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油汚れの落とし方を徹底紹介!洗剤や重曹を用途別に使って掃除の効率をあげよう

キッチンの油汚れは厄介なもの。
毎日掃除をしていても、気が付いたらベタベタになっているということも少なくありません。

キッチンだけでなくえり袖の脂汚れも気になりますよね。
油汚れに効果的な掃除方法を知り、効率的に掃除をしてみませんか?

重曹やクエン酸を使った洗剤の作り方も紹介しますので、試してみてくださいね。

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油汚れには重曹やセスキ炭酸ソーダが効く

油汚れの掃除
脂汚れだけでなく、様々な場所の掃除に使えるのが重曹やセスキ炭酸ソーダといったアイテム。
最近は100均でも購入することができ、すでに掃除に活用しているという人も多いと思います。

掃除に効果的な重曹やセスキ炭酸ソーダですが、汚れに合ったものを使わないと効果が半減してしまうことも。
まずは汚れの特徴と、なぜ重曹やセスキ炭酸ソーダが効果的なのかを知るところから始めましょう。

特徴を知ることで、より上手に掃除に取り入れることができるようになりますよ。

油汚れは酸性

まずは汚れの特徴から見ていきましょう。
汚れには酸性の汚れとアルカリ性の汚れがあり、油汚れは酸性の汚れになります。

  • コンロ周りの油の飛び散り
  • 調味料などのこぼれ
  • 湯あか
  • 生ごみ
  • 腐敗臭

これらの汚れはすべて酸性の汚れです。
酸性の汚れを効率的に落とすには、中和させるのが大きなポイントです。

中和というのは、酸性だったらアルカリ性のものと合わせて『塩(えん)』というものを作り出すことをいいます。
中和させることで、汚れを落としやすくする効果が期待できるのです。

重曹はアルカリ性

掃除でよく使われているのが重曹ですよね。
重曹は油汚れにも効果があるなどといわれていますが、その理由は重曹がアルカリ性だからです。

  1. 重曹の特徴
  2. 100均やホームセンターで買える

重曹の特徴

重曹は『炭酸水素ナトリウム』とも呼ばれていて、加熱すると膨らむ性質があり、ベーキングパウダーとしても使われることもあります。
研磨効果もありコンロや鍋の焦げ落としにも効果的です。

食品用と非食品用があるので、購入するときは注意しましょう。

100均やホームセンターで買える

重曹は100均やホームセンターで購入可能
掃除に使う重曹はお掃除コーナーや洗剤コーナーに置いてあることが多いです。

掃除用の重曹は食品には使うことはできません。

セスキ炭酸ソーダはアルカリ性

続いてセスキ炭酸ソーダ。
重曹に比べるとまだまだ知名度は低いですが、こちらもアルカリ性のため油汚れに効果を発揮します。

  1. セスキ炭酸ソーダの特徴
  2. 100均やホームセンターで買える

セスキ炭酸ソーダの特徴

重曹と同じくアルカリ性の性質で、酸性の汚れ落としが得意な物質です。
水に溶けやすく、重曹よりも柔らかい洗浄力なので用途の幅が広いのも魅力。

手荒れしにくいので毎日の掃除や洗濯にもおすすめです。

100均やホームセンターで買える

セスキ炭酸ソーダもホームセンターや100均で購入することができます。
重曹よりも内容量は少なめですが、1回の使用量を考えると十分な量が入っていますよ。

クエン酸も油汚れに効果的

クエン酸は『酸』と付いている通り、弱酸性の物質です。
クエン酸はアルカリ性の性質を持っている汚れに強いですが、油汚れにも一定の効果を発揮します。

おすすめの使い方は、重曹やセスキ炭酸ソーダで掃除をした後にクエン酸を使うという方法。
重曹などで掃除をしてもまだべたつきが気になるときに、クエン酸を使うことで落としきれなかった油汚れを落とすこともできますよ。

<下に続く>

油汚れに効くスプレーやペーストの作り方

油汚れに効く
前の項目では油汚れの特徴や、重曹など掃除アイテムの特徴について知ることができましたね。
しかし油汚れなどの特徴が分かっても、実際どうやって油汚れにアプローチすればいいかわからないという人も多いと思います。

ここでは油汚れに効果を発揮する、ペーストやスプレーの作り方を詳しく紹介します。
これさえ用意すれば、しつこい油汚れになる前に毎日すっきりさせることもできますよ。

重曹ペーストの作り方

いろいろな油汚れに効果的なのが、重曹ペーストです。
重曹ペーストは鍋やフライパンの焦げ落としだけでなく、換気扇の油汚れや茶渋落としにも使えます。

用意するものはこちら。

  • 重曹・・・大さじ2杯
  • 水・・・大さじ1杯
  • 容器とスプーン

作り方はとっても簡単です。

  1. 容器に重曹を入れる
  2. 水を加えてよく混ぜたら完成

重曹ペーストは保存することができません。
使用するときに、使う分だけをその都度作るようにしましょう。

重曹ペーストを作りすぎて余ったら、水で薄めてシンクの掃除などに使用して使い切るのがおすすめ。

重曹スプレーの作り方

ペーストよりももっと手軽に使うことができるのが、重曹スプレーです。
油汚れが気になる部分にサッと吹きかけて使うことができるので、毎日のキッチンの仕上げ拭きに使うのもおすすめ。

用意するものはこちら。

  • 重曹・・・小さじ2杯
  • 水・・・200ml
  • 容器とスプーン
  • 霧吹き

こちらも作り方はとっても簡単です。

  1. 容器に重曹を入れる
  2. 水を加えてよく混ぜて完全に溶かす
  3. 霧吹きに移し替えたら完成

キッチンの油汚れにも使えますが、重曹スプレーは手あかを落とすのにも効果的なんですよ。
重曹スプレーは1ヶ月ほど保存が可能です。

重曹が下に沈殿することもあるので、必ず容器を振ってから使用しましょう。

セスキ炭酸ソーダスプレーの作り方

セスキ炭酸ソーダもスプレーにすると使い勝手がよくなり、毎日のお掃除も楽になります。
油が付いた食器に吹きかけてから、いつも通り食器を洗うのもおすすめの使い方ですよ。

用意するものはこちら。

  • セスキ炭酸ソーダ・・・小さじ1杯
  • 水・・・500ml
  • 容器とスプーン
  • 霧吹き

作り方はとっても簡単。

  1. 容器に水を入れる
  2. セスキ炭酸ソーダを加えてよく混ぜる
  3. 霧吹きに移し替えたら完成

セスキ炭酸ソーダスプレーも1ヶ月ほど保存が可能。
重曹スプレーと同じように、使用前に軽く振ってから使いましょう。

クレンザーの作り方

五徳やフライパンの焦げ付きなどは、重曹ペーストやスプレーでは落ちないこともありますよね。
そんな時はクレンザーを作ってみてはいかがでしょう。

用意するものはこちら。

  • 重曹・・・1カップ
  • 液体せっけん・・・50ml
  • 容器とスプーン

こちらも簡単な作り方ですよ。

  1. 容器に重曹を入れる
  2. 液体せっけんを少しずつ加えて混ぜる
  3. モロモロしてきたら完成

こちらは保存が可能なので、まとめて作っておくと便利ですよ。
酢を入れてホイップ状にする作り方もありますが、重曹に酢を入れると中和されて洗浄力が落ちるので、洗浄力重視なら酢を入れずに作りましょう。

<下に続く>

油汚れがひどいところの落とし方【キッチン編】

油汚れの落とし方
ペーストやスプレーの作り方がわかったら、実際にお掃除に活用してみたいですよね。
油汚れが気になる場所といったら、キッチンだと次の5つではないでしょうか。

  1. 換気扇
  2. ガスレンジ
  3. 五徳
  4. ステンレスの曇り
  5. 電子レンジ

上記の5つの掃除法に加えて、油汚れがひどくならないようにするポイントについても紹介します。

換気扇

換気扇は1年に数回しか掃除をしないという人も多いですよね。
気が付くと油でベタベタということも珍しくありません。

換気扇の掃除には、重曹スプレーを使って行いましょう。
換気扇全体に重曹スプレーを吹きかけ、キッチンペーパーで覆います。

さらに上からスプレーを吹きかけてしばらく置いておきましょう。
しばらく時間を置いてから台所用洗剤で洗います。

まだ油が残っているときは、重曹ペーストを使ってこすり洗いをすると効果的ですよ。

換気扇の油汚れについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。
換気扇の油汚れの落とし方紹介!身近な材料での取り方や汚れ防止術も解説換気扇の油汚れ掃除におすすめの洗剤 油がべっとりと付着した換気扇、掃除には洗剤以外にも使える...

ガスレンジ

ガスレンジは毎日使うものですから、数日掃除をしないとあっという間にベタベタに。
ガスレンジの毎日のふき上げにはセスキ炭酸ソーダスプレーを使うのがおすすめです。

油汚れがしつこいものは重曹スプレーを使って、換気扇掃除と同じようにキッチンペーパーで覆って油を浮き上がらせましょう。
重曹スプレーでひたひたにしたキッチンペーパーを使って、最後に噴き上げるときれいになりますよ。

五徳

五徳の掃除が嫌いという人は多いと思います。
毎日掃除をすればいいのですが、面倒に感じてしまいますよね。

五徳には油がこびりついて、それが焦げになっていることもしばしば。
五徳の掃除には、重曹ペーストや重曹クレンザーを使いましょう。

ハブラシにペーストやクレンザーを取りこすります
こすっても取れない場合はへらなどを使って、こそぎ取るように油を取り除きましょう。

最後に台所用洗剤を使って洗います。

ステンレスの曇り

ステンレスの曇りの原因は、石けんかすや水あかです。
湯あかは酸性なのですが、水あかはアルカリ性。

なのでステンレスの掃除にはクエン酸が有効です。
クエン酸スプレーをシンクや蛇口に吹きかけ、スポンジで軽くこすりましょう。

クエン酸スプレーで落ちない場合は湯あかかもしれません。
その場合は、アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダを使って掃除をしてくださいね。

電子レンジ

電子レンジも吹きこぼれなどによって、食べ物の汁や調味料が飛び散っていることが多いですよね。
電子レンジの掃除には重曹水を使いましょう。

深めの耐熱容器に重曹大さじ2杯と水200mlを入れます。
よく混ぜたらそのままレンジで5分加熱しましょう。

加熱が終わったら触れる程度に冷めるまで、10分ほど放置します。
この間に蒸気が全体にいきわたり、油を浮かせてくれます。

あとは布きんやペーパーで拭き取ればOKです。

キッチンの汚れがひどくならないようにするには

  1. 拭き上げは毎日行う
  2. 細かいところは週1・月1の掃除を
  3. 掃除しやすい環境を作る

拭き上げは毎日行う

油汚れをできるだけ最小限に抑えるには、やっぱりこまめな掃除を心がけるということが一番の方法です。
でも毎日掃除に時間をかけるのは、ライフスタイルによっては難しいこともありますよね。

シンクやガスレンジなど、サッと拭き上げができる場所は、重曹スプレーなどを使って毎日行うくせをつけましょう。

細かいところは週1・月1の掃除を

五徳や電子レンジなど、毎日するのは面倒という場所は、週に1回もしくは月に1回といったように掃除する日を決めておくのがおすすめです。
月初めや土曜日といったように、忘れずに取り組むことができる日を決め、ちょっと面倒に感じても取り組む習慣をつけるのが大切です。

掃除しやすい環境を作る

キッチンは何かとものが増えてしまいます。
調理器具などが外に出ていると使いやすいですが、掃除はしにくいですよね。

こまめに掃除をするには、掃除をしやすい環境を作っておくこともポイント。
なるべくものを置かないようにしたり、壁にかけたりすることで掃除がしやすくなります。

<下に続く>

油汚れがひどいところの落とし方【洗濯編】

洋服の脂汚れ
油が気になるのはキッチン周りだけではありません!
毎日着ている洋服も、皮脂による油汚れが付いているんです。

皮脂の汚れもキッチンの油汚れと同じように酸性の性質を持っています。
そのため皮脂汚れにも重曹やセスキ炭酸ソーダが役立ちます。

ここでは重曹やセスキ炭酸ソーダを洗濯に活用する方法を紹介するので、ぜひ試してみてくださいね。

洗濯のときに

普段の選択で使うのは、衣類用の洗剤と柔軟剤という人が多いと思います。
これにプラスして、消臭効果のある酸素系の漂白剤を使っているという人も多いですよね。

衣類の皮脂汚れをすっきり落とすには、いつもの洗剤類にプラスして重曹やセスキ炭酸ソーダを粉末のまま加えるだけでいいんです。
洗濯する衣類の量や水の量によって、重曹やセスキ炭酸ソーダの量は変わります。

目安は重曹なら大さじ1杯程度、セスキ炭酸ソーダなら小さじ1杯程度で十分。
両方一緒に入れてもOKですよ。

油汚れのひどい服には

襟や袖口などは、皮脂汚れが付きやすく普通に洗濯をしただけではなかなか落とすことができません。
そんな時は、お湯を使って下処理をしたのち、重曹ペーストを使ってもみ洗いをするのがおすすめです。

お湯を使うことで油が溶け出し、その後の汚れ落ちがよくなりますよ。
衣類によっては熱いお湯に入れると傷んでしまうことがあります。

多くの衣類は40度ほどまでの表示になっていますが、中には30度のものも。
洗濯表示に従った温度にするようにしましょう。

洗濯槽の掃除

洗濯槽の掃除には、重曹とクエン酸がおすすめです。
洗濯槽の汚れは大きく分けて2つ。

  • 食べかすや皮脂などの油汚れ
  • 石鹸かすや水あかの汚れ

この2つは酸性の汚れとアルカリ性の汚れで、両極端なんです。
重曹とクエン酸を一気に使うのではなく、2回に分けて掃除をするのがポイントです。

まずは重曹を使って酸性の汚れを落としましょう。
1回の洗浄に使う重曹は200gほどがおすすめです。

槽洗浄コースで洗ってから、2回目にクエン酸を100gほど入れて同じように槽洗浄コースで洗います。
最後にきれいに拭き上げたら完了です。

汚れがまだ気になる場合は、酸素系の漂白剤を使って槽洗浄をするといいですよ。

<下に続く>

重曹やセスキ炭酸ソーダを使用するときの注意

汚れ落とし
環境にやさしく、肌荒れもしにくいといわれている重曹やクエン酸、セスキ炭酸ソーダですが、安心・安全に使うにはいくつかの注意点があります。
注意点を守って正しく使いましょう。

手荒れに注意

重曹は食品添加物として取り扱われているものでもありますし、クエン酸はレモンや梅干しなどにも当てはまります。
セスキ炭酸ソーダは重曹よりも洗浄力が弱い弱アルカリ性なので、どれも一般的な洗剤よりも肌に優しいことが魅力のひとつです。

しかしもともと肌が弱い人や、長時間掃除に取り組む場合は、肌荒れを起こしてしまうことも珍しくありません。
特に重曹やセスキ炭酸ソーダを触ると手がぬるぬるすることがあります。

これは皮膚の表面のたんぱく質が溶け出ていて、その後肌が敏感になってしまうことも。
そうならないためにも、ゴム手袋をするなど肌に直接触れないようにすることが大切です。

目に入らないように

掃除の基本ともいえますが、掃除に使う洗剤類は目に入るとしみてしまうこともあります。
重曹やセスキ炭酸ソーダは目に入ってもしみることは少ないですが、研磨効果のある重曹は目に入ると傷ついてしまうことも。

クエン酸は酸性なのでしみることがあります。
いずれにしても、目に入るとトラブルの原因になってしまうことがあるので、入らないように配慮する必要があります。

誤って目に入ってしまった場合は、流水を数分間当てて洗い流しましょう。
その後必要に応じて眼科を受診してくださいね。

子供が誤飲しないように

重曹やセスキ炭酸ソーダ、クエン酸を溶かした水は、完全に溶かしてしまうとほとんど無色透明です。
小さなお子さんがいる家庭では、溶かした水をお子さんが誤って飲んでしまわないように配慮することが大切です。

どれも天然物質で、多少口に入ってしまってもすぐに健康被害が出るわけではありません。
しかし体質やお子さんの年齢によっては、体調が悪くなってしまうこともあります。

  • 子供の手の届かないところに置いておく
  • 普段使っている食器類で混ぜ合わせるなどの作業をしない
  • 口にしてはいけないことを子供に伝える

上記のようにお子さんが口にできないような状態を作っておいたり、言い聞かせができるお子さんには事前にしっかり伝えたりすることが大切です。

<下に続く>

重曹スプレーに便利なスプレーボトル

お掃除で使う重曹スプレーなどを作っておくのに便利なのが、スプレーボトルですよね。
100均などでも購入できますが、おしゃれなアイテムを探している人も多いと思います。

そんな人におすすめなのがこちら。

TCATEC スプレーボトル ガラス霧吹き ガラス製 500ml 4本セット ガラススプレーボトル ガラスボトル 遮光スプレー 遮光ボトル 霧吹きボトル スプレーボトル容器 ガラス瓶 遮光性 空容器 霧射直射 茶褐色
2099円

4本セットになっているので、数種類のスプレー液を用意しておきたいという人にぴったりです。
ガラスのボトルということや茶色のカラーがおしゃれで、洗面所やキッチンに出しっぱなしにしておいても違和感がありませんね。

<下に続く>

重曹で油汚れすっきり!

汚れを落としてきれい
しつこい油汚れも、重曹やセスキ炭酸ソーダを使えば、肌や環境に優しくしっかりと汚れを落としてくれることが分かりました。
100均でも手軽に購入できるアイテムで、油汚れがすっきり落ちるなんてうれしいですよね。

用途に合わせてスプレーやペーストにして、家中の油汚れを落として過ごしやすい環境を作ってくださいね。

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