簡単にできる!ほうきを使った畳掃除の方法6選
まずは、ほうきでの基本的な畳掃除方法をご紹介します。
- おすすめは天然素材の和ほうき
- 柄の長さは畳の数や大きさで使い分け
- 畳の目に沿ってゆっくり掃く
- 畳にお茶殻を撒いてほうきで掃く
- 畳を乾拭きしたら完了
- ほうきは穂先を床に付けないように保管
簡単にできる!ほうきを使った畳掃除の方法①:おすすめは天然素材の和ほうき
ほうきを使って掃除をすれば、電気代もかかりませんし、大きな音も出ませんので赤ちゃんがいるご家庭などでも気にせず掃除できます。
畳掃除に特におすすめなのは、ホーキ草などの天然素材を使った和ほうきです。
値段はやや張りますが、しなりがよくほこりやごみがまとまりやすいという特徴があります。
簡単にできる!ほうきを使った畳掃除の方法②:柄の長さは畳の数や大きさで使い分け
同じ素材でできたほうきでも、使う箇所によって柄の長さやサイズを使い分けるのがおすすめです。
広めの畳の部屋を掃除するのであれば立ったまま使える長い柄のほうきがおすすめですが、畳ベッドや小さい面積の畳の部屋などにはハンディタイプの柄が短いものが便利です。
簡単にできる!ほうきを使った畳掃除の方法③:畳の目に沿ってゆっくり掃く
ほうきで畳を履く時はやみくも掃くのではなく、畳の目に沿ってほうきを動かすとより効果的にほこりやごみを集めることができます。
さらに、畳の目に沿って掃くことで、畳の表面が毛羽立つのを防ぎ畳を長持ちさせる効果もあります。
簡単にできる!ほうきを使った畳掃除の方法④:畳にお茶殻を撒いてほうきで掃く
最初にほうきで畳を掃いて表面のほこりやごみを取り除くことができたら、次は畳一面にしっかり絞ったお茶殻もしくは濡らした新聞紙を撒きましょう。
そして、これらのお茶殻や新聞紙をほうきで掃くことで、畳表面にお茶の成分が付着し畳を消臭・殺菌してくれます。
簡単にできる!ほうきを使った畳掃除の方法⑤:畳を乾拭きしたら完了
畳は水分に弱いので、お茶殻や濡れた新聞紙をかなり絞って使ったとしても最後に乾いた雑巾で乾拭きするようにしましょう。
この乾拭きにより畳に残った余分な水分をふき取ることができ、カビの発生原因やダニの繁殖原因を取り除くことができます。
簡単にできる!ほうきを使った畳掃除の方法⑥:ほうきは穂先を床に付けないように保管
畳掃除に使用したほうきは必ず穂先を床につけないように保管しましょう。
柄を床につけて穂先を上にするのが簡単ですが、他にも壁掛けで収納して床につけない方法もあります。
ほうきの値段に関わらず穂先の形は崩れやすく、形が崩れるとほうきとして使いにくいですし、ほこりやごみのまとまりが悪くなりますので気をつけましょう。
お酢を使った畳のカビ掃除
お酢を使って畳を掃除すると黄ばみ防止やカビの発生防止に効果があります。
では、お酢を使った畳の掃除方法をご紹介します。
- 部屋の換気をする
- 掃除機かほうきでほこりとごみを取り除く
- 酢水の材料を用意する
- 酢水を作る
- 雑巾を浸して固く絞る
- 畳の目に沿って優しく拭く
- 乾拭きしてしっかり乾燥させる
- 月に1度程度のサイクルで行う
お酢を使った畳のカビ掃除の手順①:部屋の換気をする
畳掃除を行う前に窓を開けて空気の換気ができるように、風の通り道を確保しておきましょう。
掃除機やほうきの作業で多少ほこりが舞うのでその対策にもなりますが、お酢を使って掃除するとお酢特有の鼻を刺すツンとした臭いがありますので、あまり気にならないよう換気するのがおすすめです。
お酢を使った畳のカビ掃除の手順②:掃除機かほうきでほこりとごみを取り除く
お酢を使った畳掃除の第1段階では、まず、畳に溜まっているほこりとごみをしっかり取り除くことから始めます。
掃除機もほうきも畳の目に沿ってゆっくりと掃除することで、目に詰まったほこりとごみもちゃんと取り除くことができます。
お酢を使った畳のカビ掃除の手順③:酢水の材料を用意する
まずは酢水の材料を用意します。
材料はたった2つだけで、2Lぐらいの水に大さじ1杯のお酢だけです。
すし酢など砂糖が入っているものや果実酢を使用すると臭いやべたつきが残る可能性がありますので、米酢や穀物酢などの醸造酢もしくはホワイトビネガーを使用するようにしましょう。
お酢を使った畳のカビ掃除の手順④:酢水を作る
酢水の作り方は特に難しいことはなく、先ほどの材料をバケツの中でしっかり混ぜれば完成です。
混ぜた時点で臭いがきつすぎると思われる方は、少し水を足して調整してください。
作った酢水はバケツであればその日のうちに、スプレータイプであれば夏場は4~5日、それ以外の季節は1週間程度で使い切るようにしましょう。
お酢を使った畳のカビ掃除の手順⑤:雑巾を浸して固く絞る
畳を拭く作業に入る前に注意しておきたいのは、畳は水分に弱く、たっぷりの水で拭いてしまうとカビや害虫が繁殖する原因になるという点です。
そのため、酢水を使って拭く際も、雑巾を酢水に浸した後はかなりしっかりと雑巾しぼって拭き掃除を始めてください。
お酢を使った畳のカビ掃除の手順⑥:畳の目に沿って優しく拭く
実際に酢水で濡らした雑巾を使って畳を拭く時は、ワイパーのように広い範囲を一気に拭くのではなく、畳の目に沿って丁寧に優しく拭くようにしましょう。
畳は表面に凹凸があるので、速く拭いてしまうとくぼみのところに届いていないことがあるので、スピードもゆっくり拭くと隅々まできれいに拭くことができます。
お酢を使った畳のカビ掃除の手順⑦:乾拭きしてしっかり乾燥させる
畳は水分に弱いので濡らした雑巾で拭く時はかなりきつく絞りましょうということはすでにお伝えしましたが、念には念をということで最後は乾いた雑巾を使って乾拭きをしましょう。
特に光や風が入りにくい場所に畳の部屋がある場合は、できるだけ速く畳が乾くように最後の仕上げの乾拭きをおすすめします。
お酢を使った畳のカビ掃除の手順⑧:月に1度程度のサイクルで行う
最後の乾拭きが終了すれば、酢水を使った畳掃除は完了です。
何度も言いますが畳は水にはあまり強くありませんので、この酢水を使った掃除はそんなに頻繁に行う必要はありません。
およそ1か月に1回程度の頻度で行えば、畳を常に清潔な状態に保つことができます。
\畳のカビ対策はこちらでも紹介しています/
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畳掃除に役立つクエン酸活用術4選
掃除の便利アイテムとして人気のクエン酸は畳の汚れと気になる臭いを落として清潔な状態を保ってくれます。
そこで、ここではクエン酸を畳掃除に活用する方法を以下4つご紹介します。
- 手作りクエン酸水で染みを除去
- スプレーで手軽に畳ケア
- 畳のカビ予防
- 臭いや黄ばみを除去
畳掃除に役立つクエン酸活用術①:手作りクエン酸水で染みを除去
畳は掃除機やほうきでほこりやごみを取り除くのが主ですが、染みはきつく絞った雑巾で拭き取りましょう。
その時にバケツ半分ぐらいの水にクエン酸を小さじ1杯入れてクエン酸水を作り、それで雑巾を濡らして拭くと清潔な状態がより長く保たれます。
畳掃除に役立つクエン酸活用術②:スプレーで手軽に畳ケア
クエン酸は畳以外にやキッチンなどの水回りやトイレの清掃にも活用できます。
いろいろな場所に活用する際には、クエン酸スプレーを作っておくと大変便利です。
スプレーの作り方は200mlの水に対して小さじ1杯のクエン酸をよく混ぜてスプレーボトルに入れればすぐできますし、雑巾に2回ほどプッシュしてさっと拭けば手軽に畳ケアできます。
畳掃除に役立つクエン酸活用術③:畳のカビ予防
クエン酸には汚れの除去以外に、カビ予防の働きもあります。
お酢にもカビ予防効果がありますが、クエン酸にも同じ効果があり、さらにお酢と違って臭いも無いので、臭いに敏感な方や動物を飼っているご家庭でも安心して使えます。
畳掃除に役立つクエン酸活用術④:臭いや黄ばみを除去
動物を飼っているところでは畳に粗相をされてしまうこともありますよね。
急いで濡れた布巾で拭き取っても黄ばみや独特の臭いはなかなか取れません。
もし、畳に粗相をされてしまった時は、クエン酸でアルカリ性のアンモニアの消臭や黄ばみを落としましょう。
畳掃除に役立つセスキ活用術4選
ここでは、重曹などと並んで掃除の人気アイテムであるセスキの畳掃除に活用する方法を以下4つご紹介します。
- セスキを使って畳の油汚れを落とす
- 畳に付いてしまった化粧品もセスキで落とす
- 畳に付いたたんぱく質汚れもセスキで落とす
- セスキを使って畳に付いたタバコのヤニ落とし
畳掃除に役立つセスキ活用術①:セスキを使って畳の油汚れを落とす
セスキが得意とする汚れの分野は油や皮脂、たんぱく質なので、油性のものを畳にこぼしてしまった際には、セスキスプレーなどを布に吹きかけふき取れば油汚れもスッキリ取れます。
500mlの水に対し小さじ1杯のセスキの粉末を入れ、スプレーボトルに入れたらセスキスプレーの完成ですが、セスキの粉末は底に沈みやすいので、毎回使うたびによく振ってから使うようにしましょう。
畳掃除に役立つセスキ活用術②:畳に付いてしまった化粧品もセスキで落とす
化粧をしていると不注意でファンデーションやリップ、マスカラなど床に落としてしますことってありますよね。
それらの化粧品は油分が含まれているものも多くティッシュやただの水ででふき取っただけではきれいに落ちないことがあります。
そんな時はセスキスプレーを布巾の隅に吹きかけたものやセスキ成分入りのウェットティッシュなどで汚れた部分を叩くと、セスキの働きで油分を分解して化粧品の汚れを除去することができます。
畳掃除に役立つセスキ活用術③:畳に付いたたんぱく質汚れもセスキで落とす
たんぱく質の汚れというのは皮脂や血液、母乳などを指し、食品のミルクや卵も含まれます。
これらのたんぱく質汚れはアルカリ性のものを使うと分解されるので、セスキが活躍します。
しかし、たんぱく質の構造を分解するセスキの性質は天然繊維であるイ草にも影響しやすく、畳を変色させることもありますので、使う際は布巾などを使って部分的に使用することをおすすめします。
畳掃除に役立つセスキ活用術④:セスキを使って畳に付いたタバコのヤニ落とし
部屋の中でタバコを吸っていると壁やカーテンだけではなく、床にもヤニが付着してしまい、畳であればヤニで黒ずんでしまう事もあります。
タバコのヤニは油性なので、油汚れに強いセスキを使うときれいに落とせます。
ヤニは畳全体に付いているので、こればかりはヤニの除去優先で畳全体をセスキで拭いて落とします。
掃除機を使った畳掃除のコツ6選
いつも畳に掃除機をかけている方でも、実はやり方によって畳を傷めていたり、あまりほこりを取れていなかったりすることがあります。
そこで今回は畳に掃除機をかけるコツを6つご紹介します。
- 一般的な掃除機を使いましょう
- 畳モードで本体を持ちながら移動
- 押し付けずに優しく滑らせる
- 目に沿って掃除機をかける
- 掃除機はゆっくり動かす
- 畳の縁は掃除機をかけない
掃除機を使った畳掃除のコツ①:一般的な掃除機を使いましょう
まず、畳掃除はロボット掃除機ではなく一般的な電気掃除機を使いましょう。
理由はロボット掃除機だとほこりやごみを掻き出す力が強すぎて、畳の表面を傷めてしまうことがあるからです。
掃除機を使った畳掃除のコツ②:畳モードで本体を持ちながら移動
今はハンディ掃除機も主流になってきましたが、一般的な電気掃除機を使っている方もまだまだ多いでしょう。
一般的な電気掃除機には、吸い込み口以外に本体部分もあり大きい物だと重さもあるので大変ですが、小さめの本体であれば本体を持ち上げながら掃除機をかけると畳の表面を傷めにくいです。
他にも掃除機によっては「畳モード」という、畳に優しいモードがあるものもありますので、あればぜひそちらを使うのをおすすめします。
掃除機を使った畳掃除のコツ③:押し付けずに優しく滑らせる
ほこりを取り残さないようにと思うとついつい力を入れて強く擦り付けるように掃除機をかけてしまっている方も多いのではないでしょうか?
強く押し付けて掃除機をかけてしまうと畳を傷める原因になりますので、畳には優しく滑らせるように掃除機をかけましょう。
掃除機を使った畳掃除のコツ④:目に沿って掃除機をかける
畳には「目」があるのはご存じですか?
目に沿って掃除機をかけると畳を傷めずにほこりやごみを除去できます。
畳にはラインが入っていますが、具体的に畳の目に沿うというのはこのラインが横ラインになるように立ち、その横ラインを縦断するようにしてかけることです。
掃除機を使った畳掃除のコツ⑤:掃除機はゆっくり動かす
畳に掃除機をかける際、目に詰まったほこりやごみを取り逃さないためにゆっくりとかけることも大切です。
畳の細かい目に詰まったほこりやごみを取り除きたいので、畳1枚に約30秒以上かけるつもりでゆっくりと掃除機を動かし、ほこり等の取り忘れが無いようにしましょう。
掃除機を使った畳掃除のコツ⑥:畳の縁は掃除機をかけない
今までに畳の全体に掃除機をかけていた方はいらっしゃいませんか?
もし畳の縁の部分にも掃除機をかけていた方は、次からは縁の部分で止めることをおすすめします。
畳の縁は摩擦で布地が擦れやすく、畳より先に縁がボロボロになってしまうことがありますので、縁には掃除機をかけないようにしましょう。
畳掃除におすすめの新聞紙活用術4選
新聞紙を窓ふきで使うのはよく知られていますが、畳掃除にも使えるのはご存知でしたか?
ここでは、畳掃除におすすめの新聞紙の活用術を4つご紹介します。
- よく絞った濡れ新聞紙を撒く
- 液体をこぼしたら新聞紙で吸湿
- 新聞紙のインクで防虫
- 畳の下に新聞紙を敷く
畳掃除におすすめの新聞紙活用術①:よく絞った濡れ新聞紙を撒く
昔ながらの畳掃除の方法で使用後によく絞ったお茶殻を畳に撒いて、それをほうきで掃いて掃除するという方法がありますが、お茶殻を新聞紙に替えてもよい働きをしてくれます。
新聞紙は身近にあるものですし、読んだ後はごみになるだけなのでできれば何かに役立てたいと思う方は、ぜひ畳掃除に新聞紙を使ってみてください。
畳掃除におすすめの新聞紙活用術②:液体をこぼしたら新聞紙で吸湿
畳は水分をこぼしたり湿度が高い状態が長く続いたりすると、イ草が変色する原因になりますし、カビの発生やダニなどの害虫の繁殖にもつながります。
新聞紙は吸湿性が高い紙なので、もし、畳に液体をこぼしたら乾いた雑巾でとりあえず水分をふき取り、後は残った水分を吸い取るため畳の上に新聞紙を置いておきましょう。
畳掃除におすすめの新聞紙活用術③:新聞紙のインクで防虫
新聞紙はインクの独特の臭いが付いていますが、これをダニなどの害虫が嫌うので畳掃除に新聞紙を使うと防虫効果が期待できることは昔から言われています。
しかし、最近の新聞紙に使われているインクは昔の新聞に使われているインクに比べ質も高くなり、臭いも以前ほどきつくなくなったので、新聞紙だけで完全に防虫することはちょっと難しいです。
畳掃除におすすめの新聞紙活用術④:畳の下に新聞紙を敷く
畳の下に新聞紙を敷く方法も畳下の除湿や虫よけとしてよく使われている方法です。
しかし、この方法は通気性の良い昔ながらの住宅には適用できる方法で、現代のコンクリートで覆われた床などの場合は逆効果になることがあります。
自宅の造りに合わせて新聞紙の活用方法も見極めましょう。
おすすめの畳掃除グッズ
ここでは、畳掃除に役立つおすすめの掃除グッズを3つご紹介します。
アサヒペン タタミの洗剤ダニとバイバイハンドスプレー
このアサヒペンの畳用洗剤はスプレータイプで使いやすく、価格も1000円前後で詰め替え用も販売されているコスパの良い商品です。
よもぎやどくだみなど植物由来の成分が含まれており、これらがアレルギーの原因となるダニなどを寄せ付けず、その他にも汚れもしっかり落としてくれて抗菌と消臭効果があります。
ドーバー パストリーゼ77
ドーバー酒造から出ているドーバーパストリーゼ77はサトウキビ原料由来の醸造用アルコールを77%使用しており、その他にも緑茶から摘出した高純度カテキンや純水を使用した除菌スプレーです。
自然由来の成分を使用しているため、食品や調理器具に直接吹きかけて除菌や防カビ対策ができます。
また、油汚れも除去や防臭効果もあるので水回りやコンロ周り、畳の皮脂汚れにも使えます。
アズマ 天然素材の室内用ほうき匠125
使用されているホーキ草は厳選された最高級品でよくしなり、ほこりやゴミがまとまりやすいという特徴があります。
昔ながらの天然素材のホーキ草を丁寧に手編みして作られた吾妻箒(あずまほうき)は、穂が細かい目に入っているほこりやごみを逃さないので畳掃除にはピッタリの掃除グッズです。
畳の掃除方法をいろいろなイ草アイテムにも活用しよう!
最近の住宅は床がフローリングのところが多いので、畳掃除の機会はあまり無いという方でも、畳ベッドやイ草マット、イ草座布団などは持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
イ草を使用したアイテムも畳同様にほこりやごみがたまりますし、ダニが繁殖することもありますので、ぜひ今回ご紹介した畳掃除の方法を参考にきれいにして、より快適に使ってみてください。