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家庭菜園をベランダで始めよう!野菜やハーブなど育て方を一挙紹介!

おうちのベランダで家庭菜園を始めてみませんか?
今回は、ベランダで家庭菜園を始める前の基礎知識や必要な道具、ベランダで育てる時の注意点、簡単に育てられるおすすめの野菜やハーブなど、ベランダ家庭菜園に関する情報をご紹介します。

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ベランダで家庭菜園を始めてみよう!

ベランダ家庭菜園を始めよう

家庭菜園には興味があるけれど、そんな土地は持っていないし上手に作れないのでは、と考える方も多いのではないでしょうか。
ベランダやバルコニーがあるお宅なら、プランターで簡単に家庭菜園ができる「ベランダ家庭菜園」はいかがでしょう。

ベランダ家庭菜園なら、土地は必要ありませんし、畑を耕したりする手間もなくプランターと土で手軽に始められます。
窓を開ければすぐのところで管理できるので、収穫までの手入れも容易に行うことができます。

ベランダ家庭菜園は、毎日手間をかける時間の無い方や、家庭菜園の経験の無いビギナーさんにおすすめです。
まずは比較的簡単に育てられるものからチャレンジして、自分で育てた野菜やハーブで料理を楽しみましょう。

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ベランダ家庭菜園の特徴

ベランダ家庭菜園の特徴

ベランダ家庭菜園の特徴には、以下のようなものがあります。

  1. プランターひとつで始められる
  2. 窓を開けたらすぐに成長をチェックできる
  3. 気候条件の調整ができる

ベランダ家庭菜園の特徴について、詳しくみていきましょう。

ベランダ家庭菜園の特徴①:プランターひとつで始められる

ベランダ家庭菜園の魅力は、なんといっても手軽に始められる点です。
自宅の庭に畑をする土地が無くてもかまいませんし、わざわざ土地を借りたりレンタル農園に行ったりするような手間も必要ありません。

プランターと土があれば思い立った時すぐに家庭菜園が始められます。

ベランダ家庭菜園の特徴②:窓を開けたらすぐに成長をチェックできる

ベランダ家庭菜園は、窓を開けたらすぐ畑という距離の近さもメリットのひとつです。
毎日の水やりや成長の具合を確認するためにわざわざ外に出る手間が必要ありません。

何より、毎日成長している菜園を窓から眺めることで得られるワクワク感は他ではなかなか体験できないものです。
天候や気温に敏感になり、季節の変化を肌で感じることができ、お子様の情操教育にも役立ちます。

ベランダ家庭菜園の特徴③:気候条件の調整ができる

ベランダ家庭菜園では、プランターを移動したり日よけを付け外しすることで、周囲の環境を調整できることができます。
特に夏は集中豪雨や酷暑など植物にとっても過酷な環境が続きますが、ベランダ家庭菜園ならその環境を和らげることが可能になります。

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ベランダ家庭菜園に必要なもの

ベランダ家庭菜園に必要な物

ベランダ家庭菜園に必要なものとしては、以下のようなものがあります。

  1. プランター
  2. 家庭菜園用の土
  3. 肥料
  4. 家庭菜園用の道具
  5. 防虫・防鳥ネット

ベランダ家庭菜園に必要なものについて、詳しくみていきましょう。

ベランダ家庭菜園に必要なもの①:プランター

ベランダ家庭菜園を始めるにはまずプランターを準備しましょう。
プランターはホームセンターなどで手に入ります。

ラディッシュやベビーリーフなど小ぶりなものを育てるときには、100円ショップにある大きさのプランターで充分間に合います。
育てる野菜の成長規模によって、適切な大きさを選びましょう。

ベランダ家庭菜園に必要なもの②:家庭菜園用の土

ホームセンターに行くと、様々な種類の土が売られています。
ベランダ家庭菜園では、「家庭菜園用の土」「野菜用培養土」などと記載されているものを選べば間違いありません。

育てる種類によって成長に必要な成分が違う場合もありますので、「専用の土」がある場合にはそれを選びましょう。

ベランダ家庭菜園に必要なもの③:肥料

プランターで育てるベランダ家庭菜園でも立派な野菜を収穫するためには、土に最初から含まれる養分だけでなく後から栄養を与える肥料も必要です。
野菜の成長を助け、実を大きくしてくれます。

野菜によって必要な肥料は異なりますので、必ず成分を確認しましょう。
やりすぎると逆に成長を妨げますので、肥料の袋に書かれた使用料をしっかり守って与えるのが野菜作りの成功のコツです。

ベランダ家庭菜園に必要なもの④:家庭菜園用の道具

道具を全て買い揃える必要はありませんが、必ず使うものは準備しておいたほうが良いでしょう。
手袋と水やりのためのシャワー式のじょうろは収穫までずっと使いますので、持っておいたほうがストレスなく作業できます。

土仕事のためのエプロン、土と肥料を混ぜるときに下に敷くレジャーシート(新聞紙でも可)、小さいスコップ(シャベル)は、準備しておくと作業が効率良く進められます。
どれも100円ショップで揃えられます。

ベランダ家庭菜園に必要なもの⑤:防虫・防鳥ネット

野菜やハーブを美味しく育てるためには虫や鳥が大敵です。
種まきの直後から鳥が種を狙ってきますし、発芽した後は虫も柔らかくて美味しいところを狙って寄ってきます。

常に虫・鳥の侵入を防ぐことが出来るかどうかが、無事収穫するまでのカギを握ります。
防虫・防鳥はさほど難しいことではなく、物理的に侵入を防ぐことが出来れば良いので、防虫ネット、防鳥ネットを張るようにします。

どちらもホームセンターでその名前で販売されていますので、種まきをしたらすぐにプランターにかぶせて対策しておきましょう。
また、ネットをかぶせていても入り込んでしまう小さな虫は、牛乳や木酢液などのナチュラルな素材で対策もできますので、家庭菜園の本などで調べておくと慌てずに済みます。

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ベランダ家庭菜園におすすめの野菜&ハーブ13選

ベランダ家庭菜園おすすめ野菜

ベランダ家庭菜園におすすめの野菜やハーブは、以下のようなものがあります。

  1. プチトマト
  2. バジル
  3. きゅうり
  4. 小ねぎ
  5. スイカ
  6. ミント
  7. ベビーリーフ
  8. ラディッシュ
  9. にんじん
  10. いちご
  11. ルッコラ
  12. しそ
  13. 水菜

次に、ベランダ家庭菜園のおすすめを詳しくみていきましょう。

おすすめの野菜&ハーブ①:プチトマト

ベランダ家庭菜園では、プチトマトが簡単に始められるので最もおすすめの野菜です。
普通のトマトも同じ栽培方法でつくることができますが、プチトマトは成長が早く短期間で収穫できるので、達成感が感じやすいのもおすすめの理由です。

プチトマトは様々な品種があって、実の色、甘さ、食感、水分など、用途や好みに合ったものを選ぶことができます。
お好きな苗を購入して、早速プランターに植えてみましょう。

おすすめの野菜&ハーブ②:バジル

パスタやピザ、サラダなど、香りやいろどりに活躍するバジルもプランターで簡単に栽培できます。
成長とともに新しく若い葉が出てきますので、必要なときにベランダに出て必要なぶんを摘んで使いましょう。

種からも栽培できますが、苗の状態で購入すれば1か月くらいで食べられるまでに成長します。

おすすめの野菜&ハーブ③:きゅうり

夏野菜はどれも家庭菜園におすすめですが、採れたてのきゅうりの美味しさは格別で、ぜひ家庭菜園で育てたい野菜のひとつです。
みずみずしいきゅうりを採ってすぐにサラダなどで生で食べると、カリカリとした歯ごたえがくせになる美味しさ。

きゅうりは苗で購入します。根を張りやすくするために少し深めのプランターがおすすめです。

おすすめの野菜&ハーブ④:小ねぎ

小ねぎは万能ねぎともいいますが、その呼び名の通り、1年を通して様々な料理に使える万能な野菜です。
種から栽培することができ、小さめのプランターでもしっかり育つので、キッチンのそばの窓辺で育てるのもおすすめです。

小ねぎは、根っこを抜かずに5センチほど残しておくとまた成長して収穫できるお得感も嬉しいところ。
2~3回収穫できますので、いくつか小さなプランターを準備して何週間かおきに成長をずらして種をまき、1年じゅう食べられるようにしておくと便利ですよ。

おすすめの野菜&ハーブ⑤:スイカ

夏に1度は食べたいスイカも、家庭菜園で美味しくつくることができます。
プランター栽培に向いているのは小玉スイカです。

小玉スイカは大きい普通のスイカと比べてキメが細かく、甘みが強い品種が多いのが特徴です。
苗の状態で購入し、量を守ってしっかり肥料をあげると、直径20センチ程度の立派なスイカになります。

おすすめの野菜&ハーブ⑥:ミント

料理やお菓子にちょっとあると便利なミントは、過酷な環境にも強くとても育てやすいハーブです。
種からでも苗からでも比較的簡単に育てることができます。

ミントは虫よけにもなりますので、虫のつきやすい野菜の近くで栽培するのもおすすめ。
成長が早く根を張りやすいので、他の野菜とはプランターを分けておきましょう。

おすすめの野菜&ハーブ⑦:ベビーリーフ

色々な葉物野菜がミックスされたベビーリーフは、種から育てて採れたてをサラダにしましょう。
種まきから1か月~2か月程度で食べられるまで成長します。

おすすめの野菜&ハーブ⑧:ラディッシュ

ビギナーさんがベランダ家庭菜園で育てやすい代表的な野菜です。
ころんとした種は扱いやすくて、芽が出るとあっという間に成長してくれます。

土の中で育っている様子は観察できませんが、土からのぞくラディッシュの頭が少しずつ大きくなっていく様子を見ることができます。
芽が出て20日くらいで収穫できます。

肥料もあまり必要なく最も短期間で収穫できる野菜ですので、まず何か作ってみようという方はラディッシュがおすすめですよ。

おすすめの野菜&ハーブ⑨:にんじん

スーパーで売っているようなにんじんを育てるには深いプランターで上手に育てるコツが必要ですが、ミニにんじんなら比較的育てやすいので、ぜひチャレンジしてみましょう。

根菜を収穫すると、毎日成長が目に見える野菜とはまた違った喜びを感じることができます。

おすすめの野菜&ハーブ⑩:いちご

いちごは畑で育てるよりもプランターのほうが育てやすいといわれています。
上手に管理すると、冬の終わりから春にかけて真っ赤ないちごが収穫できます。

いちごは多年草といわれる植物なので、枯れないように翌年まで管理するとまた次の年も実を付けてくれます。
株が成長してくると親の苗から子苗・孫苗と次の世代の苗をとることができるので、そうして毎年新しい苗を作っていちご栽培を楽しんでいる方も。

自分で育てたいちごでおいしいスイーツづくりも夢がふくらみますね。

おすすめの野菜&ハーブ⑪:ルッコラ

肉料理やサラダにあると嬉しいルッコラも、プランターで育てやすいハーブです。
種売り場では「ロケット菜」という名前で販売されていることもあり、種から育てて1か月程度で収穫できます。

おすすめの野菜&ハーブ⑫:しそ

サラダ、てんぷら、肉料理、何かと活躍の場が多いしそをプランターで育ててみましょう。
強い性質でとても育てやすく、成長も早いのでビギナーさんにおすすめです。

虫がつきやすいので植えつけたらすぐに防虫ネットを張り、アブラムシが付いたら牛乳をスプレーすると駆除に効果的です。
新しい葉が次々と出てきますので、どんどん収穫して料理に使いましょう。

使いきれないぶんはシソジュースや漬物に。
冷凍しておいて後から料理に使ったりすることも可能です。

おすすめの野菜&ハーブ⑬:水菜

防虫と水やりさえしておけば1か月で立派に成長してくれる水菜は家庭菜園を始めるときに選ぶ野菜にぴったりです。
根がよく張れれば大きな株に成長してたくさん収穫できるので、株の間は15センチ以上あけましょう。

冬の野菜不足の時期にシャキシャキした食感が嬉しい水菜はサラダや鍋物に大活躍しますよ。

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ベランダ家庭菜園をする際の注意点

ベランダ家庭菜園の注意点

ベランダ家庭菜園では、以下のような項目に注意しましょう。

  1. マンションのベランダは使用できません
  2. エアコンの吹き出し口の前は管理に注意
  3. 日よけを上手に使う
  4. 床の排水もまめにチェックを
  5. 落下防止策をしっかりと

ベランダ家庭菜園の注意点について、詳しくみていきましょう。

ベランダ家庭菜園の注意点①:マンションのベランダは使用できません

マンションのベランダはプランターなどを置くことは出来ませんので、ベランダ家庭菜園を始めたいと考えている方は注意が必要です。
マンションの通路やベランダは、賃貸・所有問わず、その部屋の住人の持ち物ではなく共用スペースとされているからです。

非常時の通路としての妨げにならなければ可能という場合もあり、いずれの場合もマンションの規約等で詳しく定められていますので、まずは規約をよく確認しましょう。

ベランダ家庭菜園の注意点②:エアコンの吹き出し口の前は管理に注意

ベランダにエアコンの室外機が設置されているご家庭は多いのではないでしょうか。
この室外機の吹き出し口からは熱を持った風が出てきます。

室外機の前にプランターを置くことは植物にとって過酷な環境となり、枯れやすいので注意しましょう。
なるべく室外機の前に置かないようにするのが賢明です。

ベランダ家庭菜園の注意点③:日よけを上手に使う

特に夏の午後の日差しは厳しく、プランターに直射日光が当たって土の温度が上がりすぎると根を傷めてしまい、成長が鈍くなったり最悪の場合は枯れてしまうこともあります。

特にプランター部分には夏の直射日光が当たらないように工夫し、必要に応じてオーニングなどの日よけ対策を行いましょう。

ベランダ家庭菜園の注意点④:床の排水もまめにチェックを

毎日水やりしていると、プランターの底から水と一緒に土も少量ですが流れ出ていて、排水口が詰まってしまうことがあります。
詰まってしまってからでは取り除くのが難しくなってしまいますので、排水口に細かい目の網を付けておき、まめにチェックして詰まりを予防しましょう。

ベランダ家庭菜園の注意点⑤:落下防止策をしっかりと

ベランダの手すりにプランターを置いたりハンギングにしたりしているご家庭もあるようですがこれは危険です。
ベランダの外側に落ちてしまったら、野菜どころか下にいた人にも傷をつけてしまいかねません。

ベランダの手すりには絶対にプランターや物を置かない、ハンギングにする場合には外れないようにしっかりと固定するなど、充分に対策をとっておきましょう。

<下に続く>

ベランダ家庭菜園向けの土作り方法

ベランダ家庭菜園の土づくり

畑では、雨で有機物が土に染み込んだり収穫くずや敷き藁などが最終的に土に分解されて肥料のかわりになったりしますが、ベランダ家庭菜園では、土が養分を得る方法は肥料からしかありません。
ベランダ家庭菜園で大きく美味しい野菜やハーブを収穫するためには、養分たっぷりの土を作ることが最も大切な要素のひとつと言えます。

ホームセンターで販売されている家庭菜園用の培養土はあらかじめ養分が含まれているものが多いため、その土を初めて使用する際には特に肥料は必要ありません。
ただし、収穫が終わった後の土を再び野菜作りに使うときには、前の栽培で失われた養分を補う必要があります。

肥料を使って養分を補う場合には、その土を使う2週間以上前に土と肥料を混ぜておきましょう。
こうすることで、肥料の成分を土にいきわたらせることができます。

有機肥料の場合も、前もって土と混ぜておくのが基本です。
成長して苗が伸びてきたときに養分が補われるように、種や苗の数センチ下に肥料を埋め込んでおくという方法もあります。

自宅で有機肥料を作りたいと考えている方は、米を精米したときに出る米ぬかを利用しましょう。
米ぬか、油かす、腐葉土、草木灰、などと少量の水を混ぜて黒いゴミ袋などに入れ、ベランダの隅に置いておけば、夏場なら1週間ほどで有機肥料の完成です。

こうして作った肥料はボカシ肥料といって、時間を置かずにすぐに土と混ぜて使うことが出来ます。
作り方も簡単なので、ぜひオリジナル配合の肥料づくりにトライしてみてください。

<下に続く>

ベランダでの家庭菜園の方法を紹介している本

ベランダ家庭菜園おすすめ本

楽しい! 家庭菜園 無農薬 ベランダでつくる簡単はじめての野菜 増補改訂版 (Gakken Mook 楽しい!家庭菜園)
1234円

ベランダで家庭菜園をしてみたいけれど、まず何をしたら・・・というビギナーさんにおすすめの1冊です。
最初に必要な道具や素材、始める前の心構えなど、ベランダで家庭菜園を始める人の参考になる基本的な情報が網羅されています。

ベランダ家庭菜園に向いている品種や栽培の手順についても丁寧に解説されており、家庭菜園を始める人にとっての必要十分な要素が凝縮しています。
育てている最中でも、手元に置いて常に本を参考にすればきっと美味しい野菜が収穫できますよ。

<下に続く>

家庭菜園をベランダで始めよう!野菜やハーブなど育て方を一挙紹介!のまとめ

ベランダ家庭菜園まとめ

ベランダでも充分に野菜やハーブを育てられる環境が作れることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
収穫の喜びと獲れたての美味しさを体感したら、きっと「次はもっと上手に」「もっと難しいものにも挑戦」と、ベランダ家庭菜園の魅力にはまってしまうはずです。

難しく考えず、まずは気軽に始められる品種からチャレンジしてみてくださね。

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