立ちを削ることができますので、きれいに仕上がりますよ。
研磨する際は塗装と同じように木目に沿りながら行います。

耐水ペーパーでの研磨が終了した後は、木材のオイルをふき取り乾燥させてください。

ワトコオイルの基本的な塗り方⑤:仕上げ拭き

ここまで来たらラストスパートです。
乾燥させた後に滲み出てくるオイルを拭き取りましょう。

オイルを拭き取ったら、24時間ほど乾燥させてワトコオイルによる塗装は終了です。

ワトコオイルの塗り方については、こちらの記事でも詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。
ワトコオイルの塗り方とは?誰でも簡単にできる方法を大公開ワトコオイルとは? ワトコオイルは、亜麻仁油(あまにゆ)を原料とした、自然由来の油性塗料です...

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ワトコオイルの効果的な使い方

ワトコオイルの効果的な使い方

ワトコオイルの効果的な使い方は、木材を利用したDIYです。
しかし、「本格的なDIYに手を出しにくい」という方も少ないでしょう。

そんな方には、100円ショップやホームセンターで販売されている木材製品をワトコオイルで塗装するのがオススメです。
下記のような木材製品に塗装して、ちょっとしたDIY気分を楽しみましょう。

  • 小物入れ
  • 木製トレイ
  • フォトフレーム
  • ステンシル
  • 標本箱
  • シューキーパー

簡単にできてオシャレな仕上がりが女性に人気です。
ワトコオイルの塗装に慣れたら、本格的なDIYに移行していくのもオススメですよ。

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ワトコオイルのメリット

DIY工具

ワトコオイルにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
実際、「他のオイルフィニッシュと何が違うの?」と疑問に思った方は多いでしょう。

ワトコオイルには以下のようなメリットがあります。
順に紹介していきますね。

  1. 木材を味を活かした自然な仕上がり
  2. カラーバリエーションが豊富
  3. シックハウス症候群にならない

メリット①:木材を味を活かした自然な仕上がり

ワトコオイルが多くのDIY実践者に親しまれているのは、塗装後の完成度の高さにあります。
せっかく木材を利用したDIYなのですから、木材の良さを最大限に引き出したいですよね。

木材の味を活かしたい場合は、ワトコオイルを利用しましょう。

メリット②:カラーバリエーションが豊富

ワトコオイルには、下記のようなカラーバリエーションがあります。

  • ナチュラル
  • ホワイト
  • マホガニー
  • ドリフトウッド
  • ダークウォルナット
  • チェリー
  • エボニー
  • ミディアムウォルナット

どの色も木材とナチュラルに溶け込んだ色をしてますが、中でもナチュラルとダークウォルナットが人気です。
自然な仕上がりを重視するなら、ナチュラル。

茶色を基調とした渋い仕上がりを求める場合は、 ダークウォルナットにするなど使い分けるようにしましょう。

メリット③:シックハウス症候群にならない

シックハウス症候群の主な原因の1つとして、塗料に含まれる化学物質により発生するガスがありました。
これはDIYを行う上で注意しなければならないことですが、ワトコオイルには関係ありません。

ワトコオイルには植物油が利用されているため、ガス発生の心配なくDIYを楽しむことができます。
ただし、ワトコオイルの匂いは少し強めですので、換気はしっかり行いましょう。

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ワトコオイルにはデメリットもある

専用工具

ここまでワトコオイルのメリットをご紹介しましたが、実はデメリットも存在します。
ワトコオイルを利用するにあたって、デメリットへの理解は必要不可欠。

次の項目では、ワトコオイルのデメリットをご紹介します。
この機会に覚えておきましょう。

下記の順でご紹介します。

  1. 自然発火の恐れがある
  2. 有機溶剤中毒になる可能性がある
  3. アレルギーを起こす可能性がある

デメリット①:自然発火の恐れがある

ワトコオイルが染み込んだ状態のウエスを放置していませんか?
これは自然発火の原因になりますので、絶対にやめましょう。

植物油が利用されているとはいえ、引火性の液体であることには変わりありません。
ワトコオイルを捨てる際は、水を十分に染み込ませた状態で捨ててください。

デメリット②:有機溶剤中毒になる可能性がある

ワトコオイルに限らず、多くの塗料には有機溶剤が含まれています。
有機溶剤は常温で蒸気となり、吸ってしまうと有機溶剤中毒を起こしてしまう可能性がありますので、最善の注意が必要です。

木材にワトコオイルを塗装する際は、必ず換気するようにしましょう。
また、乾燥させる際も有機溶剤中毒になる可能性はありますので、有機ガス用防毒マスクがあると安全に作業を進めることができます。

デメリット③:アレルギーを起こす可能性がある

ワトコオイルに植物油が利用されているというのは、前述した通りですが、実はアレルギーを起こす可能性があるんです。
これは体質による問題なので、利用してみないことには何とも言えませんが、保護手袋を付けて肌にワトコオイルが付かないようにすることで予防できます。

ワトコオイルは「自然系植物性塗料」と呼ばれることがあり、環境にやさしい塗料には違いありません。
しかし、どんなオイルフィニッシュでも一部の人にはアレルギーを引き起こす原因になってしまいます。

作業をする際は、保護手袋を付けるようにしましょう。

<下に続く>

ワトコオイルは混ぜると危険

オイル混ぜる

ワトコオイルには8種類のカラーバリエーションがありますが、「他の色を作りたい」と考えた方は多いのではないでしょうか?
せっかく木材のDIYに挑戦するのですから、自分好みの色を作りたいですよね。

色の合成は複数の塗料を混ぜて行うのが一般的ですが、絶対に守らなければいけない条件があります。
それは、ワトコオイルとワトコオイル以外の塗料を絶対に混ぜてはいけないということです。

ワトコオイル以外の塗料を混ぜると、有毒ガスの発生が発生してしまい、大変危険です。
また、塗料といってもたくさんの種類がありますので、うまく混ざらず色の合成に失敗してしまう可能性があります。

色の合成をする場合は、必ずワトコオイル同士で行いましょう。

<下に続く>

おすすめのDIY情報が掲載された本

DIYシリーズ 改訂版 超基本DIY木工 (Gakken Mook DO SERIES)
1079円

木材のDIYおいてワトコオイルの塗装は、完成度を高める大事な作業です。
しかし、基礎的な木材の加工方法や工具の使い方を知っておかないと、ワトコオイルを完全に活かすことはできません。

DIY初心者は、「正しい加工方法が分からない」と考えたことは多いですよね。
そんな方にオススメなのが、この「DIYシリーズ 改訂版 超基本DIY木工」です。

この本では、超基礎的な木材の加工方法や工具の使い方が紹介されており、初心者にぴったりの本です。
この1冊だけで塗り方、切り方、磨き方といった基礎知識がすべて身に付きますよ。

木材のDIYを始める前に基礎的な知識は付けておきましょう。

<下に続く>

ワトコオイルを活かして素敵なDIYライフを送ろう!

DIY素材

今回はワトコオイルの塗り方やメリット、デメリットをまとめてご紹介しました。
DIYは言葉だけ聞くと難しそうに聞こえますが、本の知識やネットの情報だけでも簡単に始めることができます。

購入してきた木材にワトコオイルを塗るだけでも、塗り方の練習になりますので、オススメですよ。
今回ご紹介した知識を活かして、楽しいDIYライフを送りましょう。

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