クローゼットの標準的な奥行き
洋服を収納するためのクローゼットの場合、60センチが標準的な奥行きですが、奥行きが45センチタイプのものもあります。
ゆったり無理なくハンガーに掛けた洋服を収納しようと思うと、奥行きは60センチがちょうど良いでしょう。
布団を収納するためのクローゼットの場合、80センチから85センチが標準的な奥行きです。
このようなクローゼットは一般的に押入れと言われますね。
このように収納するものによって、クローゼットの標準奥行きは変わります。
布団を使用していない家庭の場合、代わりに洋服を収納したいですよね。
しかし奥行きが深すぎて持て余すケースもあるのではないでしょうか。
目的と違う使い方をするには、コツが必要です。
クローゼットの奥行きを活かした収納アイデア8選
クローゼットに奥行きがある場合、そのスペースを無駄にしたくないですよね。
上手な収納アイデアをご紹介します。
- クローゼット棚
- ぴったりサイズの収納アイテムで統一
- キャスター付き収納アイテムを活用
- テレビを収納
- クローゼットデスク
- クローゼット部屋
- クローゼット遊び場所
- オープンウォークインクローゼットに変身
収納アイデア①:クローゼット棚
奥行きのあるクローゼットの奥に棚を設置して文具や本などを収納します。
手前のスペースが作業場として役立ちます。
奥行きのあるクローゼットの場合、段がついている場合が多いのではないでしょうか。
もしない場合は、壁に固定するタイプの棚を追加したり、置き型の棚を置くことで実現可能です。
部屋の中に棚があると存在感が大きくなる場合が多いですよね。
それが奥行きのあるクローゼットの中に収納されると、部屋の中はすっきりします。
収納アイデア②:ぴったりサイズの収納アイテムで統一
収納物をグループごとに分けて、それぞれ収納ケースに収納します。
収納ケースが奥行きのあるクローゼットの奥行きにぴったりのサイズだと、空間を有活用することができますよ。
物を取り出すときは、ケースごと取り出して探すことができるので効率的です。
奥行きのあるクローゼットのサイズに合わせた収納ケースであれば、たいていの物を収納できますね。
ケースを立てて収納することで、省スペースになり、さらに出し入れがしやすくなります。
収納アイデア➂:キャスター付き収納アイテムを活用
重たい物も、キャスター付き収納アイテムを使えば、簡単に出し入れすることができます。
一度にたくさん購入する日用品のストックや、飲料水のストックなどを収納するのにぴったりです。
奥行きのあるクローゼットの奥行きに合わせた収納アイテムを使うことで、空間を最大限活かすことができます。
ストックを追加するときや、ストックを取り出すとき、収納アイテムごと楽に取り出せるのでストレスがありません。
収納アイデア④:テレビを収納
テレビ本体や、周辺機器は生活感を感じさせやすいグッズの1つです。
それらを奥行きのあるクローゼット内に収納することで、部屋をすっきりした印象にさせることができます。
テレビを見るときは奥行きのあるクローゼットの扉を開けて、それ以外は閉めておくだけで良いのです。
コンセントをあらかじめクローゼット内に仕込んでいない場合でも、テレビ線の延長コードを購入するなどして解決できる場合もあります。
詳しくは家電量販店などでお尋ねください。
収納アイデア⑤:クローゼットデスク
デスクが部屋にある場合は多いですよね。
そのデスクごと奥行きのあるクローゼットの中に収納してしまうと、部屋が広くなります。
奥行きのあるクローゼットは、デスクとして広々と使うことができます。
奥に本を立てても余裕のあるデスクは、贅沢ですよね。
窓はありませんが、こもった雰囲気で集中できる環境になります。
延長コードなどで電気スタンドを持ち込めば、明るさを確保することも簡単ですよ。
収納アイデア⑥:クローゼット部屋
奥行きのあるクローゼットそのものを部屋にしてしまうアイデアです。
子供部屋なら、むしろ集中できるコンパクトな部屋としてちょうど良さそうですね。
狭い空間が、落ち着く1人部屋に変身します。
奥行きのあるクローゼットの扉を取り去ってしまえば、明かりも十分に取ることができます。
漫画のようなアイデアですが、1部屋捻出するためには実は現実的な方法なのかもしれません。
予定外に子供の人数が増えても、慌てなくて良さそうですね。
収納アイデア➆:クローゼット遊び場所
奥行きのあるクローゼット内に、アトラクション性のある遊び場所を作ったアイデアです。
クローゼットにおもちゃやぬいぐるみを収納する実例はよくありますが、奥行きのあるクローゼットそのものを遊び場所にするなんて斬新ですね。
一般家庭で、子供が楽しく遊べる場所を作るのは意外と場所を取ります。
本来収納に使うクローゼットを遊び場所にするのは合理的ですね。
ただしその分収納スペースが減ることになるので、断捨離が欠かせないアイデアでもあります。
また、滑り台などを設置した本格的な遊び場所を作る場合は、初めから段の付いた奥行きのあるクローゼット限定になってしまいます。
強度がないと危険なため、自作の棚などで滑り台を作ることはおすすめできません。
収納アイデア⑧:オープンウォークインクローゼットに変身
扉を取り去ることで、奥行きのあるクローゼットをおしゃれなオープンウォークインクローゼットにしたアイデアです。
かなり整理整頓されたクローゼットにする必要があるので、上級者向けの実例と言えます。
この実例では、収納スペースをホワイトにしたり、大きな鏡を設置したりして広く見せる工夫がされています。
扉がないクローゼットはそれだけで開放感がありますが、上記工夫によって開放感を最大限感じることができる空間になっていますね。
クローゼット収納におすすめのアイテム5選
奥行きのあるクローゼットを上手に使うために、おすすめのアイテムをご紹介します。
簡単に取り入れる物ばかりなので、賃貸にお住まいの方も参考にどうぞ。
- 押入れハンガーラック
- ハンガーラック
- スリム収納棚
- 吊り下げ収納ラック
- ハンガー付きアクセサリー収納
おすすめのアイテム①:押入れハンガーラック
奥行きのある、押入れ型のクローゼットに最適なハンガーラックです。
本体の幅は、46センチから76センチまで調節可能なので、置きたい場所のスペースに合わせることができて便利です。
上段下段に分かれているクローゼットで活躍するタイプのおすすめアイテムです。
縦に奥行きのあるクローゼットに収納して使うと、棚部分もひっかけ部分も使いやすくなる場合がありますよ。
おすすめのアイテム②:ハンガーラック
こちらのハンガーラックは、①押入れハンガーラックと違い、全てハンガーを使用して収納するタイプです。
棚収納が必要ない方は、こちらの方がおすすめです。
ハンガーに掛けて収納すると、一目で何がどこにあるかわかるので便利です。
また収容能力も高くしやすいので、効率良く空間利用することができます。
こちらのハンガーラックは、幅75センチから130センチまで伸縮可能です。
二重のハンガーラックなので、奥行きのあるクローゼットの空間を無駄にしません。
段違いになっていることで、奥の物を取り出しやすくなるので便利ですね。
おすすめのアイテム③:スリム収納棚
スリム収納棚を使うことで、棚の上に収納物を乗せた状態で下に収納した物の出し入れを簡単にすることができるようになります。
2段に収納することで、収容能力が上がり、使い勝手も良くなるのでおすすめです。
こちらのスリム収納棚は、高さ29センチから41センチ、幅54センチから75センチまで伸縮します。
スリム収納棚を縦に奥行きのあるクローゼットに収納して、長い物の収納に役立てるのも良いですね。
おすすめのアイテム④:吊り下げ収納ラック
奥行きのあるクローゼットなら、大きなカバンの収納にも困りません。
この吊り下げ収納ラックを使うと、効率よくカバンを収納することができますよ。
一目でどのカバンがどこにあるか分かります。
また上の物を動かすことなく、ラックから欲しいカバンだけを取り出すことができます。
しかも型崩れを防いでくれるので、大切なカバンをきれいな状態で収納しておくことができますね。
奥行きのあるクローゼット空間を上手に利用することができる、おすすめのアイテムです。
おすすめのアイテム⑤: ハンガー付きアクセサリー収納
奥行きのあるクローゼットの、壁面を活用した収納はおすすめの方法です。
見やすい状態にしながら、それ自体を隠して収納することができるからです。
ごちゃごちゃしがちな、細かいグッズを奥行きのあるクローゼットに収納することで室内がすっきり片付きます。
またこちらのハンガー付きアクセサリー収納は、透明なのでグッズを探す手間がかかりません。
探しやすく、効率的な収納が実現できるのでおすすめのアイテムです。
奥行きのあるクローゼット収納のコツ5選
奥行きのあるクローゼットでも、無駄なく使いこなすコツをご紹介します。
収納計画のご参考にどうぞ。
- 使う頻度で場所決め
- 引き出し収納を活用
- 可動式の収納を活用
- 理想は吊るす収納
- 余裕のある収納
クローゼット収納のコツ①:使う頻度で場所決め
良く使うものは、取り出しやすい位置に収納しましょう。
収納計画を考える段階で、場所を決めると全体のバランスがよくなります。
よく使うものが、ワンステップで取り出せないとストレスが溜まります。
クローゼットの扉を開けるだけで、取り出すことができるのがワンステップで取り出せる状態と言えます。
いつも使うカバンや、上着などは頻繁に取り出すものですよね。
逆にあまり使わない大きな荷物は、奥行きのあるクローゼットの奥に収納されていても問題ありません。
その荷物を出すときだけ、前に収納されたものをどかせば良いのです。
クローゼット収納のコツ②:引き出し収納を活用
奥行きのあるクローゼットの奥まで効率よく活用するには、引き出しタイプの収納を使うのがコツです。
引き出しの奥に収納した物も、引き出しを大きく引き出すことで見つけやすくなるからです。
箱に詰めて収納してしまうと、開けて中の物を見るのが億劫になってしまいますよね。
そのまま使わない物の仲間入りをしてしまう可能性が高いので気を付けましょう。
当分使う予定はないけど処分はしない、といったものは箱詰めが適しています。
クローゼット収納のコツ➂:可動式の収納を活用
奥行きのあるクローゼットの奥にも手前にも、頻繁に使う物を収納する場合、手前に可動式の収納を置くと便利です。
キャスター付きのハンガーラックなどであれば、奥の物を取り出すとき簡単に動かすことができます。
このようにすれば、奥行きのあるクローゼットの奥にしまった物がしまいっぱなしにならなくて良いですね。
ハンガーラックだけではなく、引き出しタイプの収納にもキャスターが付いたものがあります。
手前に収納したい物に合わせて、収納アイテムを選びましょう。
クローゼット収納のコツ④:理想は吊るす収納
収納する物が多いとなかなか実現は難しいですが、基本はどんな物も吊るす収納をした方が探しやすくなります。
畳んで引き出しに収納すると、どうしても下に入り込んでしまった物を探すのは簡単ではなくなります。
細かくて数も多いので大変ですが、下着や靴下も吊るすと見やすくなりますよ。
細かい物は難しくても、カバンや帽子は吊るすと省スペースで探しやすくなるのでおすすめです。
しかも手前の収納物を吊るすことで、奥行きのあるクローゼットの奥に収納された物が見やすくなり探す時間が短縮されます。
手前の収納物が積み上げられた状態だと、奥の物は見ることすらできなくなってしまいます。
クローゼット収納のコツ⑤:余裕のある収納
クローゼットを開けたとき、物がたくさん詰め込まれていたら、明らかに物を探すのが大変です。
特にそれが奥行きのあるクローゼットの場合、奥に収納した物は永遠に収納されたままになってしまいます。
どんな場所でも同じですが、本当に必要な物だけを効率よく収納するのが理想です。
最低限、奥行きのあるクローゼットの奥に収納された物の存在を確認することができる程度には、物を減らすべきです。
衣替えをまめにするのはもちろん、最近着なくなった服などは早めにクローゼットから出しましょう。
奥行きのあるクローゼットの風通しを良くすることで、日々のストレスから解放され快適な服選びができます。
厳選された服のみが収納されていれば、自然とおしゃれな服装になるはずですよ。
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おすすめの収納本
クローゼットの収納次第で、服装までおしゃれになるということが書かれた著書です。
そのときに着るべき服だけを、きれいに整頓しやすい奥行きのあるクローゼットに収納しておくことで、日々の服選びに困らなくなります。
そしてその生活は人生まで変えてしまいます。
大袈裟なようですが、服装選びは毎日のことなので人生に与える影響は小さくありません。
服装は周囲の人に率直な印象を与えるアイテムなのです。
この本をきっかけにして、幸せな人生を手に入れてみませんか。
奥行きのあるクローゼットを使いこなす
クローゼットは奥行きがありすぎると、不便に感じることもあります。
和室にある押入れなら、布団を収納するという用途が典型的ですが、現代はベッドを使用している家庭が多いですよね。
生活環境に合わないクローゼットは、合うように工夫して使いこなすことで、むしろ便利なクローゼットになります。
日々使うクローゼットを快適な仕様にして、毎日の暮らしを豊かにしましょう。