おすすめの100均砥石【ダイソー編】
100均には、実にいろんな砥石が並んでいます。
まずは、ダイソーのおススメから紹介しましょう。
①:両面包丁砥石
見た目、ごく普通の砥石ですね。
直方体の広い面の、片面が粗い目(120番)、その裏面が細かい目(320番)になっているのが特徴です。
使い方は、まず、水で良く濡らしてから先に、粗い目の方で、次に裏返して細かい目の方で研ぎます。
粗さの違う砥石を2種類、用意するのが理想とされていますが、こちらは2つの面を粗さの違う砥石にすることで、本格的な仕上がりに近くなるよう、工夫されているのです。
②:ナイフスチール研磨砥石
こちらは金属製で、スティックタイプになっています。
ずいぶんユニークな見た目ですね。
金属部分がメッキ加工されているので、油汚れまで落とせますし、汚れや臭いが移りにくいのです。
また、洗いやすいのも良い所ですよ。
しかし、刃先と研ぎ面を空中でクロスさせて研ぐ使用なので、コツを掴むまで難しく、怪我しやすいのと、作業に時間がかかってしまうのが難点です。
③:クイックシャープナー
このタイプのは非常に使いやすいので、一番人気があるんですよ。
使い方はとっても簡単、プラスチックの隙間の所に水で濡らした刃先を、奥にある2つの石の間まで差し込んで、しっかり挟み込み、前後に何回か動かすだけです。
直接、刃に触れずに研げますから、安全面でもいいですね。
包丁についてはこちらの記事で詳しくご紹介しているのでぜひご覧ください!
ダイソーの包丁はコスパ最強!シールと交換できる人気の包丁とは?ダイソーの包丁はコスパ抜群! p-twitter:(https://twitter.com/n...
おすすめの100均砥石【セリア編】
続いて、セリアのおススメを紹介しましょう。
①:ダイアモンドハンディシャープナー
一見、爪やすりのような感じですが、セリアでは一番人気があるんですよ。
お値段は、100円プラス消費税ですが、研ぎ面にダイヤモンド粒子が配合されています。
軽くて丈夫で片手で研げるという扱いやすさ、使い方も、刃先の上を滑らせるだけなので、女性やお年寄りでも使いやすいです。
しかし、ダイヤモンド粒子が取れて、研ぎ面が劣化しますから、水に濡らして使ってはいけません。
②:包丁研ぎ器
こちらは、ダイソーのクイックシャープナーと似ていますね。
使い方も全く同じです。
ダイソーのものと違うのは、プラスチックのカバーがない所ぐらいですね。
しかし、こちらはステンレス製の包丁専用なので、他の素材のものには使えません。
また、本体がポリプロピレンなので熱に弱く、溶けてしまいますから、コンロなど、火の近くに置かないようにして下さいね。
③:コンビネーション家庭用砥石
こちらも、ダイソーの両面包丁砥石と同じ形をしていますね。
当然、使い方も同じですが、結構重さがあります。
仕様も同じで、研ぎ面が2面になっていますが、粗い目の面が120番、裏面の細かい目の面が240番となっていますので、ダイソーのものよりは粗いです。
重いですが、しっかりしているのが良い所で、、ハサミやナイフ、草刈り鎌のような園芸用の刃物にまで使って大丈夫です。
しかし、セラミックや刃こぼれのある刃物には使えませんから、気を付けましょう。
おすすめの100均砥石【キャンドゥ編】
キャンドゥのおススメも紹介しましょう。
①:ステンレス専用包丁研ぎ器
ダイソーのクイックシャープナーと同じ形ですね。
使い方も全く同じです。
赤い色がきれいですね。
本体の裏に滑り止めがついていますから、使用中も安全、また、カバーが外せるので、お手入れも簡単ですよ。
しかし、鋼製、セラミック、フッ素加工、テフロン加工のものには使えません。
②:らくらく包丁とぎ
こちらは、セリアのダイアモンドハンディシャープナーにそっくりですね。
フックなどに掛けられるよう、手で握る部分に穴が開いているので、片付ける場所に困らない所が良いですね。
セリアのものより研ぐ面が広いのが特徴ですが、こちらはダイヤモンド粒子が入っていません。
こちらで研げるのは、ステンレスと鋼素材の包丁のみで、パンスライサーなどは研げませから、気を付けてくださいね。
100均砥石の正しい使い方は?
正しく使うために何より大切なのは、説明書に書かれている使い方、注意事項をきちんと守って使うことです。
間違った使い方をすると、きれいに研げないどころか、刃先を痛めたり、研いでいる人や、周りにいる人が怪我したりしてしまいます。
また、台に置いて使うタイプの場合は、あらかじめ滑り止めになるものを下に敷いてから研ぐようにすると、さらに安全に使えますね。
専用グッズもありますが、濡らしたタオルやキッチンペーパーなどで大丈夫ですよ。
100均砥石の保管方法と手入れについて
100均砥石も、使わない時はきちんと保管しましょう。
毎日使うものではありませんから、わかりやすい所に保管しておくと良いですね。
当然のことですが、清潔に保つのも大切です。
どんなタイプのものでも、使い終わった後は、他の調理器具と同じように、きれいに洗って乾燥させて、安全で衛生的な所に保管するようにしましょう。
しかし、一般的な形をしている砥石は、保管の仕方も手入れの仕方も特別なやり方でしなければなりません。
実は砥石ってとても繊細で、正しいやり方で保管しないと簡単に割れてしまうのです。
使い終わったら、きれいに洗って必ず自然乾燥で乾かして下さい。
ちゃんと乾いたら、専用のケースなどに入れるか、あるいは新聞紙などにくるんで安全な所に保管しましょう。
また、使っているうちに表面が凹んできますから、時々サンドペーパーを使ったお手入れをしなければなりません。
やり方は、木工細工をする時と同じで、凸になっている所をサンドペーパーでこすって、表面を平らにするだけです。
もちろん、サンドペーパーも100均で売っていますよ。
おすすめの包丁のお手入れに関する本
最後に、おススメの本を紹介しましょう。
包丁のお手入れだけでなく、各部位の名称、握り方、肉や野菜など、食材別の正しい切り方についても掲載されています。
包丁についてのあらゆることが分かる、一生モノの1冊です。
ついてもっと踏み込んだ、おススメ本も紹介しましょう。
正しく研ぐ方法と、砥石自体のお手入れ方法に特化して、より深く丁寧に書かれています。
イラスト入りですから、わかりやすいですよ。
職人が使うツールも100均グッズに
そもそも砥石は、雑貨や家庭用品ではなく、プロの職人用ツールです。
100均砥石は家庭向けなので、どうしても、それなりの仕上がりになってしまいますが、一般の家庭でも安全に使えるよう工夫されています。
それぞれの特徴をしっかり理解して、使いやすいものを選んでくださいね。