レモンバームとは
まずはレモンバームとは何かを紹介していきます。
レモンバームはシソ科のハーブで、和名がコウスイハッカといいます。
和名にコウスイとつくように、香りが豊かでレモンのような香りがすることから、料理の香づけやリラックスできる飲み物として使われることが多い植物です。
またレモンバームは気管支炎や熱、頭痛に効くと医療用ハーブとして海外(主にヨーロッパ)使われることもあります。
病気に効くことからレモンバームの花言葉も「思いやり」と相手を思いやる言葉に。
レモンバームは主に葉っぱの部分を使う事が多いですが、キイロや白色の花を咲かせます。
耐寒性があり荒れ地でも育ってくれるので、初心者でも育てやすいハーブとして人気です。
レモンバームの効能5選
ヨーロッパの方では医療用ハーブとして使われているレモンバーム。
そこでレモンバームの効能を解りやすくご紹介していきます。
- 香りに癒される「リラックス効果」
- ゆっくり眠れる「快眠効果」
- お肌をいつまでもキレイに「アンチエイジング効果」
- ツラい我慢はサヨナラ「ダイエット効果」
- 女性のお悩みを解決「月経前症候群・冷え性の改善効果」
レモンバームの効能①: 香りに癒される「リラックス効果」
アロマオイルとしてもリラックス効果があると人気の柑橘系の香り。
レモンバームの香りは神経を落ち着けてリラックス効果があります。
それはレモンバームに含まれる鎮静作用によるもの。
仕事中にイライラや緊張、パニック状態に陥った時は深呼吸してレモンバームの香りを取り入れるとリフレッシュ出来て落ち着きを取り戻せます。
また、夏バテや疲れなどで食欲が落ちてしまった時にも効果的です。
レモンバームの効能②: ゆっくり眠れる「快眠効果」
不安や気分が落ち込んで眠れないことはありませんか?
レモンバームには抗うつ・抗不安作用があるので、落ち込んでしまった時も気分を上げる効果があります。
これによりストレスを減らすことができるので不調の元になる自律神経失調を整える事ができ、安心してゆっくり眠れるようになります。
上質な睡眠は生活を向上させる上でとっても大切です。
レモンバームの効能でゆっくり快眠を手に入れましょう。
レモンバームの効能③: お肌をいつまでもキレイに「アンチエイジング効果」
女性はいつまでも若々しく、赤ちゃんのようなウルツヤ肌に憧れますよね。
レモンバームは高い抗酸化作用がある上に、ポリフェノールもたっぷり。
さらにレモンバームには整腸作用もあるので、内側から体を整えアンチエイジングの効果が期待できます。
お肌の調子は特にストレスに影響を受けやすいもの。
レモンバームはストレスも軽減させる効果があるので、女性のアンチエイジングを応援してくれるハーブですね。
レモンバームの効能④: ツラい我慢はサヨナラ「ダイエット効果」
レモンバームには「ロズマリン酸」が含まれていますが、ロズマリン酸って知っていますか?
太る要因として1つ挙げられるのが炭水化物の取りすぎです。
炭水化物がブドウ糖になり体内に吸収されますが、ロズマリン酸はこの働きを抑制してくれます。
お肉プニプニのお腹に悩んでいる人は中性脂肪の数値も高い人が多いですが、ブドウ糖を抑制出来れば脂肪がつくのも抑えられ、結果ダイエットの成功につながります。
レモンバームの効能⑤: 女性のお悩みを解決「月経前症候群・冷え性の改善効果」
女性特有の悩みでもある月経前症候群や冷え性もレモンバームで改善できちゃうんです。
ホルモンバランスを整えるβ-カリオフィレンや発汗作用がレモンバームにはあります。
冬だけでなく、冷房が効く夏も冷え性に悩んでいる女性に1年中おすすめです。
最近ではアルツハイマー型認知症の改善などの効果も期待できると注目されています。
レモンバームの育て方
レモンバームの効果が凄い事が分かったら、お家でも簡単に出来るので自分で育ててみませんか?
レモンバームの育て方の手順を紹介していきます。
- 種をまく前に用意すること
- 種まきの時期
- 成長初期には摘心
- お花が咲いたら切り戻し
- 育ったレモンバームを収穫
レモンバームの育て方①: 種をまく前に用意すること
レモンバームを育てようとして、いきなり種まきをするのはNG。
良いレモンバームを育てるにはまず、種まきの前に土の準備が必要です。
レモンバームは保水性のある土を好むので、赤玉土小粒と腐葉土を半分ずつブレンドをして使うのがおすすめ。
しかし、レモンバームだけ育てようと思ったら、土を余らせたくはないですよね。
そんな人にはとっても便利なハーブ用に作られた培養土が売っていますので、そちらを購入して使えば簡単に土の準備が整います。
レモンバームの育て方②: 種まきの時期
種をまくのはいつでもいいというワケではありません。
レモンバームの種まきは2月から4月の間がベストです。
でもやってみようと思った時期が5月だったら、約1年ほど待たないといけませんよね。
そこで、ホームセンターでは苗が売っている場合もあるので時期によっては種からではなく、苗から育てていきましょう。
レモンバームの育て方③: 成長初期には摘心
せっかく育てるなら沢山収穫したいと思いますよね。
そこで成長期に出てくる先端の芽をつまんで取ってしまいましょう。
そうすることで、沢山の葉が出てきて収穫時期に多く収穫できるようになります。
レモンバームの育て方④: お花が咲いたら切り戻し
摘心をしていると、大体6月くらいからレモンバームにキイロや白の花が咲いてきます。
とっても可愛らしい花ですが、この花が出てきたら半分ぐらいの長さに切ってしまいましょう。
花を咲いたままにすると、花にどんどん栄養が蓄えられてしまい収穫したい葉っぱの部分が成長しなくなってしまいます。
また香りも花にどんどん行ってしまいますので、葉っぱにも良い香りを残すためにも、この作業は必要です。
残った葉の部分はそのまま使う事もでき、残った部分は成長してまたどんどん葉を増やしてくれますので、10月くらいまで収穫をすることができます。
また下の方に咲いている花は摘んでしまうと、来年用の種が出来なくなってしまいますので、こちらは残しておきましょう。
レモンバームの育て方⑤: 育ったレモンバームを収穫
葉が育ってきたらいよいよ収穫です。
収穫しながらも、どんどん葉っぱを増やすために上手に収穫していきましょう。
大体8枚から10枚くらいを風通しが良くなるようにバランスを見ながら取っていきます。
収穫した葉っぱは完全に乾燥するまで吊るしておきます。
完全に乾燥したら葉っぱの部分だけを取って、湿気に触れないように保存容器にいれて下さい。
レモンバームの育て方のコツ5選
レモンバームの育て方をご紹介しましたが、もっと上手に育てるために育て方のコツもお伝えしていきます。
ちょっとの差でレモンバームの育ち方が全然違ってきますよ。
- レモンバームに適した日当たりや置き場
- レモンバームが柔らかく育つ水やり
- 香りを楽しむためには植え替えが必要
- ハダニなどの害虫の抑え方
- 良く育たせる肥料の選び方
レモンバームの育て方のコツ①: レモンバームに適した日当たりや置き場
レモンバームは夏の暑い時期に収穫できますが、直射日光に当ててしまうと葉が硬くなったり、茶色く枯れたような色になってしまいます。
思う存分、葉に朝日を当てた後は日陰に置いておくようにしましょう。
湿り気のある土を好むレモンバームをずっと外に置いておくと、土の水分が蒸発してしまうので様子を見て室内に移動するのも大切です。
レモンバームの育て方のコツ②: レモンバームが柔らかく育つ水やり
レモンバームは湿り気が多い土を好むので、水やりは忘れずに行いましょう。
ただし、上げ過ぎは根を腐らせてしまう事もあるので注意が必要です。
目安としたは鉢植えの表面が乾いてきたら(完全に乾ききる前に)水を上げるようにしましょう。
また霧吹きで朝晩の2回は葉にも水を上げていくのがポイントです。
レモンバームの育て方のコツ③: 香りを楽しむためには植え替えが必要
レモンバームの魅力は何といっても香りにあると思います。
レモンバームは根が腐らなければ毎年、目が出て育ちますが、同じ鉢のままだとレモンバームの香りがどんどん薄れてしまいます。
花から取った種を毎年使うか、植え替えや株分けをして植えなおす事で毎年良い香りのレモンバームを育てる事ができます。
レモンバームの育て方のコツ④: ハダニなどの害虫の抑え方
レモンバームだけでなく植物を育てるうえで注意が必要なのが害虫です。
ただ最終的に口に入るものにはあまり殺虫剤などは使いたくないですよね。
そこでハダニなどの害虫を抑えるために葉っぱの裏側の部分に霧吹きで水をあげましょう。
害虫を抑えるだけでなく、柔らかくて香りのいい葉を育てる事ができます。
レモンバームの育て方のコツ⑤: 良く育たせる肥料の選び方
レモンバームの肥料には基本的に緩効性化成肥料を使用するれば大丈夫です。
また、湿り気のある土を好むので液体肥料もおすすめです。
レモンバームの魅力4選
レモンバームの育て方や効能をご紹介しましたが、どうしてレモンバームをおすすめするかと言うと、レモンバームには魅力が沢山あるからです。
ここではコレを知ればレモンバームを手にしたくなる魅力を4点お伝えしていきます。
- 育てるのが簡単で初心者にもおすすめ
- 料理にも取り入れやすく使いやすい
- 食べるだけではない無限の使い方が可能
- 自然派の人も安心して使える
レモンバームの魅力①: 育てるのが簡単で初心者にもおすすめ
先ほどもご紹介しましたが、レモンバームは育てるのが本当に簡単です。
また育てるのが簡単な植物は沢山ありますが、レモンバームはその中でもトップレベルの効能があるのが魅力的です。
自分で育てたレモンバームが自分の体に良い効能をもたらせてくれるのは生活の活力にもなること間違いなし。
レモンバームの魅力②: 料理にも取り入れやすく使いやすい
せっかく育てたものをどう使うかわからなかったり、調べてみたら意外と手間がかかり面倒だった、となると育てて満足で終わってしまう可能性もあります。
でもレモンバームは料理に添えるだけだったり、乾燥させるだけなど簡単に生活に取り入れやすいのも魅力です。
レモンバームの魅力③: 食べるだけではない無限の使い方が可能
レモンバームの効能は口から食べるだけではなく、鼻から香りをかぐことで得られることも沢山あります。
後ほど、レモンバームの上手な使い方の所で紹介しますが、お風呂にいれたりポプリにしたりと、工夫次第で無限の使い方ができるのも魅力の1つです。
レモンバームの魅力④: 自然派の人も安心して使える
不眠症だからと睡眠導入剤などを取り入れるのには抵抗がある方も、レモンバームなら自然の物なので安心して使う事ができますよね。
色々な場面で薬などに頼るのも良いですが、そこまではちょっと…と不安な人はまずは自然界にあるレモンバームの効能を試してみてください。
レモンバームの上手な使い方4選
せっかく育てたレモンバームは最大限に使いたいと思いませんか?
そこでレモンバームの上手な使い方をご紹介します。
- ミントよりも香りが楽しめる「レモンバーム水」
- 爽やかな香りでスッキリと「入浴剤」
- リビングや寝室に「ポプリ」
- アンチエイジング効果を活かして「スチームパック」
レモンバームの上手な使い方①: ミントよりも香りが楽しめる「レモンバーム水」
ミントを水に入れてミント水を夏に飲む方も多いと思いますが、レモンバームでレモンバーム水もおすすめです。
ミントよりレモンの香りがする分、爽やかだけどきつくなく後味スッキリ。
暑い時期にどんどん葉をつけて収穫できるレモンバームは夏にお水に入れて飲めば、暑さにやられた体を元気にしてくれます。
レモンバームの上手な使い方②: 爽やかな香りでスッキリと「入浴剤」
レモンバームは夏にどんどん育ち、場合によっては使いきれない量になることも。
そこで夏はシャワー派な人もたまには湯船にお湯をためてレモンバームお風呂に使ってみませんか?
夏も冬と同じく冷房などで体が冷えやすく、特に外との気温差で体内がくるってしまう事も。
そこで湯船にゆっくりレモンバームを入れてつかれば、香りでリラックスし自律神経を整えるができます。
またレモンバームの成分がお肌にぐんぐん入り、つるつるのお肌が手に入ります。
レのモンバームの上手な使い方③: リビングや寝室に「ポプリ」
リラックス効果が高いレモンバームは乾燥させてポプリにするのもおすすめです。
リビングに置いておけばお客さんが来た時などいい香りでお出迎えできます。
また寝室に置けば、レモンバームの香りでぐっずり眠れて日頃の疲れをとることができ、次の日も元気に過ごせること間違いなしです。
レモンバームの上手な使い方④: アンチエイジング効果を活かして「スチームパック」
レモンバームにはアンチエイジング効果があるので蒸しタオルにレモンバームを挟んでお顔の上にのせれば、天然のスチームパックの完成です。
蒸しタオルが面倒であれば、熱湯にレモンバームを入れて湯気をあびるだけでもOK。
添加物などいっさい含まない、天然のアンチエイジングパックの完成です。
レモンバームのおすすめレシピ8選
レモンバームの効能を取り入れられるおすすめのレシピをご紹介します。
いつもの料理にちょっと加えるだけで体が喜ぶレシピに早変わりしちゃいます。
- レモンバームクッキー
- ドレッシング
- 梅酒
- ハーブティー
- パウンドケーキ
- レモンバームシロップ
- 白魚のムニエル
- レモンバームソーダ
レモンバームのおすすめレシピ①: レモンバームクッキー
クッキーの生地レモンバームを刻んで混ぜるだけで、レモンバームクッキーが完成。
爽やかなレモンの香りがくせになってきます。
取れたてのフレッシュなレモンバームを使うと焼くときに水分が一気に蒸発してしまい、焦げてしまう事があるので乾燥させたレモンバームを使用しましょう。
レモンバームのおすすめレシピ②: ドレッシング
オリーブオイル・酢・はちみつにレモンバームを刻んで、ブラックペッパーと塩で味を整えたら完成です。
サラダにかければ爽やかな風味が口の中に広がり、夏らしさを感じる事ができます。
マリネなどにも合うのでおすすめです。
レモンバームのおすすめレシピ③: 梅酒
最近、梅酒にハーブを入れて付けるのが1部の女子達に人気なのを知っていますか?
もちろんレモンバームを使って梅酒をつけることもできます。
青梅・氷砂糖・レモンバームをいれたら最後にホワイトリカーを注いだら後は半年待つだけで完成。
爽やかな香りが楽しめる梅酒が作れます。
レモンバームのおすすめレシピ④: ハーブティー
レモンバームは乾燥させても、摘みたてでもお湯を注げばハーブティーの出来上がりです。
鼻からも口からもレモンバームの香りが広がり、疲れた体と心をリラックス。
レモンバームのおすすめレシピ⑤: パウンドケーキ
パウンドケーキを通常通り作りレモンバームを生地に入れて焼けば爽やかなパウンドケーキの出来上がりです。
甘さを控えめにして、ホイップクリームを添えたり、シロップをかけたりといろいろなアレンジも楽しめます。
レモンバームのおすすめレシピ⑥: レモンバームシロップ
レモンバームは花粉症対策にもおすすめと口コミでも広がり、その当時に流行ったのがこのレモンバームシロップです。
レモンバームと砂糖と水を10分ほど煮詰めて冷ませば完成です。
水やお湯で割って飲んだり、ホットケーキにメイプルシロップの代わりにかけたりと使い方もいろいろ出来ます。
レモンバームのおすすめレシピ⑦: 白魚のムニエル
にフライパンにオリーブオイルをレモンバームを炒めてから魚を焼くと香りがよく、ワンランク上のムニエルに。
レモンの香りが鼻を抜けて、料理が苦手な私でもお店の味に出来上がりました。
ちょっとした工夫で美味しく仕上がるのもレモンバームの魅力です。
レモンバームのおすすめレシピ⑧: レモンバームソーダ
摘みたてのレモンバームにソーダを入れるだけで、爽やかな飲み物が完成です。
また、レモンバームで作ったシロップをソーダで割って摘みたてのレモンバームを添えればカフェ風のオシャレなレモンバームソーダの出来上がり。
おすすめのレモンバームの種
良いレモンバームを育てるのには良い種や土が必要です。
そこでおすすめのレモンバームの種・栽培キットをご紹介します。
このレモンバームの栽培セットは初心者でも始めやすい、レモンバームの苗・土・プランター・鉢底石がセットになっているので、届いたらすぐに始める事ができます。
またしっかり育てれば、花から種が取れるので肥料を加えれば毎年レモンバームを育てる事が可能に。
1つ購入すれば長期間楽しめる商品です。
レモンバームを生活に取り入れよう!
レモンバームは驚くべき効能を持っていながら、育てるのがとても簡単と誰でも生活に取り入れやすいハーブです。
料理やスチームパックなどでアンチエイジングやダイエット効果を味方につけて理想の女性に。
レモンバームで健康的な生活を手に入れて、毎日を楽しみましょう!