夏のお弁当をで気をつけるポイント
夏のお弁当は詰める時に、注意点を守らないと食中毒を引き起こす原因になります。
そこで、気を付けなければいけないポイントをご紹介しますので、チェックしてみてください。
- ラップを使う
- 食材を触らない
- おかずを分ける
- 水分の多いもの
- しっかり乾かす
- 味付けは濃い目
- しっかり火を通す
- 詰め方
- 殺菌効果
- 作り置き
①:ラップを使う
お弁当を詰めるときは、菌が繁殖しないように気を付ける必要があります。
そのため、おにぎりを握るときは、素手で行わず、ラップで握ることで手についている菌がおにぎりで繁殖するのを防ぐことが出来るため、食中毒の予防になります。
おにぎりを入れるときは、殺菌効果の高い梅干しやシソなどを一緒に使うと、食中毒を防ぐことができます。
ラップを使うと少しやりにくいと感じるかもしれませんが、徹底して行いましょう。
②:食材を触らない
素手で食材を触らないのがポイントです。
おかずは少しずつ色々な種類を詰めるため、手で直接入れた方が楽なことも多いですよね。
そうすると、手の菌が入ってしまうため、必ず菜箸を使ってお弁当を詰めるようにしましょう。
小さい子供の場合、デコ弁などを詰める親御さんもいますが、衛生面を考えると夏はできるだけ控えた方がいいです。
もし、デコ弁を行う場合は、きれいに除菌したピンセットを使って、手で触らずに完成させてみてください。
③:おかずを分ける
おかずはご飯の上にのせて、のっけ弁にすると簡単に作ることができますが、暑い季節は控えるのがおすすめ。
おかずは水気が出るものもありますし、他のおかずへの影響を考えると、個々に仕切って詰めるのがベストです。
そうすることで、味移りを防ぐことができます。
いくら水気を切ってからお弁当に詰めたとしても時間と同時に、水気が出ます。
④:水分の多いもの
水分の多いおかずは、不向きです。
夏場はお弁当が傷みやすいので
要注意。
そのため、煮物などどうしても水分の多いおかずを入れるときは必ず汁気を切ってから入れるのがポイント。
また生野菜のレタスやきゅうりなどおすすめすることができません。
普段入れているおかずも夏場だけは控えて、涼しくなってからまた入れてみてくださいね。
⑤:しっかり乾かす
お弁当箱を洗ったらしっかりと乾かすのがポイント。
ゴムなどのパッキン類もきちんと合わらないとカビが生えていたりしますよ。
よって、洗剤で洗っているという感覚ではなく、隅々まで汚れをしっかりと落とし、水気が全くない状態で詰めることが大切です。
⑥:味付けは濃い目
おかずは、味を濃い目にするのがポイント。
食べるときは冷めていますので、味が濃くないとピンボケし、美味しく感じないことがあります。
また、作ってから時間が立っているおかずのため、しょうゆや塩などで味を濃い目にすると、痛むのを防ぐことができます。
⑦:しっかりと火を通す
おかずはしっかりと通すことが大切です。
お弁当に人気のちくわやハムなどの加工食品は、そのまま生のままで入れることが多いですが、こちらは一度電子レンジで火を通してからいれましょう。
火を通していれるとより食中毒防止となるため行ってください。
火がどうしても通すことができない生野菜などは入れるのを控えるようにしましょう。
⑧:詰め方
おかずは、必ず冷ましてから詰めるのが基本です。
特に、ご飯は詰める範囲が大きいため冷ますのにも一番時間がかかります。
よって、ご飯は一番始めに詰めるのがポイントで、あとは殺菌作用のある食材を工夫して使ってみてください。
この工程をしっかりと夏に行えば、傷むのを防ぐことができ、お昼に美味しいお弁当を食べることができますよ。
⑨:殺菌効果
夏はとても痛みやすいため、殺菌効果のあるお酢を取り入れるのがおすすめです。
お酢で一度ふくだけでもかなり効果があります。
また、梅干しやしそなどをお弁当に積極的に取り入れると予防になります。
おかずなど仕切りを使わないという方はシソを使ってみてください。
混ぜご飯や炊き込みご飯などは傷みやすいので、梅干しを混ぜて殺菌効果を高めてみましょう。
⑩:作り置きおかず
朝、お弁当を詰めるのはとても大変です。
そのため、作り置きをしている方も多いですが、一度火を通して入れることが必要です。
そのまま入れてしまうと、おかずが傷む原因となります。
作り置きおかずは便利なのですが、電子レンジで一度火を通してから冷まして詰めてください。
夏のお弁当に入れないほうがいいもの
定番おかずも夏だけは避けた方がいいものがたくさんあります。
そこで、入れない方がいいおかずについて要チェック!
- もやし
- 生野菜
- マヨネーズ
- 煮物
- 混ぜご飯
- 果物
- 練り物
- 乳製品
①:もやし
野菜炒めの定番食材のもやしはおすすめできません。
なぜなら、もやしから多くの水分が出てしまうため、他のおかずにも影響が出て、食材が傷む原因に。
カップを使って仕切りを作るならまだギリギリ行けるような気もしますが、食べる人のことを考えて、もやしを使ったおかずはやめておきましょう。
もやしの保存についてはこちらの記事で詳しくご紹介しているのでぜひご覧ください!
【栄養管理士監修】もやしが長持ちする保存方法を紹介!気になる保存期間も解説栄養管理士直伝!もやしは水につけて保存するのが良い もやしを買ってきてもすぐに使う予定がない...
②:生野菜
お弁当の彩りは大切なので、生野菜を隙間に入れる方は多いですよね。
でも、夏は食材が傷みやすいため、火を通していない生野菜は危険です。
ミニトマトはその代表で、きれいに洗ってもヘタの部分から菌が繁殖してしまう恐れがあります。
よって、ミニトマトを入れるときは、ヘタを取り水分をしっかりと取ってから入れるのが大切ですが、夏場は避けるのがおすすめ。
また、きゅうりなどを使って色々な食材と組み合わせる方もいますが、きゅうりのほとんどは水分で出来ていますから、夏のお弁当にはやめておきましょう。
③:マヨネーズ
マヨネーズは常温で保存が可能ですが、どうしても夏のお弁当に不向きなのかというと、イモ類と混ぜることでおかずが傷みやすくなります。
ポテトサラダにはきゅうりなど水分の多いものが入っています。
そもそもイモ類も夏のお弁当に不向きな食材で、おすすめはできません。
もし、マヨネーズをお弁当で使いたいのであれば、個包装されたものを食べる直前にかけるのがベストです。
④:煮物
煮物は夏のお弁当に不向きなおかずです。
汁気がとても多く、おかずが傷みやすい。
野菜などを煮込むので、栄養バランスや前の日の残り物を入れることができるため、お弁当には便利なおかずでも、夏は注意がとても必要となります。
どうしても入れたい場合は、味を濃い目にして煮詰めるのがポイント。
そして、一度火を通し、しっかりと冷まして汁気を切ってからにしてください。
⑤:混ぜご飯
お弁当にご飯は必須ですが、夏場は混ぜご飯や炊き込みご飯は不向きです。
様々な食材が入っており、ご飯と組み合わせることでお弁当が傷みやすくなります。
そのため、夏場のご飯はシンプルな白米がベスト。
さらに、ご飯が傷むのを防ぐためにシソや梅干しなどを取り入れて、さらに予防するのがおすすめですよ。
そのため、混ぜご飯や炊き込みご飯以外に丼ものも避けてください。
⑥:果物
お弁当の食後にデザートとして果物を楽しむ方は多いですよね。
子供のお弁当となれば、果物はかなり喜んでくれるもの。
ただし、夏のお弁当では注意が必要になります。
果物はとても水分が多く、特にカットフルーツは菌が繁殖しやすいため要注意。
ドライフルーツや放送されたゼリーがおすすめです。
どうしても果物をお弁当に入れたいという方は、おかずと一緒に入れるのではなく、個別のタッパに入れ、容器をしっかりと冷やしておくのがポイントです。
⑦:練り物
おかずに便利な練り物は、夏場とても危険なおかずになります。
加工食品でそのまま入れることができるため、大変便利なのですが、食中毒を引き起こしてしまう可能性が。
かまぼこ、ちくわ、ハムなどいつもそのまま入れていた食材も夏のお弁当は一度火を入れてから詰めることで、必ず火を通してください。
⑧:乳製品
おかずで子供たちにも人気な食材はチーズです。
チーズは、キャラ弁に使う方も多く、子供が喜んでくれるならついつい夏場も使ってしまいそうですが、避けましょう。
チーズが大好きな方のためにお弁当にどうしても入れたいなら、焼きチーズにするのがポイント。
夏の暑い間だけの我慢なので、できるだけ乳製品を入れるのはやめてくださいね。
夏のお弁当におすすめのおかずレシピ
夏にお弁当を詰めるのはとても気を使います。
あれもダメ、これもダメと言われたら、一体にお弁当にどのようなおかずを詰めたらいいの?
そこで、夏のお弁当におすすめのおかずレシピを確認してみてください。
- ちくわ大葉巻き
- ピクルス
- きんぴらごぼう
- 生姜焼き
- わさび入り卵焼き
①:ちくわ大葉巻き
夏のお弁当に不向きな食材のちくわも火を通せば大丈夫!
さらに、殺菌効果のある大葉と一緒に組み合わせることで問題を解決することができます。
串に刺して甘辛煮焼いてしまえば、お弁当のおかずにぴったりな逸品を簡単に作ることができます。
季節に応じて調理法を変えるだけで、通常通りお弁当に入れることができる食材になるため、試してみてください。
②:ピクルス
殺菌効果の強い酢を使って野菜をつけるだけで、生野菜もお弁当にぴったりなおかずにすることができるため、夏におすすめです。
これなら、お弁当の彩りに使うことができるため、生野菜がなくても美味しそうなお弁当を準備することができますね。
ただし、酢などにつけているためお弁当に入れるときは汁気をしっかりと切ってから詰めるようにしてください。
他のおかずに味移りする心配がある場合は、カップなどに入れて調整してくださいね。
これで夏でも、気軽に野菜を摂取することができ、お弁当が楽しくなります。
酢は殺菌効果が強いですが、健康面では体脂肪率を減らしてくれる効果もあるので積極的に取り入れていきたい調味料です。
③:きんぴらごぼう
お弁当の定番のおかずはきんぴらごぼうですよね。
多めに作って冷凍しておけば、すぐにお弁当に入れることができます。
夏の暑い日でも変わる食材が入っていないため安心!
あとは、お弁当用に味付けを少し濃い目にすることで、おいしいおかずとして楽しむことができるためおすすめです。
お弁当はどうしても野菜不足になりがち。
そこで、根菜類をしっかりと入れて、栄養バランスを意識してみてください。
ただし、きんぴらごぼうにちくわを入れる場合は、注意が必要です。
しっかりと火を通して、作り置きをした時もレンジでチンをして一度温める工程は省かないようにしてくださいね。
きんぴらごぼう
ごぼうの保存方法についてはこちらの記事で詳しくご紹介しているのでぜひご覧ください!
【野菜ソムリエ監修】ごぼうを長持ちさせる保存方法を紹介!冷凍や保存期間もあわせて解説野菜ソムリエがおすすめするごぼうの保存方法 p-twitter:(https://twitte...
④:生姜焼き
お弁当おかずは、お肉系が大人気。
特に男子は、お肉がないとボリュームを出すことができません。
そこで、おすすめなのが生姜焼きです。
しょうがの効果でお弁当に殺菌効果を出すことができるため、安心して夏でもお肉たっぷりのお弁当を楽しむことができます。
作り方も簡単ですし、手間をかけずボリュームのあるお弁当を作ることができるため試してみてください。
朝の忙しい時間にお肉系の調理で、生姜焼きはとても簡単に作ることができます。
前もってお肉をつけておいて朝焼くだけという工程でもいいので、夏のお弁当には生姜焼きを取り入れてみてください。
⑤:わさび入り卵焼き
お弁当のおかずで人気なのが卵焼き。
でも、夏は卵が傷みやすいのが難点です。
そこで、卵焼きにわさびを入れて殺菌効果を高めてみてはいかがですか?
辛いものが苦手な方も火を通すことで和らぐため、美味しい卵焼きをお弁当で食べることができます。
卵焼きは色々な具材を入れて、バリエーションを広げることが出来るため、毎回お弁当に卵焼きをいれていても飽きることはありません。
わさびの他にも、殺菌効果のある梅干しやシソなどを混ぜて卵焼きを作れば、夏にぴったりのおかずにすることができるためおすすめですよ。
これで、夏でも卵焼きを安心してお弁当に入れることができるため、挑戦してみてください。
夏のお弁当に使いたい抗菌・保冷アイテム
夏にお弁当を詰めるとき、便利グッズを使えば、食中毒を簡単に防ぐことができます。
そこで、おすすめの抗菌や保冷アイテムをご紹介しますので、参考にしてみてください。
- 抗菌シート
- お弁当箱
- 保冷バッグ
- 抗菌カップ
- 保冷剤
①:抗菌シート
お弁当を詰めるときに、食中毒などの予防を意識するなら、抗菌シートがおすすめです。
抗菌シートの中に、殺菌効果の高いしょうがやわさびの成分が配合されたものが販売しています。
最近では、100均でも抗菌シートが販売しており、手軽に購入することができるようになりました。
そのため、夏のお弁当の便利グッズとして人気が高いため、ぜひお店でチェックしてみてください。
②:お弁当箱
お弁当箱って色々な種類がありますが、夏に使うなら保冷付きのものにしてみてください。
お弁当箱の蓋に保冷剤を入れるスペースがあり、保冷バッグや保冷剤を個別に用意する手間を防ぐことができるようになります。
よくお弁当の保冷剤代わりに冷凍したゼリーなどを入れますが、お弁当の蓋に保冷剤がついていることで、お弁当全体を簡単に冷やすことができます。
よって、夏に適したお弁当なので、夏用に新調するのもありですよ。
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③:保冷バッグ
夏のお弁当を持ち歩く場合に欠かせないのが、保冷バッグですよね。
これがあれば、お弁当が傷むのを防ぐことができます。
最近では、100均でおしゃれな保冷バッグがたくさん販売しているため、手軽に購入することができ、壊れてきたとしてもすぐに買い替えをすることができるため、便利なのでおすすめ。
お手持ちのお弁当箱が簡単に入るタイプの保冷バッグを探してみてください。
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④:抗菌カップ
お弁当のおかずを詰めるときに使うアイテムの一つカップ。
これを抗菌にすることで食中毒予防を行うことができます。
汁物がこぼれず、他のおかずに味移りをするのを防ぐことができ、さらに夏の食中毒を意識することができるため便利なアイテムです。
抗菌シートと一緒に利用することで、より対策を強化することができるため、ぜひ夏に取り入れてみてください。
⑤:保冷剤
夏に欠かせないアイテムが保冷剤。
冷たい飲み物やお弁当などとにかく、食品が変わらないように持ち歩かなければいけないアイテムです。
最近の保冷剤は可愛らしいデザインが多く、インスタ映えするものも。
でも、長く使っているとやぶけてきたりして、買い替えも必要になります。
無料でもらってきた保冷剤をお弁当を冷やすのに代用してもOK。
保冷材の中身は、消臭剤として使うこともできるため、やぶれて捨てるのは勿体ありません。
さらに、使い道があるので自宅には夏に向けて保冷剤をしっかりと準備しておいてくださいね。
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おすすめのお弁当本
毎日お弁当を詰めるとなるとレパートリーが必要になります。
毎回、同じおかずばかりだと食べる側も飽きてしまいます。
そこで、お弁当におすすめのレシピ本があればもう安心。
楽して簡単なおかずを詰めることができ、節約にもつながるため一石二鳥です。
そして、夏に入れてはいけない材料を把握しておけば、季節に応じて様々なお弁当を簡単に詰めることが出来るため、ぜひチャレンジしてみてください。
夏でもお弁当を美味しく食べる方法をマスターして
毎日お弁当を詰めている方も、夏はしっかりと注意点を守ることで、食中毒を防ぐことができます。
とても簡単にできる対策ばかりで、お手軽レシピも豊富。
これなら、普段のお弁当詰めと変わりありませんので、食材や便利グッズを上手に活用してみてください。