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家庭菜園でトマトを栽培しよう!手順や育て方のコツなどを徹底解説!

お家で自分の好きな野菜を育てて食べるという生活に一度は憧れたこともある方は多いのではないでしょうか。
これから夏に向けて家庭菜園として育てるには最適の野菜がトマトです。夏野菜として有名なトマトを育ててみてはいかがでしょうか。

トマトにもいろいろ種類があるため、育て方も含めて詳しく紹介していきます!

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家庭菜園でトマトを育ててみよう!

トマトの通り道

小学生のころ、授業の一環でトマトを育てた経験はございませんか?
自分で育てて、その野菜を食べるというのはなんだか充実感もあり、よりおいしく感じますよね。

広いお庭がなくても始めることができる栽培が家庭菜園です。
お好きなプランターに栽培出来るため、マンションやアパートにあるベランダで育てることができるんです!

これから家庭菜園のトマトの育て方やコツをみていきましょう。!

家庭菜園の中でも育てやすく、5月頃に苗を植え始めると、夏ごろにトマトの実がなるため、これから家庭菜園を始めようとお考えの方は、トマトがおすすめです!!

<下に続く>

家庭菜園向けのトマトの品種

大型トマト

トマトにもいろいろな種類があります。
では、どのようなトマトが良いのでしょうか?

トマトの種類は大きく分けて3つあります。

  1. ミニトマト
  2. 中玉トマト
  3. 大玉トマト

では、それぞれ詳しい品種を見ていきましょう。

家庭菜園向けのトマト①:ミニトマト

家庭菜園初心者におすすめなのトマトはミニトマトです。「丈夫で失敗しにくい」「栽培期間が短い」「収穫量が多い」など育てやすい点が多くあり、家庭菜園に向いている野菜です。

人気があるので品種数もダントツで多く、どのトマトを育てようか考えるのも家庭菜園で栽培する楽しみのひとつです。

形や栄養素など選ぶポイントは色々あります。
自分にあったトマトを探していきましょう。

アイコトマト

スーパーでよく見る品種です。

病気に強いため、育てやすく、収穫量も多いのが特徴です。
家庭菜園で育てるのにおすすめです。

収穫量が多いため、余った場合はドライトマトにして楽しむのもおすすめです。

イエローアイコ

黄色いトマトのなかで一番有名な品種です。
酸味が少なく、トマト特有の香りが少ないので、トマトが苦手な方でも食べやすいトマトといわれています。

サラダの彩りに最適な野菜です!

純あま

甘い品種で、うまみ成分がギュッとしています。
ミニトマトの中でも断トツで甘さを感じることができます。

こちらも収穫量が多く、育てやすいのが特徴です。

家庭菜園向けのトマト②:中玉トマト

中玉トマトはミニトマトより大きいですが、大玉トマトよりもサイズが小さいです。

次に紹介する大玉トマトより育てやすいのが特徴です。
よくミディトマトとも言われています。

フルティカ

皮が薄くて食べやすいトマトです。
名前からも連想されるようにフルーティーな味が特徴です。

レッドオーレ

ほかのトマトにくらべて真っ赤に色づいて実ります。
酸味より甘味が強いトマトです。

家庭菜園向けのトマト③:大玉トマト

大玉トマトは果実が割れやすかったり、病気にかかりやすかったりとミニトマトよりも家庭菜園で育てるのが難しいため、まずはミニトマトを育ててみてから、挑戦するのがおすすめです。

ただし、大玉でも家庭菜園でも育てやすい品種があったり、病気になりにくいものもあります。

桃太郎トマト

桃太郎トマトは品種がいくつかあります。
その中でも桃太郎ファイトは家庭菜園でも育てやすく、 病気になりにくい品種です。

ぜいたくとまと

甘みのある品種で、食べやすいトマトです。

しかし、尻腐れ果になりやすいのでカルシウム欠乏や水不足、乾燥、窒素過多には注意が必要です。
肥料の選択が大事になります。

<下に続く>

家庭菜園でのトマトの栽培手順

トマトを育てる

自分が育てたい品種が決まったら、ついに植えてみましょう!
トマトの家庭菜園には主に7つの手順があります。

  1. 道具をそろえる
  2. プランターの土台作り
  3. 苗をプランターに植える
  4. 枝を固定
  5. 摘心・脇芽取り
  6. 収穫

トマトの栽培手順①:道具をそろえる

家庭菜園に必要な道具は以下の通りです。

トマトの苗

葉は、明るいみどり色をしており、虫に食われているあとや病気により黄色になっている部分がないものを選ぶとしっかりしたトマトが育ちやすいです。
また、茎はまっすぐなものがおすすめです。

プランター

トマトは根を長く伸ばす野菜です。
そのため、たくさんの土が必要になります。

家庭菜園用のプランターでもよく根が伸びると考えておいたほうがよいでしょう。
また、土が多い方が肥料がよく苗に吸収されやすくなったり、水が多くたまりやすいため枯れにくくなります。

そのため、大きめのプランターを用意してください。
苗1本を植える場合、丸型は直径も深さも30cm以上のもの、長方形型のプランターでも幅も深さも30cm以上のものがよいです。

野菜用培養土

肥料がバランスよく配合された、野菜用培養土がおすすめ。
最近では100円ショップでも家庭菜園用の培養土が購入することができます!

鉢底石

土がプランターからこぼれないように底に石をまいておきます。
あまり細かい石より、大粒の石がよいでしょう。

じょうろ

じょうろはプランターの大きさに合わせて用意してください。
あまり大きすぎると水が葉や茎にかかってしまい、病気になりやすくなります。

小型の園芸用シャベル

支柱

麻ひも(ビニールひも、ビニールタイなどでも可)

ほとんどのものが100円ショップで購入できるので、家庭菜園も始めやすいですね。

トマトの栽培手順②プランターの土台作り

トマトの苗を植えるときは、風が弱い日や晴れている日に植えたほうが苗にやさしいです。

まず、プランターをきれいに洗います。
次に、プランターに鉢底石を並べて、土が下に漏れないようにしましょう。

最後に、野菜用培養土を入れて、苗を植える部分を作りましょう。

水を入れたときにプランターからこぼれないくらいの高さで土を入れてください。

トマトの栽培手順③:苗をプランターに植える

植える2時間くらい前にたくさん水やりする。
水やりをしておくと、根が切れないできれいな苗のまま容器から取り出すことができます。

プランターの中心に苗が入るくぼみを作ります。

苗の容器を逆さまにして、根が切れないように注意して取り出します。
ここで苗を無理に引っぱると茎が折れたり、根が切れたりしてしまい、生育が大幅に遅れてしまいます。

根を全部植えたら、苗が倒れないよう根元に土を寄せてから軽く押さえます。

植えたあとは水やりをして、土と苗を馴染ませます。

土が乾いてきたら水をあげてください。

乾燥は葉が枯れてしまう原因となりますが、あげすぎは過湿による病気を起こしてしまいます。

水ををあげる前に触って確認してみてください。表面が乾いていても、まだ湿っている場合もあります。

朝に水をあげるのがおすすめです。

夜にあげてしまうと、水がたまりやすくなり、病気を引き起こしてしまうかもしれません。

高い位置から水はあげないでください!

泥はねにより、葉に泥が付き病気になってしまいます。
もし泥がついてしまったら、丁寧に拭いてあげてください。

トマトの栽培手順④:枝を固定

茎が長く成長した際に、茎がどんどん伸びて折れたり倒れたりしないようにします。
苗のそばに支柱を立てて、支柱と茎を麻ひもなどで結びつけていきましょう!

茎の成長にあわせて1週間に1回*ほどの期間で、成長した茎を固定して、支えるようにしましょう。

1.苗からおよそ10cmの場所に支柱をたてます。

2.茎と支柱との間で8の字形になるように3回ほど交差させて巻きます。

3.ひもを支柱にしっかり固定し、結びます。

トマトの栽培手順⑤:摘心・脇芽取り

茎の先に手が届かなくなったら、茎の先端をハサミで切りましょう。
これを摘芯といいます。

茎と葉のが大きくなるのを止めて、トマトの実の部分に栄養をまわすために行います。

茎と葉の間から出る小さな芽を「脇芽」といいます。
これを摘み取るのが脇芽取りです。

日当たりや風通しをよくするためや養分を花や実に集中させるために重要な作業です。

農家の方が行っている細やかな手入れも、家庭菜園で行うとよりおいしく育ってくれますよ。

トマトの栽培手順⑥:収穫

トマトの実をいよいよ収穫です!!
家庭菜園で一番の楽しみです。

ヘタの近くまで赤くなったら、食べごろのサイン。
果実1つ1つのヘタの上をはさみで切りましょう。

<下に続く>

家庭菜園トマトのよくある生育不良・生理障害

青いトマト

トマトは病気になりやすい野菜です。
家庭菜園で育てるトマトは日照不足や風通しの悪さで生育不良になってしまいます。

  1. 尻腐れ症
  2. すじ腐れ症
  3. 灰色かび症
  4. トマトモザイク病
  5. 黄化葉巻病
  6. 青枯症

家庭菜園トマトの生育不良・生理障害①:尻腐れ症

実のお尻部分が黒く変色してしまいます。こうなるとせっかく実った果実がダメになってしまいます。

黒く変色し、ぶよぶよになるのが特徴です。

原因はカルシウム不足だといわれています。
土に苦土石炭をまきましょう。

家庭菜園トマトの生育不良・生理障害②:すじ腐れ症

すじ腐れ果は、実に黒や茶色、白などのすじが入る生理障害です。
他にも、表面がざらつく金すじと呼ばれる症状があり、
収穫後に果肉が柔らかくなります。

原因は過湿や風通しが悪かったり、日照不足が挙げられます。

家庭菜園トマトの生育不良・生理障害③:灰色かび症

初期段階では,下の葉が変色していき、徐々に実や茎に白いカビが生えてきます。
過湿によるものや肥料の窒素分が多すぎるのが原因だといわれています。

水はけが悪いのも注意が必要です。

家庭菜園トマトの生育不良・生理障害④:トマトモザイク症

モザイク症はどの植物でもなるウイルス由来の病気です。そのため感染してしまうと治療法がありません。

花・茎・葉に淡い黄色い斑点がつき、その斑点が株全体に広がり、モザイク状になっていきます。
アブラムシが近寄らないよう対策を行ってください。

家庭菜園トマトの生育不良・生理障害⑤:黄化葉巻病

初め新葉の葉縁から黄化し葉巻します。
後に葉脈間が黄化し、縮葉となってしまいます。

発病株では開花してもうまく育たないことが多いです。

家庭菜園トマトの生育不良・生理障害⑥:青枯症

青枯症とは、上部の葉から枯れ始めます。
昼間は枯れ、雨天時や夜は回復するサイクルを数日間繰り返します。

青枯症は短期間で症状が悪化します。

原因は夏の過湿です。6月から10月にかけて発症しやすい病気です。

<下に続く>

家庭菜園トマトのよくある病害虫

たくさんのトマト

野菜を育てていると避けられないのが、害虫被害です。
家庭菜園でよくある病害虫をみていきましょう。

  1. アブラムシ
  2. コナジラミ
  3. アザミウマ
  4. テントウムシダマシ
  5. ヨトウムシ
  6. トマトサビダニ

家庭菜園トマトの病害虫①:アブラムシ

成虫・幼虫が葉や茎や果実の汁を吸うので株が弱ってしまいます。
汁を吸って糖分を含む液体を排泄するため、多発すると排泄物の上に黒いかび(すす病)が発生します。

5~6月と9~10月に多く、夏は少ないです。繁殖力が速いためこまめにチェックが必要です。

家庭菜園トマトの病害虫②:コナジラミ

成虫・幼虫が葉の汁を吸うので株が弱ってしまいます。
特にタバココナジラミによるトマト黄化葉巻病の被害が大きいです。

多発するとコナジラミの排泄物の上に黒いカビ(すす病)が発生します。

6~9月に多く発生します。

家庭菜園トマトの病害虫③:アザミウマ

成虫・幼虫が葉の汁を吸い、その部分が白色・黄色・褐色に変化します。
花によく集まり、汁を吸って子房を傷つけるため、果実に傷がついたりします。

雑草などから飛来し、5~6月と9~10月に多いです。

家庭菜園トマトの病害虫④:テントウムシダマシ

成虫・幼虫が葉を階段状になめるように食べ、その部分は白くなり、褐色に変化して枯れてしまいます。

7~8月に多いです。

家庭菜園トマトの病害虫⑤:ヨトウムシ

成虫は100~200個の卵を塊で産むので、卵からかえったばかりの幼虫は集団で葉裏を食べ、その部分が白っぽくなります。
大きくなった幼虫はあちこちに散らばり、葉を食べてボロボロにする。

ヨトウムシは西日本・東日本では4~6月と8~11月の2回発生し、北日本では夏に2回発生します。

家庭菜園トマトの病害虫⑥:トマトサビダニ

葉裏が緑褐色になってテカテカと光り、葉の縁が枯れてしまいます。
多く発生すると葉が枯れ、果実にも寄生して、果実が緑褐色になってひび割れます。

乾燥している部分で多発し、殺虫剤散布の少ないハウスに多く発生します。

家庭菜園ではあまり多発しないといわれていますが、発生することはあるので、注意は必要です。

※家庭菜園での害虫対策

肥料を多く与えすぎると、葉が茂り、日当たりや風通しが悪くなります。

そうすると害虫が発生しやすくなるので、追肥は過剰にしないようにしましょう。

また、防虫ネットやポリキャップを被せて、成虫の飛来を防ぎましょう。

<下に続く>

家庭菜園トマトの栽培方法が分かる本

トマト栽培

家庭菜園でトマトを栽培しようと思うと、枯らしたくないしおいしいトマトを育てたいため、手元に家庭菜園用のマニュアルが欲しくなりますよね。

そこで初心者でもおすすめの家庭菜園*の本を紹介します。

おいしくできる! トマト (NHK出版 やさい栽培完全ガイド)

おいしくできる! トマト (NHK出版 やさい栽培完全ガイド)
1296円

トマト栽培初心者におすすめな一冊です。

家庭菜園でベランダにて育てる方法やトマトの品種も載っているので、とても参考になります。

我が家でミニ野菜をつくる1 ミニトマト (講談社 Mook)

我が家でミニ野菜をつくる1 ミニトマト (講談社 Mook)

野菜栽培キットがセットになった本です。初めて家庭菜園を行う方におすすめです。

第1巻がトマト特集ですが、違う野菜も特集されていくので、これから違う野菜の家庭菜園にも挑戦してみたい方にも為になる本です。

<下に続く>

これから家庭菜園でトマトを育てる方へ

水に浸かるトマト

家庭菜園は憧れではあるけれど、枯らしてしまうのではないか、実らないのではないかとどこかで思ってしまうところがありますよね。

トマトをお家で育てるのは、いろいろな病気や害虫について、対策が必要になります。
しかし、日々のお世話でトマトがしっかりとなったときの喜びは人一倍大きいです。

夏に美味しいトマトが食べれるように、ベランダやお庭で5月からの家庭菜園*がぜひおすすめです!
うまく実ったら違う野菜も家庭菜園で育ててみるのもいいですね!

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