ランドセル置き場を決めても置いてくれない理由
実は、ランドセル置き場を決めても、なかなかその決めた場所に置いてくれない子供はたくさんいます。
理由は様々です。
『お片付けの習慣が身についていない』
『他に気になることがある』
『最初こそランドセルを大切にするものの、興味がなくなった』
など、子供の性格に起因することもあります。
ですが、6年間使用するランドセルです。
今では、6年間保障付きであることがスタンダードですが、大切に使ってほしいですよね。
『モノを大切にする』ということは、ランドセルに限らず、子育ての教育上とても大切なことです。
ランドセルを購入する一大イベントは子供も楽しみにしていることです。
これをきっかけに、ランドセル置き場を作り『モノを大切にする』ということを教えてあげてください。
ランドセル置き場に失敗しない5つのコツ
それでは、ランドセル置き場を作るにあたって、失敗しないコツを5つご紹介します。
- 置きやすい
- 勉強スペースのそば
- 最低限のルールを守らせる
- 子供の腰の高さにする
- 自分の場所であることを意識させる
コツ①:置きやすい
こちらは、ランドセルをワゴンの上部にポンと置くだけ。
ワゴンの高さであれば、高すぎずに子供にも楽に置くことができる置き場です。
しかも、置き場をスムーズに移動できます。
低学年の頃は宿題をリビングでやっているから、ランドセル置き場はリビングにします。
高学年になって自分の部屋で勉強したい。
となれば、ワゴンを子供部屋へ移動するだけでいいです。
このシンプルなワゴンのタイプですと、小学校を卒業しても様々な置き場としても使えますね。
コツ②:勉強スペースのそば
ランドセルは、教科書やノートを持ち運ぶツールです。
宿題や、教科書などの出し入れのためには、勉強するスペースのそばに置き場を作ることも大切ですね。
学校から帰ってきて、宿題やプリントを出す。
宿題が終わったら、明日の授業の教科書などの準備をする。
その一連の作業がスムーズにできるように習慣化してあげることで、忘れ物や、大切なモノを失くすということもなくなるかもしれません。
コツ③:最低限のルールを守らせる
学校から帰ってきて、すぐに遊びにいってしまうお子様もいますよね。
中には、ランドセルを玄関先に放りだして、靴を脱ぐこともなく、また出かけてしまう。
無残に放り出されたランドセルを見て、イラっとしてしまうママも。
突然の来客がきて、ひっくり返ったランドセルが転がっていると、ちょっと恥ずかしいですよね。
そんな時は、大きなバスケットを用意して、帰ってきたらこの中にいれるという約束を最低限のルールとしてみては。
玄関にランドセル置き場としてバスケットを置きます。
コツ④:子供の腰の高さにする
ランドセルは毎年軽量化が図られています。
しかし、教科書や文房具はとても重いのです。
中には、ランドセルの中に体操服など入れてしまう子供もいます。
なので、背中に背負うのも、降ろすのも結構大変なんです。
そこで、子供がランドセルを降ろしやすいようにランドセル置き場の棚の高さを子供の腰の高さにすると、とても楽に降ろすことができます。
小学1年生はまだまだ小さく、体力も少ないです。
習慣づける最初の段階では、置き場の高さを特に意識してあげたほうががいいですね。
コツ⑤:自分の場所であることを意識させる
何気ない場所であっても、自分の場所であることを意識させることで、それを大切にしようとする感覚が芽生えます。
兄弟がいれば、その差をなくし、『自分の場所』を確保してあげることで、お互いを意識しつつ、自分の場所を守ろうとします。
ランドセル置き場を特別な場所にしてあげましょう。
ランドセル置き場アイデア
では、どのように置き場を準備すればいいか、ランドセル置き場のアイデアを10パターンご紹介します。
- お出かけセット
- 吊り下げ収納
- 忘れ物対策
- 突っ張り棒
- ランドセルラック
- ロッカー収納
- いすの下
- ボックス収納
- 階段下収納
- 玄関ディスプレイ
アイデア①:お出かけセット
子供のお出かけセットをまとめてワゴンにのせています。
お稽古のカバンも、帽子もセットなので、子供も「ここに置く」ということが理解しやすいですね。
ワゴンタイプだと、移動も掃除も楽です。
ランドセル置き場というだけではないというのもアイデアです。
アイデア②:吊り下げ収納
ランドセルを床に直置きされると、掃除しにくい。
または、つまづいてしまう。
その際に中身が散乱。
なんてことも起こります。
小さい兄弟がいるご家庭だと、困りモノですよね。
「直置き」さえクリアしてほしいときは、置き場を吊り下げることをお勧めします。
ただし、中身の入っているランドセルは重いので、重量級のフックをお勧めします。
吊り下げにすると、中身が出し入れがしやすかったりします。
他の注意点としては、フックの「高さ」ですので、気を付けてくださいね。
アイデア③:忘れ物対策
小学校になると、学校に持っていくものは自分で用意する習慣をつけないといけません。
しかし、入学したばかりの1年生は親御さんがお手伝いすることを推奨されています。
子ども自身も何を持っていけばいいのか、覚えられなかったり、うっかり忘れてしまったり。
これは手作りのラックですが、明日持っていかないといけないものを、親も子どももしっかりチェックできて、わかりやすい仕組みになっています。
ランドセル置き場に、明日必要なものはセットしておく工夫も必要ですね。
アイデア④:突っ張り棒
玄関や、子供部屋など、簡単にランドセル置き場を設置できるのがいいですね。
ランドセルを使わなくなっても、制服やコート、帽子などを掛けることもできます。
子どもだけではなく、大人が使用することもできるデザインです。
アイデア⑤:ランドセルラック
スタンダードなランドセルラックです。
学用品がまとめられるので、わかりやすいですね。
教科書なども多くなってきたら別に移したり、処分が必要になりますが、兄弟同室で部屋が狭いときなどには便利なアイテムです。
ランドセル置き場と教科書、その他の学用品の入れ方を決めてあげると楽です。
アイデア⑥:ロッカー収納
学校と同じようにランドセルをロッカー収納するアイデアです。
子どもたちもわかりやすいですね。
兄弟3人がおそろいなのも素敵です。
ランドセル置き場としてだけでなく、利用できるのもいいですね。
アイデア⑦:いすの下
いすの下に収納できるタイプのいすが販売されています。
くるくる回るタイプのいすでは難しいのですが、このタイプだと勉強に集中できます。
ランドセルは勉強が終わったら机の上におけばいいというご家庭もあるでしょう。
しかし、そのような場合ですと、夏休みや、子供部屋に友達が来た時などランドセルを邪魔に感じてしまうときがあります。
なので、ランドセル置き場はきちんと確保されることをお勧めします。
アイデア⑧:ボックス収納
最近のランドセルは、昔と違い、とてもカラフルになりました。
そして、ランドセルは子どもたちが使うものなので、子ども自身が気に入って使うようにと、その時子どもが選んだ色を購入される方も多いはず。
そうなると、せっかく統一している部屋の色がちぐはぐになってしまうと感じている方もいらっしゃるのでは?
子どものものはカラフルなものが多いので、モノトーンが好きなママには、悩みどころかもしれません。
そんな時は、大きめのボックスにランドセルをIN。
ランドセル置き場のボックスもモノトーンにすることで、解決します。
アイデア⑨:階段下収納
階段下はデッドスペースと呼ばれる場所のひとつです。
ストック収納するには使いづらかったりする場所です。
しかし、小さな子どもたちにとっては、秘密基地めいたものがありますね。
死角にもなりますから、少し乱れても気にしなくていいです。
ランドセル置き場とその他の学用品の保管できるようにしてもいいですね。
アイデア⑩:玄関ディスプレイ
玄関に「見せるロッカー」として置き場が設置されています。
ランドセルが無造作に置かれていても、絵になりますね。
明日の用意ができたら、ランドセルは玄関に置く。
という逆ルールでも、明日の準備ができているのかどうかが親もしっかりわかります。
お気に入りのランドセルがディスプレイの効果もあります。
置き場が玄関なので、ランドセルをきれいにしておきましょう。
ランドセルの置き場所に使いたいニトリ・無印・イケアのアイテム
実際に人気のランドセル置き場のグッズはどんなものがあるか、ご紹介していきます。
人気のイケアやニトリ、無印良品以外にも様々なグッズがあります。
- イケア・キッチンワゴン
- ランドセルラック
- イケア・トロファスト
- 押し入れラック
- 学習チェア
- ロウヤ・ランドセルラック
- 無印良品・スタッキングシェルフ
- ニトリ・ランドセルラック
- ランドセルボックス
- カウンター下ランドセルラック
ランドセル置き場に使いたいアイテム①:イケア・キッチンワゴン
大人気のイケアのキッチンワゴン。
Instagramでも人気のランドセル置き場です。
ランドセルが入るサイズ感も、将来的に多用できるデザインであることも、人気の秘訣のようです。
ランドセル置き場に使いたいアイテム②:ランドセルラック
こちらの商品は、成長に合わせて4段階サイズ変更可能なラックです。
ランドセルラックには、様々なサイズや形がありますので、お好みのものを探してみてください。
ランドセル置き場は使いやすさが一番です。
ランドセル置き場に使いたいアイテム③:イケア・トロファスト
こちらも、イケアで人気の商品です。
小さな子供のおもちゃ入れとしても人気の商品ですが、奥行きが結構あるので、上部をランドセル置き場として使用してもちょうどいいのです。
レールを利用して棚を増設し、ハンカチ入れなどにされるご家庭もあるようです。
ランドセル置き場に使いたいアイテム④:押し入れラック
押し入れラックとして販売されているキャスター付きワゴンです。
しかし、ランドセルや学用品を収納するのにちょうどいいのです。
このまま押し入れに収納すれば、雑然としたランドセル置き場を隠しておくこともできます。
ランドセル置き場に使いたいアイテム⑤:学習チェア
いすの下に収納できるタイプです。
いすの下はランドセルを置いておくのにちょうどいいサイズです。
学習机の購入を検討されるときにもチェックしてみてください。
学用品は学習机周辺に収納して、ランドセル置き場をいすの下にすることで、特に出費を重ねなくても大丈夫です。
ランドセル置き場に使いたいアイテム⑥:ロウヤ・ランドセルラック
シンプルで低コストの商品です。
ハンガーラックも一緒になっているので、制服や、羽織ものをかけておく、明日の服を用意しておくのにも便利です。
ランドセル置き場だけではない活用法もあると、明日が楽しみになりますね。
ランドセル置き場に使いたいアイテム⑦:無印良品・スタッキングシェルフ
無印良品のスタッキングシェルフで、カスタマイズしながらランドセル置き場を作れます。
これなら、兄弟の人数に合わせて簡単に組み合わせることも可能です。
飽きのこないシンプルなデザインなのも、無印良品のおすすめポイントですね。
無印良品では、他にも文房具グッズやデスク用品がそろっています。
ランドセル置き場に使いたいアイテム⑧:ニトリ・ランドセルラック
ニトリは、シーズンになると学習机などのコーナーと一緒にランドセルラックも販売されます。
また、オールシーズンで販売している棚も他の収納用品と組み合わせて使用することで、収納しやすくなります。
お子様とランドセルや学習デスクを選ぶのと一緒に選んでみては。
ランドセル置き場に使いたいアイテム⑨:ランドセルボックス
ランドセルなどの学用品がまとめてすっぽり入るボックスです。
棚やカラーボックスの上に直接置くことも可能です。
学用品グッズの迷子も防げますね。
将来的に不要になったら処分が楽なのもメリットです。
部屋の模様替えで置き場を変更する時も楽ですね。
ランドセル置き場に使いたいアイテム⑩:カウンター下ランドセルラック
最近はカウンターキッチンのお宅が増えてきています。
さらに、リビングで学習というお宅も。
特に低学年は宿題のフォローを親がすることも求められています。
そして、カウンターの下はデッドスペースだったりします。
そこをランドセルや学用品置き場にして、宿題やプリントの提出を促してあげる環境にしてあげましょう。
ランドセル収納については、こちらの記事でも詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。
ランドセルの収納アイデア特集!ポイントやおすすめアイテムも紹介ランドセル収納のポイント ただでさえ大きくて場所をとるランドセルをどうしたら毎日きれいに収納...
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皆さんは、鞄の収納はどうされていますか。
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ランドセル置き場は子どもと相談しながら決めよう
ランドセル置き場を張り切って作っても、実際に本人がそこに納得していないと習慣化しません。
ランドセルを降ろしたらどうするのか。
宿題が終わったらどうするのか。
最初はゆっくり何度でも教えてあげましょう。
また、子どもにとって収納しやすいか、取り出しやすいかどうかもランドセル置き場が習慣化するためには大切なポイントです。
置き場をどこにするか。
置き場はどんなタイプにするか。
大切なランドセルを大事に使うことをいっしょに考えながら、子どもが利用しやすいスペースを作ってあげてください。
また、実際に使ってみて都度変更してあげましょう。
おすすめの子育て本
子育ては、親にとってずっと悩むポイントですね。
少しでも、子育てのヒントになりそうな本をご紹介します。
子どもの好奇心は大切だとわかっているけれど、どうしてもその失敗を親は恐れてしまいます。
どう対処したらいいのか、この本を参考にしてみてはいかがでしょうか。
子どもが「自立」することは、大切なことです。
いつまでも親が構っていると、子どもは自ら「自立」することが難しくなります。
また、構わなさ過ぎても、どうしたらいいのかわからなくなってしまったり、「しなくてもいい」と思ってしまったりします。
科学的に証明された子育て法を参照してみてはどうでしょう。
お母さんにとって、男の子は異性なので、考え方も行動もどこか違います。
また男の子への声のかけ方や接し方は女の子の気持ちの動き方と少し違います。
もちろん、子どもの個性もあるので、一概には言えませんが。
それでも、男の子の子育てに悩むお母さんたちには参考になるのではないでしょうか。
怒るばかりではない子育てがしたいのは、みんな同じ気持ちです。
楽しい小学校ライフを楽しくはじめよう!
子どもが小学校にあがるという、めでたい一大イベントの前哨戦である、ランドセル選び。
そして、子どもたちが疲れて帰ってきても、がみがみ怒らなくていいように、しっかりとランドセル置き場を準備しましょう。
入学前に準備することも、子どもたちの不安を解消してあげるたすけにもなるのではないでしょうか。
不安な子どもには学校に行く練習、帰ってきてからの練習をごっこ遊びで取り入れてあげるのもいいですね。
ランドセルもたくさんの種類があり、悩むところです。
夫側の親が買うのか、妻側の親が買うのか、もめるご家庭も出てきます。
早く備えることに憂いはありません。
ランドセルをどこで購入するか、ランドセルをどう収納するか、置き場はどこにするか。
早めにじっくり考えてみるのもいいですね。
その時は、ぜひ子どもと一緒に、楽しく考えてみてください。